過去の活動報告 No.68











第198回 噺の会じゅげむ定期公演

 
高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.132

と き 平成22年7月18日(日) 午後2時開演

ところ  
高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


JR高槻駅を出た陸橋から望む西武百貨店(高

槻オーロラシティ)です。空模様も落語日和?の

いい天気です。


店内の手拭い売り場。カラフルな絵柄がズラッと

並んでいます。これも、夏の風物詩かもしれませ

んね。


いつも通りの高座と客席が出来上がりました。

.

受付のディスプレイも寄席らしく賑やかになって

ます。


悠々亭一光さん(右)は、転勤で、現在は東京に

在住なのですが、定例会の寄席のある日は手伝

いに来ていただいています。左は高槻市在住の

文々亭小輔さん。


お客さんにお配りするプログラムやチラシの準

備をする阿遊亭弘遊さん(左)、天乃小てるさん

(中)、三流亭志まねさん(右)です。


楽屋では、小輔さんが何やら記載中です。何か

というと、下の出番表のそれぞれの演者のサゲ

を自己申告しています。これは、受け囃子のタイ

ミングを間違えないようにするためです。左は、

毎回、出囃子係を務めていただく潮吹亭くじらさ

ん。

    


出番表には、出番(順番)・演者・演目・サゲ・

出囃子・見台使用の有無・所要時間、出番の

時間が記載されています。


今回は、当会の神戸の拠点「じゅげむKOBE」

から戎家ぱんださん(左)と賑わい亭六三さん

(中)に参加していただき、受付を務めていただ

きました。


というところで、第132回「駅前寄席」の開演時

間になりました。今回も早くから多くのお客さん

にご来場いただいています。


トップは、洋酒家巧駆さん。当会入会当時から

のキャッチフレーズ「噺の会じゅげむのイケメン

担当・・・」は健在です。巧駆さんは仕事の都合

上、今は姫路に住んでいるので、寄席の時は、

遠路を通うことになります。


ネタは、「二人癖(ににんぐせ)」です。酒好きで

すぐに「飲める!」というのが口癖の男と、すぐ

に「つまらん!」という口癖の男が、その癖を直

そうと、口癖を言うと罰金ということにします。お

互い相手にその言葉を言わそうとしますが・・・


お茶子さんは、おなじみ、天乃小てるさんです。


二番手は、潮吹亭くじらさん。今回の「駅前寄席」

は、前説なしだったので、次回、次々回のご案内

をくじらさんがマクラがわりに広報しました。

プログラムに連載中のくじらさんのコラムは、

特集コーナーの「くじらのひとりごと」に掲載し

ています。


演目は、「狸の賽(たぬきのさいころ)」です。命

を救われた子狸が恩返しをするという噺。ところ

が、相手が博打打ちだったため、サイコロに化

けることになります。博打なんかは全く知らない

子狸君、化ける術も未熟なので大変なことに。


出囃子担当のくじらさんが高座へ上がっている

時は、司之助さんが代わりを務めます。その後

ろでは、志まねさんが壁に向かってネタ繰り中

です。


一席を終えて、楽屋でお茶を飲むくじらさん。特

に夏の高座はいつも以上にのどが渇きます。

次の出番の志まねさんは、客席の様子を窺って

ます。


三番手は、三流亭志まねさん。ネタは、江戸落

語の「家見舞(いえみまい)」です。上方落語では

「祝いの壺」という演目で演られますが、昔は、

そのものズバリ「肥がめ」という演目だったそう

です。


兄貴分の家見舞に行こうとする二人の男は、お

祝いの水がめを買うだけのお金がありません。

仕方がないので、水がめの代わりに、安価な肥

がめを買って持って行きます。ところが、出され

た料理に使った水の出所を確かめると・・・


楽屋では、一席終わった志まねさんから、次の

司之助さんにバトンタッチです。


中トリは、少々緊張気味の寿亭司之助さん。

なぜかというと、昔の恩師が客席に・・・。

演題は、禅宗のお寺の噺で「餅屋問答(もちや

もんどう)」です。江戸落語では「蒟蒻(こんにゃ

く)問答」というタイトルになります。


世話好きの餅屋のおやっさんは、仏教のことを

何も知らない男を突然、禅寺の住職に仕立て上

げてしまいます。ところが、本物の旅の僧が問答

をしたいと乗り込んできて大騒動になります。餅

屋のおやっさんはこの危機を救えるのか!?


おかげさまをもちまして、今回も入場者131名

の大入満員でした。駅前寄席では、連続64回、

定例会では、連続87回の大入りになりました。

毎度有り難うございます。


中入り(休憩)。


お客さんからの差し入れ。夏の和菓子の詰め合

わせ〜♪


出番前に気合いを入れる弘遊さん。


中入り後の出番は阿遊亭弘遊さんです。

ネタは、「始末の極意(しまつのごくい)」です。

文字通りケチに徹する方法を伝授してもらうと

いう落語です。


なかなかこれという始末の方法がありません。

そこで、究極の始末の極意を体得する方法を

教わるのですが、それは、松の木に登り、片手

でぶら下がり、指を1本ずつはずしていきます。

何故、これが始末の極意なのでしょう?


楽屋では最後の演者の小輔さんが、精神集中

しています。


演者の交代の楽屋は、結構あわただしい瞬間

でもあります。一席を終えてホッとする演者と

交錯する緊張気味の次の演者。そして、次の

高座の準備をするお茶子さんも大忙しです。


さて、本日のトリは文々亭小輔さんです。

この日の演題は、小輔さんのネタおろしになる

「へっつい盗人」でした。「へっつい」とは、「かま

ど」のことです。


おなじみの喜六と清八の名コンビ。友達の宿替

えのお祝いに「へっつい」を贈ろうとしますが、

お金がないので出来ません。そこで、夜に丼池

の道具屋から盗み出すことにします。


まんまと忍び込んで、「へっつい」を盗む段取り

までこぎつき、重い「へっつい」を何とか運びだ

そうとする清八ですが、喜六が思うように動いて

くれません。こっそり盗み出すつもりが、大騒ぎ

になってしまいます。


打ち上げは、じゅげむKOBEのお二人も含めて

会場近くの「魚民」で開催しました。落語談義に

大いに盛り上がりました。


落語会の後のお酒の味は格別ですね。これも

大きな楽しみのひとつになっています (^O^)



来月は、8月29日(日)午後2時より、高槻市

生涯学習センターの「高槻市民寄席」です。

皆様のお越しをお待ち申し上げております。





第199回

噺の会じゅげむ定期公演 

 第57回 高槻市民寄席  

 
と  き  平成22年8月29日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


高槻市立生涯学習センター。

本日も晴天なり。


スタッフ総出で、会場の設営。


お客さんにお配りするプログラムや案内チラシの

準備中。


設営が終わったところで、来月の定例会200回

記念公演の打ち合わせ会議です。


一段落して、コンビニ弁当で昼食タイム…。


高槻市民寄席の看板。


この日も猛暑でしたが、開場を待ちかねるように

続々とお客さんがお越しいただきました。


今回の前説担当は、寿亭司之助(ことぶきてい・

しのすけ)さん。次回(定例会200回記念公演)

などのイベントの宣伝と当日の番組についての

話をさせていただきました。この日のプログラム

の司之助さんのコラムは、「勝手にしのすけ」

ご覧ください。


この日の出番表です。


ほぼ満員のお客さんです。


トップバッターは、文々亭小輔(ぶんぶんてい・

こすけ)さんです。演目は、「いらち俥」。にんべ

んに車と書きますと、人力車のことを
指します。

「いらち」は大阪弁であわて者とかせっかちな人

のことを言います。全国的にみても大阪人は気

が短いようで、歩く速度は世界一だそうです。


江戸落語では「反対俥」と言われるネタですね。

とにかく威勢のいい車夫がひく人力車に乗った

ために、お客さんは大変な目にあってしまいま

す。あまりにも元気がよすぎて、汽車と競争した

りして、お客さんは命がけです・・・。


一席終えてホッと一息、高座から下りてくる小輔

さんです。今回の特集は、出演者の出番終了後

の表情を捉えることにしました。


二番手は、当会じゅげむKOBEの戎家ぱんだ

(えびすや・ぱんだ)さん。演目は、「親子酒」で

す。ぱんださんがマクラで「打ち上げのお酒が

楽しみ!」と言っておられましたが、実際のとこ

ろ、私たちスタッフ(全員ではありません!)も

打ち上げが楽しみで十数年やっています (^^;)


演目のとおり、酒飲みの親子の落語です。息子

の方が、うどん屋をからかう場面があり、そこだ

けを「うどん屋」という演目で演じられることが

あるほど、ギャグの多い噺です。さて、親子の

大酒飲みの対決はどちらに軍配が上がるでしょ

うか?


(*^_^*)


三番手は、悠々亭一光(ゆうゆうてい・いっこう)

さんです。ネタは、「化け物つかい」。「人使いが

荒い人」というのはどこの業界にもいるようです

が、この落語には、「人」ではなく「化け物」を使

いこなす猛者がいるようです。


とにかく、ここの家のご隠居は、人使いが荒い

ので有名です。来る奉公人来る奉公人は、すぐ

にやめてしまいます。最後に3年辛抱した権助

は、この家に化け物が出没するのが怖くてやめ

てしまいます。ところが、ご隠居は、その化け物

も平気で使おうとしますが・・・


(@_@)


当会のお茶子さんを務める天乃小てるさんです。


中トリは、阿遊亭弘遊(あぁゆうてい・こうゆう)さ

ん。演題は、「半分垢(はんぶんあか)」です。

相撲ネタが十八番の弘遊さんですが、このネタ

も相撲とりを題材にした落語です。最近は、暗い

話題の多い角界を笑いで立て直しましょう!!


久しぶりに家に帰ってきた関取に会いに来たご

贔屓さんに、関取の女房が大きなことばかり言っ

てお客を驚かせます。これを聞いていた関取は

女房に「もっと謙遜するように!」と注意します。

すると女房は次の客に対して・・・

何事にも程々ということを考えましょう。


残暑厳しき折でしたが、今回も入場者192名の

大入満員となりました。高槻市民寄席では38回

連続、定例会では88回連続の記録更新です。


(^_^;)


中入り。


今回はお客さんできていただいた、毎年講談で

ゲスト出演していただいている太閤堂新玄さん

(右)です。当会の三流亭志まねさん(左)と同じ

いろのTシャツだったので、並んで記念撮影!


中入り後は、お待ちかね、レフアニコフラクラブ

さんによるフラダンスです。


毎年夏にお越しいただいているのですが、早い

もので、
今年で6回目になりました。


今回の曲目は、

 @ ファカテレテレ
 A ブロッサムナニホイエ
 B ヘマナオワレオエ
 C 憧れのハワイ航路

の4曲でした。

(^^)/~~~


本日のトリは、浪華家久句(なにわや・くっく)さ

ん。演題は、犬の世界の人情噺?「鴻池の犬」

です。鴻池善右衛門と言えば、名の知れ渡った

豪商ですね。鴻池家では、当主が代々「善右衛

門」を名乗ったそうです。その財力は相当なも

ので大阪の市街地開発にも尽力しました。


この日の久句さんのマクラは時事放談。日頃の

荒廃した世相を一刀両断に次々と斬りまくりま

した。さすがに、亀の甲より年の功。的を射た

世相斬りにお客さんも思わず頷いてましたね。


さて、「鴻池の犬」ですが、ある商家の丁稚さん

が捨て犬を3匹拾います。そのうちの1匹が何と

鴻池家に引き取られ、大事に大事に育てられ、

町内の犬の大将になってしまいます。その後、

町内をふらついていた病持ちのやせた犬が、

鴻池の大将の兄弟だということが分かり・・・


(=_=)


終演後は、恒例になったレフアニコ・フラクラブ

さんの皆さんによるお客さんのお見送りです。

次回の定例会は、9月19日(日)。今回と同じ

生涯学習センターにて、定例会200回記念公演

を挙行します。記念品進呈!!

是非とも御来場くださいませ <(_ _)>

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