過去の活動報告 No.91








第245回噺の会じゅげむ定期公演 

 第81回 高槻市民寄席  

        
と  き  平成26年7月13日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


今回の活動報告もくじらいだー@さんのブログ

の「ミニ活動報告」も引用させていただきました。

(以下の青字の部分です。)

奇数月は「高槻市民寄席」

なぜか、雨にたたられる確率が高いようです。

今回も、あいにくの「梅雨空」。


高座を組むだけで汗ビッショリ!?

蒸し暑い一日でした。



この会場設営が素人落語会でのメインイベント

と言えるかも知れません。


今回も見事に寄席の会場が出来上がりました。


会場設営が終われば、次はお客さんに配布す

るプログラムとチラシ類の準備です。プログラム

の余白には、入場者数が一目で分かるように

ナンバリング(お客さんからご提供いただきまし

た)で一連番号を打ちます。



会場の受付も完成。


会場では、本日のゲスト「レフアニコ・フラクラ

ブ」の皆さんが、入念なリハーサルをされてま

す。

開演前から盛り上がってます。


開場時間です。メンバー総出でお客さんをお迎

えします。


開演時にはすでに入場者数は100名を超えて

います。

そして、今回の活動報告では久しぶりに演者の

四分割写真を復活しました!!



トップは、三流亭志まね(さんりゅうてい・しまね)

さん。ネタは、「平林(ひらばやし)」です。志まね

さんは、江戸落語なのですが、上方落語でもほ

とんど同じ内容・タイトルで演じられる噺です。た

だ、上方では「たいらばやし」と表記することが

多いみたいです。


♪イチハチジュウのモークモク、ヒトツとヤッツ

とトッキッキ・・・落語の王道とも言える噺を志ま

ねさんらしく、軽妙に・・・



二番手は、当会きっての若手(高校生!)で、今

回が3回目の高座になる高月亭太陽(たかつき

てい・たいよう)さん、演目は、「親子酒」です。大

の酒飲み(というより、酒に飲まれてしまう)親子

のちぐはぐな会話が楽しい落語です。



未成年につき「打ち上げ」でも彼はソフトドリンク

です。お酒が飲める年齢達した頃、どんな落語

を聞かせてくれるんでしょうな。今回は「江戸落

語」仕立ての「親子酒」でした。


お茶子はおなじみ、高座の守護神「天乃小てる」

さん。



三番手は、寿亭司之助(ことぶきてい・しのす

け)さん。ネタは、「勘定板(かんじょういた)」で

す。上方落語は下品な噺が多いが、この落語

はその中でも一番上品で、ほのかに香り立つ

ような落語!? と言う触れ込みでしたが・・・



プログラムの「次回の高槻市民寄席」の日程が

ミスプリント。責任者は廊下に立ってなさい・・・

この噺、タイトルからは想像つきませんが、まず

「映像化」は無理ですな。



中トリは、洋酒家巧駆(ようしゅや・こーく)さん。

演目は、十八番の「仔猫」です。タイトルを聞くと

ちょっと可愛い感じがするのですが、ストーリー

は怪談仕立てになっています。


客席には大学落研の先輩が来られてました。

こういった「大ネタ」をきちんと語れるにはさす

が。見事な中トリ。



おかげさまをもちまして、今回も入場者172名

の大入満員となりました。ご来場いただきました

お客さんに改めて御礼申し上げます。高槻市民

寄席では連続62回目、定例会では連続134回

目の大入り記録の更新になりました。


中入り休憩(約10分)。


今回は、太陽さんが修学旅行先のカナダから

お菓子のお土産を買ってきてくれました。最近

の修学旅行って海外に行くんですね。私(HP

管理人)の高校では修学旅行などありませんで

した・・・。




お菓子はみんなでおいしくいただきました♪


中入り後に登場は、びい亭るうず(びいてい・

るうず)さんなのですが、座布団の上には小さ

な椅子が・・・。膝を痛めたとのことで、正座は

少々きついようです。このところ、うちの会には

膝の故障者が続出しているようです。


ネタは、「元犬」です。本来は江戸落語だと思う

のですが、上方でも十分に受けるネタです。ま

た、演者によっていろいろなサゲがあります。


信心を極めると、犬が人間になれる・・・。これ

も落語ならでは。



でも、人間の世界がいいのかどうか疑問も残り

ますが。


毎年恒例になったレフアニコ・フラクラブさんの

フラダンスです。

まずは、リーダーの花の家夢々(はなのや・むー

むー)さんから曲目の解説です。夢々さんは、知

る人ぞ知る女流噺家でもあります。


「高槻市民寄席」の夏の定番イベント。今年で

もう10年目です。年々、メンバーも増え、華や

かさもグレードアップ。




今回は全部で6曲。

 ① ピリアロハ
 ② ハレイワフラ
 ③ ナニナニナニヴェヌーセ
 ④ ワイカフリ
 ⑤ 月の夜は
 ⑥ 憧れのハワイ航路



艶やか。


高槻にいながら、ハワイに来た気分。


フラダンスを鑑賞していた当会のメンバー達も

思わず踊り出します。


ラストはお定まりの「憧れのハワイ航路」。

出演者総出演で、客席の後方からの登場です。


おなじみの曲なので、お客さんの中には一緒に

歌い出す方も多かったようです。



ついには、お客さんもダンスの輪の中に。


フラダンスでハワイ気分を満喫した後は、今回

の大トリ、潮吹亭くじら(しおふくてい・くじら)さ

んの登場です。演題は、人間国宝・桂米朝師匠

の創作落語「一文笛(いちもんぶえ)」です。



時代は明治の初め頃、チボ(すり)が主役の噺

です。
盗人根性から長屋の子供の命を危うくし

てしまい、何とかその子供の命を救おうとする

人情噺に仕上がってます。


そういえば、最近左利きのことを「ぎっちょ」と言

わなくなりました。

この、笑うところのほとんどない噺。サゲの「実

はわい、ぎっちょやねん」できちんと受けてくだ

さると、ホッとします。




無事にお開きになり、これも恒例になりました

フラダンスの皆さんと一緒に落語の出演者と

スタッフで、お客さんのお見送りです。


今回も皆さんに楽しんでいただいたようです。


打ち上げは、鶏料理のコースをいただきました。


会場設営、口演、撤収作業で汗をかいているの

で、乾杯のビールが旨い!!

(未成年の太陽さんはソフトドリンクです。念の

ため・・・)






第246回 噺の会じゅげむ定期公演

 
高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.155
   
        
と き  平成26年8月31日(日) 午後2時開演


ところ  
高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


今回は、夏も終わろうという31日の開催です。

でも、まだまだ暑い日が続いていました。天候

は晴れ。今回の活動報告も、くじらいだー@さ

んのブログの「ミニ活動報告」の内容を交えさ

せていただいています。(以下の青字の部分)


出演者とスタッフは午前10時30分に集合して

全員で会場の設営をやります。ここから手作り

の寄席が始まるんですね。



高座と客席が完成しました。

.

今日は、ざくろさんがハメの入る演目を演るの

で、お囃子担当のくじらさんと綿密な打ち合わせ

をしています。


今回のプログラムです。図らずも出演者の芸名

が「ひらがな」ばかりになってます。偶然とは言

え、「噺の会じゅげむ」史上初めてのことです。



受付の風景です。

「駅前寄席」の開場時刻は1時30分ですが、

早い方はもう1時前からお越しです。

開演の2時前にはもう100名近いお客様です。

ありがたいことです。


開演です。すでに客席はほぼ満員状態。

後方は机で椅子がわりにして座ってもらってい

ます。


先陣は、潮吹亭くじら(しおふくてい・くじら)さん。

開演より少し早めに出て「前説」を兼ねた出番

です。「携帯電話など音の出るものは電源を切

るかもしくはマナーモードに」というお願いもした

のですが、ちょっと残念な出来事も・・・それは

また後ほど。



ネタは、「商売根問」です。「鷺とり」の前半部分

を独立させたもので、くじらさんの十八番の演目

でもあります。いろんな商売にチャレンジをして

一儲けしようとしますが、どれもこれも中途半端

なので、結局は損ばかりしてしまいます。



一席終えて高座から楽屋に戻るくじらさん。

今回の特集は、各演者のホッとした表情を切り

取ってみました。




二番手は、かのビートルズの大ファンだという

びい亭るうず(びいてい・るーず)さん。演目は、

「手水(ちょうず)廻し」です。同じ国内でもそれ

ぞれの地方の言葉があり、意味を取り違えると

大変なことになってしまいます。


「爆笑ネタ」の一つとして、プロでも多くの方々が

手がけています。「手水」とは、いわゆる「洗顔」

のことで、決して「長い頭」ではありません・・・


るうずさんが楽屋へ戻るところです。まだまだ、

テンションは上がったままのようです。

  


お茶子は「高座の守護神」天乃小てる(あまの

・こてる)さん。


三番手は、高月亭すばる(たかつきてい・すば

る)さん。ネタは、「仁義なき校争」です。中学校

での校内暴力を抑えるため、先生たちがヤクザ

になりきり、強持ての態度でビシビシと教育に

励みます。


すばるさんは「花王名人劇場」世代なんですな。

あの番組では、桂三枝(現六代文枝)師の創作

落語が数多く発表されました。このネタもその一

つ。聞いてると、いかにもあの時代の作品です

な・・・



すばるさんの楽屋に戻る姿です。こちらはまだ

緊張感が漂ってますね。


中トリは、南茶亭おすし(なんちゃってい・おす

し)さん。演目は創作落語の「ハンカチ」です。

ハンカチ1枚をめぐり夫婦げんかになるのです

が、ひょんなことから夫は商店街のイベントで

「妻に愛を叫ぶコンテスト」に出場することに。

新しい人情噺とも言えますね。


「二丁拳銃」小堀氏作の創作。すでに多くの

プロが手がけ、早くも「古典化」しています。

人一倍家族愛の強いおすしさんの十八番です。



 ※編集者注
  「二丁拳銃」は、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の
  お笑いコンビです。


お客さんの反応もよく、満足げに高座を下りる

おすしさん。



中入り。


プログラムに連載中のくじらさんのコラムは、

特集コーナーの「くじらのひとりごと」に掲載して

います。


11月にゲスト出演の予定の正直亭黄門(しょう

じきてい・こうもん)さんとメンバーの悠々亭一光

(ゆうゆうてい・いっこう)さんからの差し入れの

お菓子です。


中入り後は、江戸落語担当の三流亭志まね

(さんりゅうてい・しまね)さん。ネタは、「真田

小僧」です。子供が主人公の落語ですが、こ

の子供、実に頭がよく(ずるがしこい?)、親

からうまく小遣い銭をせしめます。


「初天神」の寅ちゃんよりワンランク上のこま

しゃくれた子供が出てきます。この噺、実際は

まだまだ続きがあって、そこを聞かないとなぜ

タイトルが「真田小僧」なのかわからないので

す・・・


志まねさんが高座から楽屋へ戻ったところ。

「やっちゃった!」といった表情でしたが、よく

受けてました。


満を持してのトリは、六弦亭ざくろ(ろくげんてい

・ざくろ)さん。演題は、芝居噺の「足上り」です。



おそらく「芝居噺」が当会でかかるのは初めて

でしょう。ざくろさんは「芝居」の経験が豊富な

だけに、まさに独壇場。さすがの一席。


芝居の「東海道四谷怪談」のストーリーを番頭

さんが丁稚の定吉に仕草を交えて話す場面が

クライマックスです。実に迫力がありました。


トリの一席を終えて楽屋にに戻ったざくろさん。

当会では最年長ですが、まだまだ元気です。



終演後、お客さんをお見送りするスタッフです。

当会のマスコットの寿亭さや豆(ことぶきてい・

さやまめ)ちゃんも今日は浴衣姿で好評でした。



で、はじめに述べた「残念なこと」とは、開演中

に二度も携帯電話の着信音が鳴ってしまった

こと。ご本人は気づいていないのか、なかなか

鳴りやみません。演じる我々よりも、周りのお客

様方のご迷惑になります。最低限のマナーは

守ってもらいたいものです。


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