過去の活動報告 No.17
第74/75回 駅前寄席
と き 平成13年12月9日 午後1時30分開演
ところ JR高槻駅前 グリーンプラザたかつき1号館 4階 多目的ホール
主 催 グリーンプラザたかつき1号館
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先月のNHKニュースのおかげで、今回は お客さんが急増することを予想して、客席 の椅子を増加する等準備も結構大変でし た。ようやく舞台設営と客席の配置を終了 し、開場までのわずかな時間におにぎりで 昼食をとるメンバーたちです。 |
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開演に先立ち、哀楽さんと司之助さんによ る「前説」兼「ご挨拶」です。即席コンビの わりには、なかなかおもろかったという評判 でした。今回は日頃のご愛顧に感謝して、 二部構成それぞれに粗品をご用意させてい ただきました。 |
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第一部のトップバッターは、当会最長老の 仁六家拾八さんです。演目は、この季節に ぴったりの「ふぐ鍋」でした。拾八さんは、 このネタのために毎日鍋物を食べて研究 してきたそうです。高座でも実に旨そうに 目に見えないふぐを食べてはりました。 |
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二番手は岡山在住の讃岐家かずのこさん。 ネタは講談ものの「竹の水仙」でした。稀代 の名工である左甚五郎の放浪中の旅先で のエピソードのひとつです。おかしさの中に も名人伝説を彷彿とさせる意外と重みのあ る噺でした。 |
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お次は、いつもとうって変わって白衣で登場 の潮吹亭くじら博士です。お得意の芸能界 ネタを絡めた新作「母さんの歌にもの申す」 では、次々と歌が飛び出す楽しい噺でした。 プログラムのくじらさんのコラムは、特集の 「くじらのひとりごと」に掲載してます。 |
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第一部のトリは当会最年少の文々亭小輔 さん。演目は得意の「くっしゃみ講釈」です。 落語の中で講釈師が講釈をとうとうと語ると いう上方落語の中でも難しい噺ですが、最 近の小輔さんは余裕そのものです。 |
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人の恋路を邪魔した恨みを晴らすため、講 釈師に向けてとんがらしを一生懸命にくす べます。それに対して、くしゃみを我慢しな がら何とか講釈を続けようとする講釈師の 辛そうな様子を演じる小輔さんに客席から 思わず拍手がわきました。 |
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中入り後の第二部の開演です。でもほとん どのお客さんは居残っていただき、満席の ままでした。第一部の入場者は159名で、 この時点ですでに8月の記録(150名)を 更新しました。
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第二部のトップは、こちらも岡山県在住の 吉備家めじろさん。演目は、酒の飲めない 男が酒の粕を食べて酒を飲んだと自慢す る「酒のかす」です。実際にめじろさんもあ まりお酒には強くないとのことで、飲めない 男の雰囲気がよく出ていました。 |
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二番手は寿亭司之助さん。ネタは今と昔の 子供の対比がおもしろい「桃太郎」の一席 です。ちょっと生意気な子供が登場します が、妙に説得力があり、親を翻弄します。 噺のマクラでは、昔話づくしが結構受けて いたようで、本人も楽しんでいたようです。 |
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お次は、ゲストの腹話術の吉田一美さん。 お忙しい中を駆けつけていただきました。 等身大の人形を使った新しい趣向の腹話 術で、ほんとに生きているような人形との 酔っぱらい同士の会話に、会場は爆笑の 渦に巻き込まれていました。 |
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最後まで満席のまま大勢の方に楽しんでい ただきました。第二部の入場者は141名で、 第一部と合わせると300名!(内121名の 方は両方見ていただいたので)実質的な入 場者の数は179名でした。それでも、駅前 寄席が始まって以来の空前の大入りです。 |
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今年の当会公演の大トリは、先日、素人名 人会で名人賞を受賞した喜怒家哀楽さん。 今回もネタおろしの大ネタ「不動坊」の一席 です。一週間前に特別に稽古会を実施する など、いつもより一段と気合いが入っている ようでした。 |
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幽霊に化けて屋根の天窓から降りてくる噺 のクライマックスです。テープのハメも稽古 した甲斐があってピッタリ合いました。かな り長い噺ですが、最初から最後までお客さ んは笑い続けでした。さすが哀楽名人! 本年の笑い納めのすばらしい高座でした。 |
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当会事務局の吟醸酒蔵みゅ〜じあむで打 上げ兼忘年会です。久々に全メンバーが 勢揃い! 今年はいろいろと大変でした が、全ていい結果に結びついて良かった です。司之助さんの後ろは当HPの掲示 板でお馴染みの「ご贔屓さん」です。 |
第12回 高槻市民寄席
と き 平成14年1月27日 午後2時開演
ところ JR高槻駅前 高槻市総合市民交流センター 8階イベントホール
共 催 (財)高槻市文化振興事業団
青少年センター /噺の会 じゅげむ
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今年の当会の陣容です。前列右端が新メン バーの山椒家小粒さん、左端が小粒さんの 奥さん、後列右端が阿遊亭弘遊さんです。 写真の右上は、仕事の都合で到着が遅れ て記念撮影に間に合わなかった哀楽さん。 なんか、学校の集合写真みたい・・・ (^O^) |
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今回は当会最初の定期公演ということで、 2年ぶりに8階の大きなイベントホールを お借りして「初笑い・吉例顔見世大興行」と 銘打ちました。舞台設営や会場の準備も 一段落し、皆でお笑いの神様に成功祈願の お祈りをしているところ!? |
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実は今日、お客さんにお配りするお年玉 プレゼント(粗品ですが)にメンバー作の 川柳や都々逸を書いたのし紙を巻く作業を 全員でやっているところです。お客さんに も結構おもしろかったと好評でした。また、 HP上でご紹介したいと思います。 |
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いよいよ、開場です。 今回もかなり早くからお客さんがお待ちで したので、予定の時間より早めに開場しま した。さて、何人のお客さんに来ていただ けるか? 緊張の面もちのメンバーたちです。 |
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本日のトップバッターは寿亭司之助さん。会の 代表として新年のご挨拶と昨年の御礼です。 それだけでは愛想がないので、正月らしい 小咄「七福神」を披露。昔の人は単なる初夢と いったものにでもとことんこだわっていた様子 がよくわかります。 |
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二番手は昨年5月にデビューした岡山の 吉備家めじろさんさん。7回目の高座で だいぶんと慣れてきました。演目は「饅頭 こわい」です。饅頭好きの男が友達をだま してたくさんの饅頭をせしめます。写真は 一所懸命饅頭を頬張っているところです。 |
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三番手は潮吹亭くじらさん。演目は枝雀師匠 の「猫」。飼っていた猫が突然、人間と会話を 始めるという不思議な世界にお客さんも思わ ず引き込まれてしまいました。プログラムに好 評連載中のくじらさんのコラムは、特集コーナ ーの「くじらのひとりごと」のbR2です。 |
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中トリは「師走」が過ぎてもまだまだ忙しそうな 喜怒家哀楽さんです。今日は「へっつい盗人」 の一席。人に贈り物をしたいがために道具屋 へ「へっついさん」を盗みに来た二人ですが、 相方のドジの連続で繰り広げられるドタバタに 客席も大爆笑でした。 |
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おかげさまで、今日も満員でした。この ホールは2回目ですが、一昨年の118名 を大きく上回る141名のお客さんにご来 場いただきました。もちろん、高槻市民寄 席では史上最高の大入りです。本年も当会 をご贔屓の程よろしくお願い申し上げます。 |
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中入り後は、いつも当会一の若手といいな がらも最近では実力も著しい進歩を見せて いる文々亭小輔さんです。演目は、ネタお ろしの「みかん屋」でした。掛け値を忘れ て儲け損なった即席のみかん屋さん。さて 2回目はひと稼ぎできますでしょうか? |
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本日の6席目は、岡山の讃岐家かずのこ さん。ネタは、三枝師匠の創作落語「鯛」 です。料理屋の生け簀の中の鯛が織りなす 人間模様ならぬ魚類模様。魚の世界もなか なか厳しいようで、美しく生きて行くのは 難しいようですね。 |
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初笑い・吉例顔見世大興行全7席の大トリ は仁六家拾八さん。今日の演題は、酔っぱ らいが愚痴をいいながらも夫婦や親子の情 愛が垣間見える人情噺の「替り目」です。 この日の拾八さんは、いつもの前半の夫婦 のやりとりよりも、後半の友達の又の娘が |
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嫁入りした時の話をうどん屋にする場面に 噺の重点を置いた演出をされていました。 実際に娘を持つ父親としての感情がたっぷ りと移入されていて、大笑いの中にも、ほ ろりと涙を誘うような見事な高座で、お客 さんも最後まで噺に聴き入っていました。 |
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…と云うわけで、正月公演も無事にお開き となり、当会の事務局でもある居酒屋の 吟醸酒蔵みゅ〜じあむで打上げ兼新年会 です。一度にメンバーが増えにぎやかに なりました。そして、今回は新鮮な鴨鍋 と新酒に舌鼓。今夜も最高!! (^_^)v |