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「駅前寄席」の会場の「高槻西武百貨店」です。
こちらに会場を移転して18回目になります。
「駅前寄席」=「高槻西武百貨店」というのも
定着してきた感があります。
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高槻西武百貨店の館内も浴衣が並んでおり、
すでに、気分は夏に向かっています。
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会場設営の終わった高座では、先々月に足など
をケガして先月はお休みだった阿遊亭弘遊さん
が、リハビリ? を兼ねてネタ繰りをしてます。
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今回もディスプレイ用の新アイテムが登場。
当会のコンセプトでもある「笑う門には福来たる」
のペナントです。
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今回も、常連のお客さんや噂を聞きつけての
お客さんが早くからお見えになりました。
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第118回「駅前寄席」(定例会では172回目)の
開演です。今回は、いつもの飛び入りの島凡太
さんが出られないので、前説を兼ねて開演予定
時刻の5分前に高座に上がりました。すでに、
客席はほぼ満員です。
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トップは、前回にトリを務めた寿亭司之助さん。
この日は特別に二席演ります。一席目は「開口
一番」。これは演目ではありません。寄席の一番
最初にしゃべりますということで、どんな演目を
演ってもよいのです。
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という訳で、今回の「開口一番」は、打ち上げの
宴会などの「お酒」の話題からお酒の小咄をい
くつか演り、最後に「酒のかす」という下戸の噺
になりました。酒のかすを食べて酔っぱらうとい
うネタです。
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仕切りのパネルの枚数に余裕があったので、楽
屋内に撮影用ブースを特設しました。これによっ
て、お客さんの邪魔にならないようにビデオや写
真を撮影できます。今回の撮影担当は、スタッフ
の真琴家笑吉さんです。
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二番手は、花乃家めぞんさん。演目は「饅頭こ
わい」です。「寿限無」や「時うどん」と並んで、
落語の代名詞とも言える定番のネタで、上方と
東京では演出が違います。上方では、途中が
怪談仕立てになります。
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めぞんさんは東京落語です。男達が恐い物を
尋ね合ううちに、「饅頭」が恐いと言い出す者が
おり、その男に饅頭を投げつけて驚く姿を見て
楽しもうとするのですが、逆にギャフンという目
にあわされます。
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楽屋での三流亭志まねさんですが。ちょっと珍し
いTシャツを着ていました。島根県出身の志まね
さんが着ているのは、「島根県」Tシャツです。
下の写真がそのアップ。
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日本で一番場所が知られていない県はどこかと
いう調査で、それは「島根県」だったそうです。
ということで、それを知ってもらおうというキャン
ペーンのTシャツなんです。なかなかユニークな
デザインでした。
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三番手は、竹馬亭志ん友さん。ネタは「強情灸」
です。弱音を吐くのが嫌いだという強情な男が、
「お灸なんかへっちゃらだ!」と宣言したばかり
に大きなお灸をすえられ、ついに我慢が出来な
くなるという筋書きです。
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この落語の見所、聴き所は、大きなお灸に最初
は大言壮語しながら我慢していたところが、だん
だんと火が回ってきて耐えられなくなってくるとこ
ろの仕草です。いかにも江戸っ子気質的な東京
落語ですね。
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楽屋内の特設撮影ブースから見た高座の風景
です。
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中トリは、潮吹亭くじらさんです。演題は「胴乱の
幸助」。舞台が大阪から京都まで至るスケール
の大きな噺で、胴乱とは腰に下げる小物入れの
ことで、その胴乱がトレードマークの幸助さんの
噺ということです。
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幸助さんは、ケンカの仲裁が趣味という奇特な
人物。その幸助さんが、浄瑠璃の稽古屋で「嫁
いじめ」という言葉を耳にしたので、ケンカ仲裁
の虫が起こり出し、京都までノコノコと出掛けて
行き大騒ぎになります。
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楽屋から望む駅前寄席の高座です。プログラム
に好評連載中のくじらさんのコラムは、「特集」の
「くじらのひとりごと」No.90掲載しています。
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おかげさまをもちまして、今回も133名の大入
満員でした。毎度のご来場、まことに有り難く
御礼申し上げます。
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中入り後は、寿亭司之助さんの本日二席目で、
「日和(ひより)ちがい」です。故・桂枝雀師匠が
たまに演っておられた今では珍しい演目かも知
れません。「日和」とは、今でいう「天気」のこと
ですね。
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主人公の男がいろんな人にその日の日和を聞
いて回るというだけの噺ですが、それがなかな
か要領を得ずに、大雨に遭遇してずぶ濡れに
なってしまいます。お互いに勘違いしていくのが
楽しい落語です。
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今日はもうひとつ珍しいTシャツを発見。楽屋で
出囃子係を担当するくじらさんですが、Tシャツ
の背中に大きく目立つ家紋はどこかで見たよう
な・・・。そうです。NHK朝ドラ「ちりとてちん」で
の徒然亭の家紋入りTシャツですね。
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さて、今日の大トリは、三流亭志まねさんです。
演題は東京落語の「大山詣り」。上方落語では
「百人坊主」という演目で演じられます(「百人坊
主」では伊勢詣りの設定)。大山は相模の国(今
の神奈川県)にあります。
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江戸時代には伊勢詣りと同様に、講(ツアー旅
行?)を作って大山にお詣りに行っていました。
その中に酒ぐせの悪いのがいて、酒で暴れたら
頭を坊主にするという約束で大山詣りに連れて
行ってもらいます。
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でも、結局は酒を飲んで暴れたため、寝ている
間に丸坊主にされて置いてけぼりにされます。
怒ったこの男は、先回りし、他の者は舟が難破
して死んでしまったとウソをつき大騒ぎになって
しまいます。結構、江戸落語の大ネタですので、
志まねさん、汗びっしょりの大熱演でした。
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西武百貨店は、JR高槻駅から徒歩1分。
走れば19秒の距離にあります。
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会場の多目的ホールは、西武百貨店の6階の
高槻オーロラシティ飲食店街の南端、うどん屋
「杵屋」さんの隣です。
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今回の第119回「駅前寄席」は、昨年、惜しま
れながら他界した当会メンバーの仁六家拾八
さんの一周忌追善興行でした。
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開演前は、恒例の飛び入り漫談の島凡太さん
の登場です。このお方を楽しみにしているお客
さんもおられるようです。
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受付周辺のディスプレイ。
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お客さんの応対に追われている受付です。
開演前後はお客さんがドンドンとご入場される
ので、非常に忙しいポジションでもあります。
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仁六家拾八・一周忌追善興行の開演に先立ち、
代表からご挨拶。
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追善興行の開口一番は、喜怒家哀楽さんです。
噺のマクラでは、いろいろな拾八さんの思い出
を語っていただきました。ネタは、「道具屋」で
す。
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おじさんの代理として、縁日に露天の古道具屋
を始めた主人公ですが、応対がスカタンばかり
で少しも売れません。そこで、一計を案じて…
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この高座に掲げている「寿限無」の額、そして、
皆が使用している見台も、拾八さんが生前に
作製したものです。本当に器用なお方でした。
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二番手は、潮吹亭くじらさん。拾八さんの1年遅
れで入会したくじらさんは、慣れない高座で拾八
さんとともに苦労をした仲です。
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演目は「たけのこ」です。このネタは、苦労して
いた時代の思い出のネタでもあります。下級武
士の生活感があふれるほのぼのとした落語に
なっています。
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お茶子さんは、天乃小てるさんです。
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三番手は、寿亭司之助さん。拾八さんの入会
当初は同じ職場だったので、落語以外でも親し
く、相談なんかにもよく乗ってもらっていました。
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演目は「ぜんざい公社」です。最近は、何でも
民営化の時代なので、演りにくくなったネタで
すが、内容を今だからできるものに変えて、
期間限定の口演です。
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仲良しのお客さんと会場の前で記念撮影する
阿遊亭弘遊さん。
もうすぐ出番ですよっ!!
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中トリは、ケガのため、しばらくお休みしていた
阿遊亭弘遊さんです。リハビリを終え、高座に
復帰しました。演題は「二十四孝」です。
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親孝行の見本となる中国の二十四人の故事の
噺です。でも、落語に出てくるのは親不孝者で、
孝行の気持ちはあっても、結局は迷惑をかけて
しまいます。
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「二十四孝」は登場するエピソードが多いので、
楽屋では、志まねさんと哀楽さんが、ネタ本で
間違いがないかチェックしてました。
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おかげさまをもちまして、今回も入場者122名の
大入満員でした。
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中入り休憩中・・・
当日のプログラムに連載のくじらさんのコラム
は、特集の「くじらのひとりごと」のNo.91に掲載
しています。
今回のコラムはちょっぴり泣けます・・・
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今回も、いろいろと差し入れをいただきました。
終演の頃にはほとんど空っぽになってます。
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中入りも終わり、出番直前の文々亭小輔さん。
楽屋にも緊張感が広がります。
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中入り後とは言うものの、実質的にはこの日の
「駅前寄席」のトリになります。小輔さんの今回
の演目は「青菜」でした。
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旦那さんの家でご馳走になった植木屋さん。そ
の家の奥さんの所作に感心し、自分の女房にも
マネさせようとしますが、ことごとく失敗してしま
います。
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上流社会のマナーを下町の女房に無理強いす
るのですが、その一所懸命さがほほえましい
噺です。女房は文句を言いながらも亭主に協力
するという夫婦愛も垣間見えます。
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トリの一席の後は、先月に当会HPのアクセス
件数が30万件を突破し、そのキリ番をゲットし
たHN「ご贔屓さん」に記念品を贈呈しました。
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そして、一周忌追善興行のご本人、仁六家拾八
さんがビデオで登場です。演目は「世帯念仏」。
拾八さんが十八番にされていたネタででした。
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最初から最後まで、小言を言いながら念仏を
唱えるだけという風変わりな落語です。ビデオ
の映像でも客席は大爆笑でした。
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今回の打ち上げは、拾八さんの奥様やご贔屓
さんご夫妻もご参加いただき、拾八さんの思い
出話やらで盛り上がりました。
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