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ハワイアン寄席の始まりで〜す・・・。
ではなくて、第41回高槻市民寄席であります。
今回のディスプレイは花乃家めぞんさん得意の
猫のイラスト(画面右下のアップ)です。
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高座の設営風景です。
← 誰?(どこかで見たような・・・)
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スポットライトの設営風景。
← 岡山支店の吉備家めじろさんでした。
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この日は超大型の台風が直撃するかもしれな
とのことで、大いに心配しましたが、進路がそれ
て晴れ間が出るほどでした。やはり、私どもの
日頃の行いがよかったから!? 岡山支店の
めじろさんも受付をお手伝いいただきました。
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さて、開演です。台風の影響はなかったものの
お客さんの出足にかなり不安がありましたが、
開演時には大勢の方にご来場いただきました。
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本日の開口一番は、阿遊亭弘遊さんです。演目
は「平の陰」。マクラでは、先日惜しまれながら
他界した当会の重鎮・仁六家拾八さんの思い出
や最近の事件などで会場の雰囲気を和ませて
くれました。
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「平の陰」は、いわゆる無筆ネタです。昔は字を
読み書きできない人が多かったようで、手紙を
人に読んでもらうこともよくありました。でも、頼ま
れた人も字が読めないのに知ったかぶりをして
いて引っ込みがつかないようになります。
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楽屋では、拾八さんの提灯が高座をしっかりと
見守ってくれています。
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二番手は、文々亭小輔さん。普段は物静かな
好青年ですが、ひとたび、高座に上がれば、
雄弁な噺家に変身。大ネタから小ネタに至る
まできっちりとこなします。この日のネタは「書割
盗人」でした。もちろん、泥棒の噺です。
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「書割」とは、芝居などで使う絵に描いた背景と
かの大道具のことです。タンスなどの家財が全
て書割という貧乏長屋に盗みに入った泥棒です
が、盗る物が何もなく、挙げ句の果てにとった
行動とは・・・?
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この頃には、客席もほぼ満席の状態でした。
うしろに立っているのは、写真撮影に忙しい
スタッフの真琴家笑吉さんです。
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三番手は、花乃家めぞんさん。演目は、うちの
会の名称にもなっている「寿限無」です。東西を
問わず、有名な落語ですね。めぞんさんは、東
京の柳家花緑師匠のネタを気に入って覚えた
そうです。マクラは得意? の物まねでした。
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初めて生まれた子どもに長生きをするめでたい
名前を付けたいという親心が、とんでもない事態
を引き起こします。そうなんですね。ご存じのと
おり、超々ロングな名前になってしまうのです。
その名前を巡って大騒動になります。
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お茶子さんは、天乃小てるさんです。うちの会の
お茶子さんをやるようになって5年目になってい
ます。おかげさまで、演者も安心して高座に集中
できるようになりました。
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中トリは、寿亭司之助さん。演題は「宿替え」で
す。今からウン十年前に故・桂枝雀師匠(当時は
桂小米)のこの噺をたまたまラジオで聴いてから
落語の楽しさに目覚めたという思い出のネタや
そうです。 (彼のブログの5/6付「宿替え」を参照)
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東京では「粗忽の釘」で、引っ越し後の騒動が
メインですが、上方落語では、それ以前の準備
の慌ただしさや夫婦間の微妙な関係なんかが
楽しめます。司之助さん、序盤から結構受けて
いたので、勢いに乗って飛ばしすぎて・・・
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台風通過直後の不安定な天気にもかかわらず、
160名の方にご来場いただき、今回も大入り
となりました。まことに有難うございます。
プログラムに連載の喜怒家哀楽さんのコラムは
特集の「人生!喜怒哀楽!!」に掲載。
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中入り後、いきなりドラがジャンジャンジャ〜ン。
「ハワイ行きの船が出発いたしま〜す〜〜」と
司之助さんがフラダンスの曲目の紹介に出て来
たんですが、先程の落語で飛ばしすぎたのか、
声がかれてしまってました。
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というところで、レフアニコ・フラクラブさんの
フラダンスが始まりました。毎年この月の寄席
にご出演いただいており、今年で3回目になり
ます。会場が一瞬にして常夏ハワイに・・・。
昨年は映画でも「フラガール」が評判でした。
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この日の曲名は、
@ 小さな竹の橋で
A プアリリレファ
B カ・ウルヴェヒ・オケカイ
C アロハオエ
の4曲でした。
本当に華やかで楽しい気分になりました。
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踊りの後は、本日のトリ、潮吹亭くじらさんです。
ところが、登場直前に大トラブルが発生。何と、
出囃子の音が急にでなくなってしまったのです。
仕方がないので、出囃子の代わりにドラの音に
乗って高座に上がりました。
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結局は、音響装置の主電源がどういう加減か、
切れてしまっていただけでした。出囃子は間に
合いませんでしたが、噺の中のハメはバッチリ
入りました。今日の演目は「肝つぶし」です。当
然、ハメが入らないと噺が台無しになります。
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上方落語でも珍しい噺です。世話になった人の
恩に報いようと、その息子である友達の夢を叶え
るために、妹の生き肝(いきぎも=生体肝?)を
取りだそうとしますが、思わぬ展開に・・・。
くじらさんのミニ活動報告は、ブログに掲載中。
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無事、お開きとなって打ち上げです。岡山支店
の吉備家めじろさん、10月と11月のゲスト出演
の正直亭黄門さん、和朗亭南坊さん、そして、
じゅげむKOBEに新入会の風流亭半丸さんと
こうふく亭蜜柑さん参加で大いに賑わいました。
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この日の「駅前寄席」は、5月31日に惜し
まれながら亡くなった当会大阪本店の重鎮・
仁六家拾八さんの「追善興行」という形で
開催させていただきました。
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今回は、拾八さんのご家族もご招待しています。
開演の準備に忙しい小輔さんを手伝っていただ
いているのは、拾八さんの娘さん(通称? 知る
人ぞ知る「鳩娘」さん)です。また、当日はプログ
ラムと一緒にお配りする挨拶文を作っていただ
きました。 【ご家族の挨拶文はこちら】
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開演の15分前は、当寄席の名物になっている
飛び入りおじさん、ミルキー駿二(島凡太)さん
の漫談です。軽妙なお笑いで会場の雰囲気も
なごみます。
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今回は西武百貨店さんの他のイベントの都合
で、椅子の数が不足してしまったため、西武百
貨店さんの方で床に敷くシーツを用意していた
だき、急きょ購入してきたマットも敷いて、臨時
の桟敷席を作りました。
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舞台の袖で拾八さんの提灯が見守る中、「駅前
寄席」=「仁六家拾八・追善興行」の開演です。
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おかげさまで、開演時にはほぼ満席状態です。
ただ、この寄席では初めての桟敷席の併設な
ので、そこだけ若干空いてましたが・・・。
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トップバッターは、潮吹亭くじらさんです。この日
は、皆、拾八さんにゆかりのネタを演じます。
くじらさんの演目は、拾八さんが十八番にしてい
た「世帯念仏」でした。くじらさんはのデビューは
拾八さんのちょうど1年後です。
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この主人公は、毎日のお勤めとして仏壇の前で
念仏を唱えてるんですが、毎日繰り返しているう
ちに完全に惰性になってしまい、唱える念仏にも
気持ちが全く入りません。女房の掃除や娘の寝
姿や朝飯を気にして、雑念ばかりの念仏です。
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二番手は、じゅげむKOBE(神戸)に所属して
いる三流亭志まねさん。ネタは、これも拾八さん
が好きだったお酒のネタの「猫の災難」です。
志まねさんは東京落語なので、「猫の災難」も
東京バージョンになります。
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鯛の頭と尾だけを手に入れた男、何とかこれを
利用してタダ酒を飲む算段をします。だまされた
のが、この男の飲み友達で、立派な鯛があるよ
うに見せかけ、酒の段取りをさせます。その酒
を一人で飲み干し、すべてを猫の責任に・・・。
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楽屋風景です。出番が終わってホッとしている
人、これからの出番を待つ人、仕事の段取りを
するお茶子さんと、いろんな気持ちが行き交う
空間です。でも、居心地はいい場所ですよ。
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今回はいつものお茶子さんの天乃小てるさん
がお休みなので、新たに当会大阪本店にスタッ
フとして入会することになった綾紫屋小糸さんに
お茶子さんを務めていただきました。
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三番手は、文々亭小輔さんです。拾八さんとは
年齢が親子ほど違いますが、当会への入会は
ほぼ同期(1ヵ月違い)で、同じ泉州在住だった
ので、大の仲良しでした。演目は、これも拾八
さんの持ちネタの「看板の一」でした。
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もう引退している元ばくち打ちの親父さんに、
体よくあしらわれた若い衆が、そのマネをして
ばくちで一儲けしようとします。しかし、何から
何まで親父さんのマネをしてしまったばかりに
大損をしてしいます。
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今回のサプライズ。いなせなハンチング帽の方
と小粋な着物の方が客席に・・・。 何と、素人
落語界ではカリスマ的存在の竜宮亭無眠さん
(楽語の会)と当会小倉出張所の葵之小きみさ
んではありませんか! それぞれ、岐阜と福岡
からこの寄席に駆けつけて来ていただきました。
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中トリは、喜怒家哀楽さんです。演題は「阿弥陀
池」の一席。でも、これは拾八さんの持ちネタで
はありません。実は、哀楽さんが素人名人会に
出場する際、拾八さんの助言でこのネタにした
そうで、見事、名人賞を獲得しました。
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そういった意味あいで、拾八さんゆかりのネタと
言えるでしょう。噺の内容は、普段、新聞を読ん
でいないがために、甚兵衛さんにからかわれて
しまった男が、別の知り合いを同じようにだまそ
うとして大騒ぎになってしまいます。
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大爆笑のうちに中入りとなりました。おかげさま
をもちまして、133名の方にご来場いただき、
この日も大入満員となりました。まことに有難う
ございます。プログラムに連載のくじらさんの
コラムは「くじらのひとりごと」に掲載中です。
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中入り後は、寿亭司之助さん。拾八さんとは職
場が一緒だったので、公私ともにお世話になっ
ていました。拾八さんがこの会に入会してから
10年間、会を発展させるためにずっと一緒に
頑張ってきたいわば戦友みたいなものです。
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この日の演目は、拾八さんが病気で入院中に
創作された落語「拾八闘病記」です。一旦、
病気が治って寄席に復帰した際に一度だけ
口演されました。司之助さんは、拾八さんの
生前にこの噺を引き継ぐ約束をしました。
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拾八さんがこの会に遺したものは物心両面で
たくさんあります。高座を彩る「寿限無」の額は
拾八さんの娘さん(鳩娘さんのお姉さん)の筆
です。なかなかの達筆で、拾八さんも自慢して
ました。額は拾八さんの手作りです。
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また、皆が使っている見台も拾八さん制作に
よるものです。そして、ネタの方は、いきなり、
体の中の内臓がしゃべり出すというユニークな
噺で、笑いの中にも病気に対する予防や症状
の知識とかが入っているよくできた落語でした。
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さて、本日のトリは、主役の仁六家拾八さんで
す。ただし、ビデオでの出演なのが残念なんで
すが・・・。会場の照明を落として、スクリーンに
映った姿は、まさに、高座に蘇ったような錯覚に
とらわれました。
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演目は、十八番だった「相撲場風景」。拾八さ
んが、手術後に9ヵ月間の療養を経て、高座に
復帰した時の映像です。得意の酔っぱらいや
下ネタなんかも絶品で、ビデオでも客席は爆笑
でした。 【左の写真はその時の活動報告の再掲です】
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終演後、高座で拾八さんのご家族を囲んで・・・
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打ち上げは、「拾八さんを偲ぶ会」として、当会
発祥の地「グリーンプラザ」の「つきの井」さん
で行いました。拾八さんとは同僚で当会一番の
「ご贔屓さん」に乾杯の音頭をとってもらい大変
に盛り上がりました。(*^_^*)
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写真を指さしながら・・・(なんか「二十四の瞳」
のラストシーンみたい)。この写真は、「拾八復
活祭(18.10.15)」の時のものでした。
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写真をクリックすると拡大します。
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宴もたけなわとなり、拾八さんの奥さんと鳩娘さ
んから御礼のご挨拶をいただき、「拾八さんを
偲ぶ会」もお開きとなりました。絵柄は親子漫才
のような雰囲気ですが・・・。でも、そのうち実現
するかも (^_^)v
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