過去の活動報告 No.74







第210回 噺の会じゅげむ定期公演

 
高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.137
   
と き 平成23年8月21日(日) 午後2時開演

ところ  
高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


「駅前寄席」というくらいですから、会場の西武

百貨店は、JR高槻駅に直結しています。この

画像は駅の出口から撮ったものです。右側の

建設中の高層マンションも日に日に高くなって

います。

天候は、あいにくの「雨時々曇」でした。


高槻西武百貨店では、ちょうど催事場において


「がんばろう宮城フェア」を開催中で、多くのお客

さんで賑わってました。微力ながら、「駅前寄席」

でもチラシの配布や告知に協力させていただき

ました。

          ※ フェアは、8月23日で終了しています。


会場設営も終盤です。

.

会場の入口も賑やかです。


お客さんに配布するプログラムの準備中。


いつもながら、開場時間前から待ちかねたお客

さんがお越しです。


今回のオマケは、西武百貨店さんのご厚意によ

り、お好み焼きの「千房」さんの生ビールサービ

ス券をもれなく付けさせていただきました。


レストラン街の一角にある会場への案内ポップ

です。


第137回「高槻オーロラシティ・駅前寄席」の

開演です。


トップは、三流亭志まね(さんりゅうてい・しまね)

さん。今日は前説を兼ねての登場なので、ちょっ

と早めに高座に上がり、西武百貨店さんのイベ

ント紹介や当会の次回公演の案内をさせていた

だきました。落語のネタは、「町内の若衆」です。


親方のところで、新しく普請をしているのをほめ

ると、親方のおかみさんは、自慢をするでもなく

「町内の若衆のおかげ」だと謙遜します。この様

子に感心した主人公、家に帰って、自分の女房

にもそのマネをさせますが・・・


楽屋の入口の表示。

「がくやぃ〜」

なんか、江戸落語の演目みたい・・・


一席終えて楽屋に戻る志まねさん。次の演者の

一光さんと交替です。


二番手は、悠々亭一光(ゆうゆうてい・いっこう)

さん。演目は、「ちりちり」です。聞き慣れないネ

タですが、
小佐田定雄さんの作で、林家市楼さ

ん口演の落語だそうです。内容はいかにも古典

落語!といった新作落語でした。


噺の舞台は、平安時代。遣唐使が中国大陸を

行き来していた頃、嘘をついたら「ちりちり」と鳴

る不思議な茶釜にまつわる噺です。この茶釜を

出世の道具に使おうと上司に送りますが・・・。

随所に「ちりちり」とハメの入る珍しい落語でし

た。(ハメは一光さんが見台の陰で自演)


楽屋に戻る一光さんと次の演者のおすしさん。


お茶子は、天乃小てる(あまの・こてる)さんで

す。


三番手は、南茶亭おすし(なんちゃってい・おす

し)さんです。演目は、ネタおろしの「おごろもち

盗人」。当会に入会して4回目の高座ですが、

毎回がネタおろしということです。でも、聞いてい

ると、とてもネタおろしとは思えませんね。


「おごろもち」とは「もぐら」のことで、地面を掘っ

て家の鍵をはずして侵入する泥棒を「おごろも

ち盗人」といいます。今回登場の盗人はミスで

穴を掘る場所を間違え、家人に捕まってしまい、

通行人に助けを求めますが・・・。


受付のディスプレイの衝立て


楽屋で交替するおすしさんと次の演者の久句さ

ん。


本日の中トリは、浪華家久句(なにわや・くっく)

さん。演題は、上方落語ではちょっと珍しい人情

噺の「植木屋娘」です。久句さんもこの噺はネタ

おろしでした。当会では最年長になるのですが、

まだまだやる気満々です。


一人娘に何とかお目当ての婿養子をもらおうと

奮闘努力する植木屋さんの噺。ところが、案ず

るより産むが易し、二人は恋仲に。でも、その

男性は武家の跡取りなので、簡単に事は進み

ません。しかし、事態は思わぬ方向に・・・。


お暑い中、そして天気も雨模様だったにもかか

わらず、おかげさまをもちまして、入場者106名

の大入りとなりました。「駅前寄席」では69回連

続、定例会としては、99回連続の大入り記録の

更新です。


中トリの一席を終え、楽屋に戻る久句さん。

「駅前寄席」の前半を無事締めくくりました。


中入り休憩。


楽屋の高座への出入口には、毎回、出演者の

出番・演目・出囃子・見台の有無・所要時間の

記載された出番表が貼ってあります。これに基

づいて寄席を進行しています。


中入り後は、潮吹亭くじら(しおふくてい・くじら)

さん。ネタは、小佐田定雄さん作の「猫」です。

これは、故・桂枝雀師匠が口演されていました。

当日のプログラムに連載中のくじらさんのコラ

ムは、特集コーナーの「くじらのひとりごと」

掲載しています。


ある日突然、猫がしゃべり出し、飼い主と会話

を始めるという不思議な噺です。この猫のセリフ

が実に人間くさくていいんですね。そして、この

猫は「魚が食べたい」と訴え、飼い主は約束をし

ますが、どうしてもこの事態が信じられず・・・。


出囃係も務めるくじらさんは、一席を終えると

大急ぎで楽屋に戻らねばなりません。


この奥が楽屋です。


トリは、寿亭司之助(ことぶきてい・しのすけ)さ

ん、マクラでは三代目春団治師匠のように羽織

をシュッと脱ぐパフォーマンス。このためだけに

暑い中、羽織を着ていたようです・・・。


演題は、怪談噺? の「皿屋敷」です。誰もが

知っている播州姫路のお菊さんの怪談ですね。

代官の青山鉄山の屋敷に奉公していた美人の

腰元のお菊は、鉄山に言い寄られます。でも、

いいなづけに操を立てて断ります。


振られたことに恨みを持った鉄山、お菊をいじ

めてあげ挙げ句の果てに井戸に落として殺して

しまいます。やがて、その井戸からお菊さんの

幽霊が・・・。
前半は恐い怪談調ですが、途中

からは一転、うそのような展開になります。


何とかトリの一席を終えて、汗(冷や汗!?)を

大いにかいて楽屋に戻った司之助さん。


打ち上げは、最近、高槻ウォーカーにも掲載

された話題の漁村風居酒屋の豊丸です。


新鮮な刺身にアツアツの天ぷらに大きなマグロ

のカマ焼きとなかなかいい肴でおいしかったで

すね。店内も満員でした。


今回は、以前にマジックでゲスト出演していただ

いたことのある川崎一輝さん(右端)も打ち上げ

に参加していただきました。

次回定例会は、9月25日(日)午後2時からの

第64回「高槻市民寄席」です。入場無料。皆様

のお越しをお待ち申し上げております。

第211回噺の会じゅげむ定期公演 

 第64回 高槻市民寄席  
  
と  き  平成23年9月25日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


天気は上々。


会場の高槻市立生涯学習センター前の掲示板。


設営前の何もない会場の様子です。


高座を組み立て中。


並行してして客席の椅子も並べます。


受付では、プログラムやチラシの配布の準備に

忙しそうです。


設営が完了し、最終のスポットライトの調整中。
   


さて、開場です。この日も早くから多くの方に

お越しいただきました。


今回の前説は、三流亭志まねさんです。

次回の駅前寄席の告知とともにTシャツで島根

県のPRも忘れません。


開演です。


今回の演目についてのコメントは、潮吹亭くじら

さんのブログのミニ活動報告を引用させていた

だきました(青字の部分です)。


トップは、寿亭司之助さん。演目は「試し酒」で

す。


日本酒をこよなく愛する司之助代表。

でも、この噺のような「酒豪」ではないのですな。




二番手の潮吹亭くじらさん。ネタは「世帯念仏」

です。


当初の予定より5分ほど早めに高座を降りてし

まいました。当初考えていた台詞を飛ばしまった

のです。それで楽屋の段取りが狂いまして・・・


お茶子の天乃小てるさんです。


三番手は、悠々亭一光さん。演目は「やかん」

です。


なんと、この高座の最中に、最前列のお客様に

異変が。急遽落語を中断してこのお客様を救急

車搬送することに。

一光さんには申し訳ないにですが、このまま、

臨時中入り。



中トリは、阿遊亭弘遊さん。演題はオリジナル

の「夜店風景」です。


かつては、「夜店」は年中定期的に行なわれて

いました。TVも携帯電話も無い時代、子どもた

ちのお楽しみでした。

いい時代を生きてきたんですね、弘遊さん。



今回も、171名の大入満員となりました。

高槻市民寄席では、45回連続。定例会では、

ちょうど100回連続の大入り記録です。


中入り。


中入り後は、洋酒家巧駆さん。ネタは「寿限無」

です。


当会の名称である「じゅげむ」の元ネタ。

この噺では、「寿限無」くんも成長し大人になる

のですが・・・


なぜか会場前に置いてあった「うどんギョーザ」

の看板。一光さんは浜ちゃんと記念撮影・・・。


トリは、文々亭小輔さん。

演題は「茶の湯」です。


当会の「若旦那」は黒紋付も似合います。

落語に良く出てくる「知ったかぶり」人間が、

とんでもないことをやらかします・・・


よほどひどい物を飲まされたようです。


終演後のミーティング。

左から2番目の六弦亭ざくろさんは、当会最年

長ですが、翌月(10/30)に開催される大阪

マラソンに出場されます。


打ち上げは、いつもの「阿國」さん貸し切りで

大宴会です。

          
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