過去の活動報告 No.90





 

第243回噺の会じゅげむ定期公演 

 第80回 高槻市民寄席  

        
と  き  平成26年5月11日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


いつもお世話になっている高槻市生涯学習セン

ターの正面入口です。


会場の設営は全て自分達でやります。


照明装置の設営もお手のもの!?


会場設営が終われば、配布用のプログラムと

次回のチラシの準備です。


ということで、準備完了。



少々お疲れ。とりあえず、いっぷく・・・。



今回は、高月亭(たかつきてい)すばるさんと

太陽(たいよう)さんの親子から(奥さんから?)

巻き寿司の差し入れです。


とにかく、具が多い!!! 

ホント、美味しかったです。


差し入れ食べても昼食は食べに行きます。

いつもの「めしや食堂」の帰り道。

天気は快晴!



入口付近のディスプレイです。



まだ開場前の準備中ですが、来られたお客さん

は入場していただいています。



受付の準備も万端です。


寿亭さや豆(ことぶきてい・さやまめ)ちゃんは

お茶子の座布団運びの特訓中!?


午後1時半の開場時間です。


開演直前の楽屋です。

今回出番のない潮吹亭くじら(しおふくてい・くじ

ら)さんは出囃子係専従でスタンバイOK。



開演です。すでに100名を超えるお客さんが

ご入場されてます。

今回の活動報告も助っ人にくじらいだー@さん

ブログの「ミニ活動報告」も引用させていただ

きました。(以下の青字の部分です。)



トップは、先月トリを務めた文々亭小輔(ぶんぶ

んてい・こすけ)さん。ネタは、「犬の目」です。

この噺は、古典落語ながらSF的な要素を多分

含んでいます。映像的にはホラーかも知れま

せんが、落語にすると爆笑ネタになります。


この「犬の目」は、故・仁六家拾八(にろくや・

じゅうはち~H17年逝去)
さんの得意ネタでし

た。とぼけた味わいが絶品でした。小輔さんは、

そのとぼけた中にも爽やかさがあふれていま

す。



当日の高槻市民寄席のプログラム「市民寄席

かわら版」第82号です。



二番手は、江戸落語担当の三流亭志まね(さん

りゅうてい・しまね)さん。演目は、「壷算」です。

江戸落語でも上方落語でも同じタイトルで演じら

れています。最近急増している特殊詐欺ほどで

はありませんが、これも立派な詐欺でしょうね。


なんとヒザを痛めてしまい、江戸落語なのに「見

台」使用となりました。でも、意外に便利でしょ?

本来の江戸落語としての「つぼ算」はサゲがわ

かりにくいので、ここでは上方風です。


当会専属のお茶子さんの天乃小てる(あまの・

こてる)さんです。


三番手は、南茶亭おすし(なんちゃってい・おす

し)さん。ネタは、笑福亭福笑師匠の創作落語

「宿屋ばばあ」です。このタイトル、落語を知らな

い人が見ると、きっとクレームがつくでしょうね。


福笑師の創作ものならではの、ギャグが機関

銃のごとく飛び出してきます。ダジャレも多く飛

び交います。

そのへんは、おすしさんにピッタリ!




最楽屋の外の荷捌き用エレベーターホールで

は、次の出番の六弦亭ざくろ(ろくげんてい・ざ

くろ)さんがネタ繰り中。最も緊張する時間帯で

もあり、ここでネタ繰りをする人も多いようです。


中トリは、先ほどネタ繰りをしていたざくろさん。

演目は、旬のネタの「野崎詣り」です。「♪野崎

詣りは~屋形船で詣ろ♪」の歌詞で知られる東

海林太郎の野崎小唄は、この落語と同じ大阪府

大東市の慈眼寺(じげんじ)の野崎観音が舞台

です。


大阪で5月といえば「野崎詣り」ですが意外に

行く機会がないものです。「運定めのケンカ」と

は、いかにも落語の世界ですね。元気いっぱい

の「ざくろワールド」です。



おかげさまを持ちまして、今回も入場者183名

の大入満員となりました。定例会では、132回

連続、高槻市民寄席では、61回連続の大入り

記録の更新です。



中入り


中入り休憩中の控え室ですが、何となく緊迫感

が漂ってます。実は、太陽さんの父親でもある

すばるさん(右)さんはこの日がデビューになり

ます。


出番直前のすばるさんです。息子の太陽さん

は、1月にデビューして、すでに2回の高座を

経験しています。いわば、お父さんの先輩に

当たる訳ですね。

(ちょっと態度も偉そうだったりして・・・)


さて、中入り後は、今回が初高座になる高月亭

すばるさん。ネタは、「転失気(てんしき)」です。

聞き慣れない言葉ですが、早い話が「放屁」、

つまり「おなら」のことですね。


高校生「高月亭太陽」さんの「保護者付き添い」

で高座に登るつもりはなかったらしいですが、

私も含めて多くのメンバーは「いずれこういう日

が来る」と思ってました。よく通る声ですし、太陽

さんより落語に向いているように思いますが・・・


笑門来福。(「笑」という字も笑ってます)



今回のトリは、東京への単身赴任のため遠距

離出演を続けている悠々亭一光(ゆうゆうてい・

いっこう)さん、演題は、江戸落語の「やかん」で

す。元来は大阪なので上方落語の一光さんなの

ですが、江戸落語を聴く機会が多いので、上方

落語と江戸落語をうまく使い分けています。


そういえば一光さんも当初は「スタッフ入会」で

したが、今や「じゅげむの顔」です。高座って、

一度経験すると病みつきになるんですな。今回

の一光さんは見事な「江戸前」です。


いわゆる根問い物の落語です。なぜ「やかん」

が「やかん」という名前なのか? というどうでも

よいようなテーマを、戦国時代の合戦まで持ち

出して熱弁をふるいますが・・・。



無事にお開きになり、出演者とスタッフでお客さ

んをお見送りします。


後片づけを終え、控え室でくつろぐメンバーたち

です。


打ち上げは、海鮮料理の屋台風居酒屋「豊丸

(とよまる)」で、ちゃんちゃん焼きで乾杯です。


本当に、寄席の後の一杯は最高に旨いですね。


最後は、恒例、くじらさんの大阪締めでお開きと

なりました。

次回定例会は、高槻西武百貨店で6月15日

(日)開催の第154回「駅前寄席」です。

皆様方のお越しをお待ち申し上げております。









第244回 噺の会じゅげむ定期公演

 
高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.154
   
        
と き  平成26年6月15日(日) 午後2時開演


ところ  
高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


梅雨入りしていますが、この日の天候は晴れ。

今回も、くじらいだー@さんのブログの「ミニ活

動報告」の内容を交えさせていただいています。

(以下の青字の部分になります。)


「噺の会じゅげむ」の定例会のメンバー集合時

間は午前10時半。W杯対コートジボワール戦で

の本田選手の先制ゴールで盛り上がってたの

ですが・・・。



高座は、机2脚に毛せんをかぶせて作ります。

.

これで寄席会場の出来上がり!!


今回は、客席の最後尾をこんな風に工夫して

みました。椅子がわりの机の後ろにさらに通路

を設けました。



お客さんにお配りするプログラムや各種チラシ

類を協力して準備しているところです。


ただいま準備中。


開場は1時半の予定ですが、いつも1時過ぎに

はお客さんがお越しになるので、待っていただく

こともなく、そのまま会場に入っていただいてま

す。


今回は、いつもお茶子さんを務めてもらってる

天乃小てる(あまの・こてる)さんがお休みだっ

たので、志熨家かりん(しのすや・かりん)さん

と寿亭さや豆(ことぶきてい・さやまめ)ちゃん

のダブルお茶子です。


楽屋に積まれたこの日のお囃子用のカセット

テープです。アナログですが、出囃子などのタ

イミングを合わせるためには、テープが最適な

のです。



前説は、今回出番のない六弦亭ざくろ(ろくげん

てい・ざくろ)さんです。

今日の「駅前寄席」は、サッカー日本代表同様

最強メンバーでお送りします!?



というところで、第154回の「駅前寄席」の開演

です。この時点で客席はほぼ満席でした。


トップバッターは、先月の定例会でトリを務めた

悠々亭一光(ゆうゆうてい・いっこう)さん。ネタ

は、中国の故事にまつわる落語「二十四孝」で

す。


「親孝行」に関する故事がいろいろ出てきます。

一光さんご自身は、家族のため東京への単身

赴任で頑張るお父さんです。



お茶子は、「志熨家かりん・寿亭さや豆」の母娘

コンビ。すこし自我が芽生えつつあるさや豆ちゃ

ん。もしかして「こんなアホゲな大人たちの相手

をしてる場合やない」と感じつつあるのか?



二番手は、文々亭小輔(ぶんぶんてい・こすけ)

さん。演目は、「世帯念仏」です。最初から最後

まで仏壇の前で念仏をあげ続けるというちょっと

風変わりな落語です。


小輔さんにとっては「ネタおろし」ですが、元々

は、今や当会のレジェンド「仁六家拾八」さんの

十八番。小輔流のとぼけた味つけです。


こちらは、今回出番がないので、受付を担当す

る高月亭(たかつきてい)すばるさん・太陽(た

いよう)さんの親子コンビです。



三番手は、お囃子係を担当しながら演者として

も活躍する潮吹亭くじら(しおふくてい・くじら)さ

ん。ネタは、何とも不思議なシチュエーションの

落語「猫」です。



噺の中の「猫」のセリフは、枝雀師の心の叫び

だったように思います。サゲは、かの「SR」から

の転用でわかりにくいはずなんですが、当会の

お客様はさすが勘がいいんです!





おかげさまで、今回も入場者104名の大入りと

なりました。「駅前寄席」では、88回連続、定例

会としては、133回連続の大入り記録の更新で

す。


中トリは、寿亭司之助(ことぶきてい・しのすけ)

さん。3月に仕事中に膝の骨を骨折してから久

しぶりの定例会の高座です。演目は「饅頭こわ

い」でした。


膝が完治しておらず、果たして「正座」はできる

のか?

「小椅子」の使用により、どうにかセーフ。

古典落語の代表ともいえる噺を、そつなく演じ

切り中トリの責を果たしました。


中入り休憩。




中入り後は、南茶亭おすし(なんちゃってい・お

すし)さん。ネタは、十八番の「動物園」です。


移動動物園の人気者の虎が死んでしまい、そ

の毛皮で作った着ぐるみで急場をしのごうとす

るのですが・・・。。


よく考えてみれば、虎の毛皮を着て「日当一万

円」。アルバイトとしては、決して悪くない。結構

高額の「人件費」ですな。



楽屋で出番を待つ三流亭志まね(さんりゅうて

い・しまね)さん。落語に対する姿勢は常に前向

きで出番の直前までネタ繰りを欠かしません。






満を持してのトリの志まねさんの登場です。

演題は、江戸落語の大ネタともいえる「死神」

です。この落語は、明治時代に三遊亭円朝が

ヨーロッパの死神伝説を元にして作ったとされ

ています。


何をやってもうまく行かない男が、死神と出会い

ます。そして、金もうけのアドバイスを受けて、

そのとおり実行してみると、ことごとく成功する

のですが・・・。この噺のサゲは、歴代のプロの

噺家が考案しており、いろんなパターンがあり

ます。


消えかけた「寿命のろうそく」をうまく継ぎ足した

まではよかったが・・・何ともあっけない。でも、

それが「落語」というものなんですね。

今や「噺の会じゅげむ」の屋台骨を支える志ま

ねさん。見事な「大トリ」です。



無事にお開きとなり、お客さんのお見送りです。


今回の打ち上げは「王将」で、餃子とビールで

乾杯です。冷えたビールに焼きたての餃子は

たまりません!!


次回の定例会は、7月13日(日)に高槻市の

生涯学習センターで開催の「高槻市民寄席」で

す。皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げて

おります。



プログラムに連載中のくじらさんのコラムは、

特集コーナーの「くじらのひとりごと」に掲載して

います。

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