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この日の高槻の天候は晴れ。その代わりに、
暑いです。でも、会場の生涯学習センターは
冷房が利いているので、快適ですよ。
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センターの掲示板も大きなポスターが掲示され
てます。
今回の活動報告も、例によって、くじらいだー@
さんのブログの「ミニ活動報告」も引用させてい
ただいています。(以下の青字の部分です)
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高座の組み立てです。落語会の要でもあるの
で、細心の注意を払います。
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客席の椅子並べとビデオ撮影の準備です。
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会場設営完了。
今回は、「噺の会じゅげむ定例会・30,000人
目」のお客様が来られることが予想される会と
なります。これまでにお越しになられたお客様
一人一人に心から感謝いたします! |
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今回の会場設営は、高座と客席の間にほど良
いスペースを・・・
そうです。夏恒例「レフアニコ・フラクラブ」の皆
様によるフラダンスがあります。なんとフラクラ
ブのエースによる「ソロ」のダンスがあるとのこ
と・・・さて? |
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いよいよ開場です。
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前説は、今回、出番の無い三流亭志まね(さん
りゅうてい・しまね)さんです。
「携帯電話電源OFFのお願い」も今や志まねさ
ん定番の「小噺仕立て」。おかげで今回はあの
無粋な音が終演まで鳴りませんでした。さすが!
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開演時には、客席はほぼ満席でした。
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トップは、悠々亭一光(ゆうゆうてい・いっこう)さ
ん、ネタは創作落語の 「ぼやき酒場」です。
一光さんは転勤族のサラリーマン。辞令一枚で
日本中どこに単身赴任させられるかわかりませ
ん。居酒屋に行けば、ついついぼやいてしまう
ものです。
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今や「創作もののエース」ともいうべき一光さん。
今回は六代文枝作。時事的なぼやきでどんどん
噺がふくらんでゆきます。
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年に1回のゲストのフラダンスの御一行様は、
女性ばかりなので、いつもの楽屋は「女性専用」
となります。男性の出演者の楽屋は・・・!?
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二番手は、文々亭小輔(ぶんぶんてい・こすけ)
さん、演目は、 「夏の医者」 です。「ちしゃ」と
いう言葉が出てきますが、いわゆる「レタス」の
ことで、噺の中では腹によくないなどと言ってま
すが、実のところ、医学的には栄養豊富な野菜
で、夏バテ防止にもいいそうです。
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村人と医者がそろって「ウワバミ」に飲み込まれ
るというどえらい事件が起こるのに、この噺なん
とも牧歌的。小輔さんの安心感のある語り口に
マッチ。
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今回の楽屋への差し入れのお菓子です。
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三番手は、潮吹亭くじら(しおふくてい・くじら)さ
ん、ネタは、「世帯念仏(しょたいねんぶつ)」で
す。 この落語は、登場人物が一人だけで、そ
の男性が最初から最後まで仏壇の前で念仏を
唱えながら延々と愚痴をこぼすというものです。
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こういう一見単純な噺こそ、実はきちんとした
準備が要ります。個人的には不満がのこる高
座となりました。
とはいうものの、習慣で唱えてるだけの信心も
何もない念仏と愚痴に、昔の庶民の日常生活
が垣間見えて、大いに笑いを誘います。
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男性陣の楽屋。
倉庫の空きスペースで着替えをしてました。
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中トリは、洋酒家巧駆(ようしゅや・こーく)さん。
ネタは「千両みかん」。昔では到底、手に入る
筈のない「真夏のみかん」が食べたくなって患い
ついた大店の若旦那とそれを懸命に助けようと
する旦那(父親)と番頭さんですが、結末はとん
でもない方向へぶっ飛んでしまいます。
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「真夏のみかん」にあまり違和感が感じられなく
なった現代。こういった噺も難しくなってきていま
す。でも、そこはそつのない巧駆さん。見事な中
トリです。
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今回もおかげさまで、入場者196名の超・大入
満員となりました。
定例会としては連続146回、「高槻市民寄席」と
しては連続68回目の大入り記録の更新です。
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ここで、中入りの休憩です。
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お茶子はおなじみ「志熨家かりん・寿亭さや豆」
母娘。
当会最年少会員のさや豆嬢に注目が・・・そして
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中入り後は、高槻市民寄席の夏の定番、レフア
ニコ・フラクラブさんの「フラダンス」です。今回で
11年目になりました。
1曲目は、「レイコエレ」。
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2曲目は、「花は咲く」。
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3曲目は、「カ・プア・マカ・オナオナ」。
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4曲目は、「カネオネ」。
4曲目で登場の「エース」はなんと小学6年生の
可愛い女の子。ダンスも見事!これまで「人生
の大先輩」のイメージが強かったのですが、随
分年齢層に幅が出てきました。来年以降が楽し
みですね
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最後の5曲目は、フラダンス出演者全員による
恒例の「憧れのハワイ航路」。
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トリは、びい亭るうず(びいてい・るうず)さん、
演題は、「ねずみ」の一席です。
この落語は、江戸時代の彫刻職人として有名
な左甚五郎が登場します。左甚五郎の噺は他
に「竹の水仙」などいくつかあります。
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大きな老舗の旅籠「虎屋」を使用人らに乗っ取
られた主人が、その旅籠の前に「鼠屋」という
貧乏旅籠を営んでおり、たまたま左甚五郎が
この宿に泊まります。お家乗っ取りの一件を聴
いた甚五郎は一匹の鼠を彫り上げ宿に置くと
それが評判になって大繁盛するのですが・・・。
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この落語は、元々は浪曲の広沢菊春の演目を
三代目・桂三木助が落語のネタと交換したと
伝えられています。昔は、そんなこともあった
のですね。
そして、この高座では・・・、
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