過去の活動報告 No.131









前回(2月)がコロナのため中止となり

ましたが、今回から再開となりました。

天気は快晴。季候もよくなってきました。

とはいえ、コロナの方は収束していま

ので、感染対策は万全に行います。


会場設営は、いつもどおり、会合形式に

並んでいる机と椅子の撤収から始まります。

そこから寄席会場を作り上げていきます。

この辺はちょっと力仕事でもあります。


設営が完了した寄席会場です。以前の

客席はぴったりと引っ付けていましたが、

現在は、感染予防のため、ある程度の

間隔を空けて並べています。


会場設営の後は、お客さんにお配りする

プログラムと次回チラシの配布の準備です。

スムーズにお渡しできるよう、2枚一組に

していきます。


開演です。早くから多くのお客さんに

お越しいただいてます。


今回の活動報告も、くじらいだー@さん

ブログの「ミニ活動報告」を引用させて

いただいてます。(以下の
青字
の部分)


トップは、潮吹亭くじらさん。演目は、故・

いとしこいし師匠の漫才を元に素材に

してくじらさんが落語に仕立て上げました。

ジンギスカン鍋の作り方を説明するだけ

なのですが、それが実に面白い!!


定例会にかけるのは5年ぶりになります

が、この受け方、演者が一番びっくりして

います。改めて、いとこい師匠の偉大さに

脱帽です。今回は「ありま温泉」に

こじつける海外の地名を変えてみたので

すが、これがハマりました。


二番手は、寿亭司之助さん。演目は、

「鹿政談」です。いわゆるお裁きもの。

鹿を神のお使いとする奈良の町で、

誤って鹿を殺害してしまった豆腐屋

さんの運命やいかに!?


コロナ禍だけではない、定例会の日程

調整に気が休まらない代表ではありま

すが、貫禄と慈悲深さを兼ねそなえた

お奉行様。まさに司之助代表ならでは

です。


お茶子は「志熨家かりん・寿亭さや豆」

の母娘コンビ。前半は見台を出したり

入れたり、そこに高座の消毒と、

お茶子も大忙しです。


三番手は、びい亭るうずさん、演目は、

「代書」です。先代の米団治師匠の

創作落語で、「代書屋」ともいいます。

ある男が、就職するので履歴書を書いて

もらうために代書屋を訪れます。



ところが、男は代書屋の質問にトンチン

カンな答えを連発し、代書屋を困らせます。


これでもか、の爆笑編となりました。

当時の「インテリ」代書屋をやりこめる

その痛快さがたまりません。


中トリは、歩鱈小酔さんです。演目は、

「青菜」。旦那の家でご馳走になった

植木屋さん。奥さんのしとやかな対応ぶり

に感心し、自分の女房にも同じような振る

舞いをさせようと画策しますが・・・。


語り口だけでなく所作の見事さも定評が

ありますが、植木屋が「柳陰」を飲み

干すシーンで拍手が来ました。

隙のない高座で見事な中トリです。


おかげさまをもちまして、81名の方に

ご来場いただきました。コロナ禍になって

以降では最高の入りとなりました。


ここで中入りの休憩です。


お客さんからお菓子の差し入れをいた

だきました。皆で美味しくいただきました。

お気遣い、有り難うございます。


中入り後は、三流亭志まねさん。演目は

「ぞろぞろ」です。お稲荷さんの門前の

茶店の老夫婦。参詣客が減り商売に

ならなくなったのですが、神信心を忘れ

ないようにしていると、その御利益が・・・。


仕事の都合で休演の洋酒家巧駆さんの

代演。先月演じる予定だった「ぞろぞろ」

を満を持して披露。サゲのセリフがその

ままタイトルになってるなんとも不思議な

噺。で、志まねさんはこの4月から大阪が

拠点になりまして・・・今後もよろしく。


本日のトリは、六弦亭ざくろさん。

演目は、「野ざらし」の一席です。

いわゆる無縁仏の白骨を見つけて、

丁重に回向(えこう)してあげると、

その幽霊がお礼にやって来ます。


上方では「骨釣り」ですが、あえて江戸風

タイトルで。入れるべき「ハメ」のタイミン

グをやや間違えましたが、変化に富んだ

「ざくろワールド」。お客様も堪能して

頂けたようで、文句なしの大トリです。


演者によって、登場人物やサゲに若干の

違いがあるようですが、幽霊が恩返しに

来るという設定は上方も江戸も同じです。

さて、幽霊はどのような恩返しをしてくれる

のでしょうか!?


通常は、中入りで若干の方が帰られます

が、今回は終演までほとんどのお客さんが

残っていただきました。まことにありがたい

ことです。感謝感謝。



今回も無事お開きになり、スタッフ総出

で、お見送りさせていただきました。

プログラム連載中のくじらさんのコラムは、

特集コーナーの「くじらのひとりごと」

掲載しています。






第326回
 噺の会じゅげむ定期公演 

 第122回 高槻市民寄席  

と  き  令和4年5月15日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


ここに来て、やっとコロナ感染者も下火

に向かってきた感じで、今回も通常の

開催。天候は曇りです。また、今回は、

ゲスト出演がお二方おられますので、

新規のお客さんが増えるかも・・・。


今回の準備はちょっと人手不足だった

こともあり、設営するのにいつもより

時間がかかってしまいました。客席の

椅子は前回より多めに出しています。


お客さんにお配りするプログラムに

ナンバリングで通し番号を入れる

作業です。これを200枚やると、

かなり腕がだるくなります。


高座作りも細心の注意が必要です。

今回は、ちょっと手間取った・・・?

かも。


設営作業が終わりました。見た感じは、

コロナ以前の状況に戻りつつあります。

でも、以前はもっと椅子の数が多かった

んですね。


プログラムのナンバリングが終われば、

次回のチラシと組み合わせて、すぐに

配布できるようにしておきます。

この作業が終われば、準備は完了に

なるので、昼食休憩に入ります。

  


寄席の受付です。このところ、早く来ら

れるお客さんも多いので、開演1時間前

には開場しています。

今回も、くじらいだー@さんのブログ

「ミニ活動報告」を引用させていただ

いています。(以下のの部分)

  


前説は、出番の無い潮吹亭くじらさん。

本日の番組内容、7月の市民寄席は参議

院議員選挙のため中止、などなどお伝え

すべきことは伝えましたが・・・単なる

インフォメーションに終わったような。

なぜか前説が苦手なんです。


予定どおり、午後2時の開演です。

客席は・・・、ご覧のとおりいっぱいに

なっています。急きょ、予備の椅子を

追加で出してきました。


トップは、六弦亭ざくろさんです。演目

は「馬の尾」。
江戸落語では「馬のす」

と言うそうです。主人公が釣りの準備

をしていると、テグスが弱っていたので、

家の前にいた馬の尾を抜き取ります。



当会暗黙のルールとして、「トリ」を

務めた翌月は「トップ」。いつもながら

元気印のざくろさん。釣りの「テグス」

にするため馬の尾を抜いたらどうなる

か・・・いかにも落語らしい展開です。


二番手は、歩鱈小酔さん。演目は、

「読書の時間」です。子供にとって本を

読むことは大切な勉強の一つなのです

が、そこに、大人の事情が関わってくる

と、大変な事態に発展してしまいます。


六代文枝師の創作もので、プロアマを

問わず多くの演者がいます。今の若者が

本を読まなくなったこと、現実にも

大問題だと思いますね。


お茶子は、志熨家かりん・寿亭さや豆

の母娘コンビ。

「辻講釈」用釈台の設置、一席終わる

ごとの消毒など、今回も大忙しです。



三番手は、ゲストの太閤堂新玄さん。

演目は講談で「鎌倉殿の14人め」。

毎年恒例のゲストですが、コロナ禍の

関係で3年ぶりの登場です。今回は

講談発祥のころの「辻講釈」スタイル

での高座です。


新玄さんは、いつも、その年のNHK大

河ドラマにちなんだ講談を読まれます。

今年は、源平の「鎌倉殿の13人目」。

内容は「那須余一の扇の的」。

なぜ、「与一」ではなく「余一」なの

かもよくわかりました。


中トリは、洋酒家巧駆さん。演目は、

「はてなの茶碗」です。有名な茶道具屋

の金兵衛さんが、お茶を飲んだ茶店の

茶碗を見て、「はてな?」と言って立ち

去るところからこの物語が始まります。



いつも忙しい仕事の合間を縫っての高座

です。こういう気品と貫禄の要る噺が

似合う巧駆さん。物の値打ちとは何か、

考えさせられるネタでもあります。


おかげさまをもちまして、161名の方

にご来場いただき、満員となりました。

コロナ禍以降では最高の入り。やはり、

多くのお客さんの熱気を感じると演者

も自然と力の入れようが違ってきます。


中入りの休憩です。


この日の楽屋には、ゲストの新玄さん

からは地元高槻市の銘菓を、メンバー

の志まねさんからは、実家の島根県の

名物饅頭を差し入れていただきました。


中入りの間、FMおおつのパーソナリ

ティのびい亭るうずさんが、番組の

宣伝を行いました。ラジオが無くても

パソコンやスマホがあれば、遠方の

FM局の放送も聴くことができます。


中入り後は、寿亭司之助さんです。

演目は、「茗荷(みょうが)宿」です。

不況のせいで、さっぱりお客が来なく

なった老舗の宿屋の噺。ここの庭には、

茗荷がいっぱいあります。


「茗荷を食べると物忘れする」という

言い伝えを元にした1席。定例会に多く

のお客様がお越しになり、当会代表の

「落語愛」「じゅげむ愛」がさらに高

まったようです。もちろん「コロナ

感染対策」も「忘れて」はいません。


二人目のゲスト出演者になります。

日本舞踊の西川流師範でもある

西川香蓉さんです。今回は、二曲

を踊っていただきました。


昨年11月以来2度目のご出演。

「さのさ・奴さん」とも、江利チエミ

さんのCDから。結構アップテンポで

リズミカルな舞踊でした。


トリは、三流亭志まねさん。演目は、

江戸落語の「猫の災難」です。

とにかく、酒を飲みたい一心で、

すべての悪事を猫の責任にして

しまいます。


落語の世界の「酒飲み」の意地汚さ、

その友人の人の好さ。そして、実に

旨そうに酒を飲み干します。すべてが

見事な「志まねワールド」。

見事な大トリ。


本当に何も知らない猫は大きな災難。

酒飲みの気持ちも分からないこともない

ですが・・・。故・古今亭志ん生師匠

は、猫を犬に置き換えて、「犬の御難」

という演目にして演っておられました。


無事にお開きで、お客さんをお見送り。

少しずつですが、コロナ以前の寄席の

雰囲気にに戻りつつあります。次回の

高槻市民寄席(7月)は参議院議員

選挙のため、お休みです。
6月12日の

駅前寄席は予定どおり開催します。

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