過去の活動報告 No.132




梅雨入り前のいいお天気になりました。

「駅前寄席」も195回目となります。

あと5回で200回!! コロナ禍がなけ

れば、すでに200回を超えていました。

以後は、順調に回数を重ねたいですね。


店内では、2日前にオープンした

「ビックカメラ」が賑わっていました。


この会場(多目的ホール)に入ると、

いつもパーティ形式の配置のままです。

これを撤収して、寄席会場に作り替え

なばなりません。


寄席の中心となる演者が落語を演じる

高座を設営します。周辺のティスプレイ

を含め、細かい作業になります。



当会の大入り基準の約100人分の席を

並べました。コロナ以前はもっと多くの椅子

がぎっしりと並んでいたものなんですが、

今はコロナ対策で、若干の間隔を空けて

配置しています。




今回も早めに受付を設営し、早めの

開演1時間前に開場して待機をして

いました。



前説は、出番のない寿亭司之助さんが

務めました。来月の定例会は、参議院

選挙のため中止。それにちなんで、当会

も三つのマニュフェストを公表しました。

(選挙には出ませんが・・・)


その間にも、次々とお客さんが来場され

ています。体温測定と手指の消毒、そして

連絡先の記載をお願いしています。なお、

案内ハガキをお持ちの方は、連絡先の

記載を省略してご入場いただけます。


予定どおりの午後2時開演です。

もうすでに、客席はほぼ埋まっていました。

今回の活動報告も、くじらいだー@さん

ブログの「ミニ活動報告」を引用させて

いただいてます。(以下の
青字
の部分)


トップは、三流亭志まねさんです。

演目は「平林」。字を読むのが苦手の

丁稚さんがお得意先の平林さんに手紙を

届けるよう、命じられました、宛名の読み

を忘れて町ゆく人に尋ね歩きます。


江戸・上方を問わずスタンダードな演目

ですが、「いちはちじゅうのもくもく」と

「ひとつとやっつのとっきっき」が一瞬

ごっちゃになってしまった? 百戦錬磨の

志まねさんでもこういうことがあるんです。

でも、高座はトップから大受けです。


今回は、各演者が一席終わった直後の

様子を撮ってみました。高座を下りてきた

表情で、落語の受け具合や演者の満足度

が分かるものです。志まねさんはちょっと

不本意だったような・・・。


二番手は、高月亭すばるさん。演目は

「ひとり酒盛り」です。宿替えで手が離せ

ないということで、酒や肴の段取りを

友人にさせるだけさせて、一人で全部

呑んでしまいます。友人は怒って・・・。


落語の世界の「酒飲み」は、何んとも

意地汚い? しかしながら、演者のすばる

さんは、当会きってのジェントルマンです。

笑いのバトンがうまくつながっています。


すばるさんの高座を下りた直後の様子。

全力で演りきったという感じですね。


お茶子は、いつもの志熨家かりん・寿亭

さや豆の母娘コンビです。一席終わるごと

に高座周りも消毒しています。


抜かりない感染対策のおかげで我々は

安心して高座に登れます。感謝です。


三番手は、潮吹亭くじらさん。演目は

「冷蔵庫哀詩(えれじー)」です。

桂小春団治師の創作落語。冷蔵庫の中の

食品たちが会話や恋をするという人間模様

ならぬ食品模様を題材にした落語です。


想像以上の受け方、演者自身がびっくりし

ています。本当にこの噺、よくできています。

昭和30年代「三種の神器」のマクラもうまく

はまったような・・・


くじらさんの高座を下りた直後です。

お客さんの受けもよく、噺の出来に

満足げな様子ですね。


おかげさまで、今回は96名のお客さん

にご来場いただきました。大入りには

少し足りませんでしたが、コロナ禍以降

では一番の入りとなりました。この調子で

伸ばして行きたいものです。


中トリは、びい亭るうずさん。演目は

「元犬」です。人間に生まれ変わりたい

と八幡様に願掛けをする信心深い犬が

願いが叶って、突然に、人間に生まれ

変わり、奇妙な行動で笑わせてくれます。


前日に純朴な子供たちの前で落語をする

機会があって、心が洗われる思いだった

ようで・・・。駅前寄席とは全く違う客層で

すね。ご本人は「稽古ができていない」と

おっしゃてましたが、何の何の、スキのな

い中トリです。


るうずさんの高座を下りた直後です。

お客さんの反応もよかったようで、

まずまずの表情でした。



ここで、中入りの休憩時間です。

基本的には、トイレタイムという

ことで約10分間のお休みです。


今回の楽屋のお菓子は、巧駆さんの

地元の姫路城の形をしたお城やきです。

皆で美味しくいただきました。


中入り後は、洋酒家巧駆さん。演目は、

「阿弥陀池」です。新聞を読んでいな

かったために、ウソの事件で驚かされた

男が、そのマネをして他の誰かを驚か

そうと企てますが、それが大騒動に・・・。


他のメンバーにない「はんなり」した

味わいの高座です。

最近はそこに「貫禄」も加わって、

得難い芸風となっています。



巧駆さんの高座を下りた直後です。

このネタは、十八番なので、もう余裕

といった感じですね。


トリは、歩鱈小酔さんです。演目は、

「太鼓腹」の一席。今では、すっかり

廃れてしまった、宴席を盛り上げる

芸人の「太鼓持ち」、いわゆる

「幇間(ほうかん)」が登場する噺です。


その朗らかな芸風は今も変わらぬ「噺の会

じゅげむの若大将」。最後は太鼓持ちに

ケガを負わせたまま逃げてしまうという

えげつない展開ながら、そのさわやかさ。

見事な大トリです。


我がままな若旦那が鍼灸(はり治療)に

凝ってしまって、太鼓持ちを無理矢理に

患者にしたてあげ、はりを打つのですが、

なまじっかな知識だけなので、とんでも

ない成り行きになってしまいます。


小酔さんの高座を下りた直後です。

仕草も多く、ちょっと難しいネタを、

きっちりと演じきって、トリの大役を

無事に全うしたといった雰囲気でした。


今回も無事お開きになり、スタッフ総出

で、お見送りさせていただきました。

プログラム連載中のくじらさんのコラムは、

特集コーナーの「くじらのひとりごと」

掲載しています。


終演後は、また、元のパーティ形式の

配置に机や椅子を戻して撤収完了です。

来月の定例会は、選挙のためお休みな

ので、次回は8月21日の「駅前寄席」

となります。よろしくお願いします。











天候は曇りで、一時的に雨が降りました。

「駅前寄席」も通常開催に戻って3回目。

でも先月の定例会(高槻市民寄席)が

選挙の影響で中止になったので、告知が

できませんでした。これが不安の種!?


会場の多目的ホールは、毎度、パーティー

形式のまま放置されているので、その

撤収作業から始まります。これが意外と

一仕事になってます・・・。


やっとのことで、寄席会場の完成です。

ここまでで、スタッフ総出の作業でも

約2時間30分かかります。でも、寄席の

会場としてはなかなかよくできているように

思っています(自己満足?)。


開演1時間前くらいからボチボチと言った

感じでお客さんがお越しになりました。

今回の活動報告も、くじらいだー@さん


ブログの「ミニ活動報告」を引用させて

いただいてます。(以下の
青字
の部分)


前説は、出番の無い三流亭志まねさん。

「素人落語家」と「山男」の二刀流の

志まねさん。昨日は富士山に登ってきま

した・・・。しかし、志まねさんの前説は

そつがない。ちょっと勉強せねば。


予定どおりに午後2時開演です。

冒頭にも書いたとおり、前月に告知ができな

かったこともあり、お客さんの出足は今ひとつ

でしたが、いい感じに埋まってきました。



トップは、歩鱈小酔さんの「夏の医者」。

農夫が前の晩のチシャを食べて倒れます。

遠くから医者を呼び寄せたのですが、途中

で、うわばみ(大蛇)に飲み込まれてしまい、

腹の中の医者は脱出しようとして・・・。


前回定例会の「トリ」は今回「トップ」。

これが暗黙のルールですが、意外に

難しい出番。独特のぼのぼのムードで、

程よく客席が温まりました。


今回は出番が無いので、お囃子担当に

専念する潮吹亭くじらさん(右)。


二番手は、びい亭るうずさん。演目は、

「狸賽(たぬさい)」です。命を助けた狸が

恩返しにやってきます。狸は、いろんな物

に化けられるので、サイコロに化けて

もらって、博打で大もうけしようと企みます。


ところが、なかなか思うような形に化けて

くれないので、一計を案じるのですが・・・。


「古典落語わかりやすく」がモットーの

るうずさん。確かに「天神さん」のサゲは

わかりにくいですな。


お茶子は、志熨家かりん・寿亭さや豆の

母娘コンビです。本来のお茶子の仕事

よりも、高座周りの消毒作業が忙しく

なっているようです。


三番手は、高月亭すばるさん。演目は

「仁義なき校争」です。先生の指示を

聞かない生徒に対抗する為に先生たち

がヤクザになりきり、強持ての態度で

ビシビシと教育に励むことにします。


かつて「花王名人劇場」で放送された

ネタ。ゴールデンタイムに落語が楽しめ

たいい時代だった!

今日はもう一席「六代文枝作」が

ありまして・・・


事前の告知不足や突然の降雨なども

ありましたが、おかげさまで、80名の

方にご来場いただきました。大入りとは

言えませんが、まずまずの入りです。


中トリは、寿亭司之助さん。演目は、

「宿替え」です。しっかりものの女房と

ちょっと間の抜けた亭主が、新しい

長屋に引っ越しをするのですが、釘を

打つだけで、ドタバタと大騒ぎに・・・。


司之助代表が落語ファンになったきっかけ

のネタ。あくまで「小米時代の枝雀師」

へのこだわりを持ち続けます。

「継ぎ布入りのボテ箱」といった古い

言葉にもこだわりを。


ここで、中入りの休憩です。



楽屋では、着物を着替える人、お菓子を

食べる人、ゲームに夢中な人が・・・。


今回の楽屋への差し入れのお菓子。

右が志まねさんの富士山登山土産。

左がるうずさんのFM大津特製せんべい。

ぜ〜んぶ美味しくいただきました。


中入り後は、六弦亭ざくろさん。演目は

「ろくろ首」です。ある男が、美人の

お嫁さんをもらうことになったのですが、

この女性は、なんと、夜になると首が

伸びるのです(いわゆるろくろ首)。


それを承知で嫁にもらったものの、いざと

なると、恐怖心に駆られてしまいます。


タイトルを見れば怪談噺風ですが、

今日のざくろさんは、むしろ「艶笑噺」

テイストでした・・・


ということで、トリの一席になるのですが、

ここで、南茶亭おすしさんから重大発表

です。何と、今回で当会の定例会の

入場者数が4万人を突破しました!!


めでたく4万人目になられたお客さんに

当会から記念品を贈呈させていただき

ました。


重大発表を終え、トリのおすしさんの

演目は、十八番の「宿題」です。

桂文枝師匠の創作落語で、子供の

宿題を見てやる父親が四苦八苦する

様子がよく表れている名作です。


諸般の事情で久方ぶりとなったおすしさん

の高座。ご本職が「ビジネス講座の講師」

だけあって、それぞれの難問の解説に

説得力あり。古典落語より覚えにくいと

いうネタを見事に料理。申し分ない大トリ

でした。

問題が難しく、どうしようもない父親は、

会社の部下に宿題の答えを教える

業務命令を発するのですが、肝心の

部下が風邪で仕事を休んでしまいます。

父親の威厳は、保たれるのでしょうか?

今回も無事お開きとなり、スタッフ総出

で、お見送りさせていただきました。

プログラム連載中のくじらさんのコラムは、

特集コーナーの「くじらのひとりごと」

掲載しています。


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