第2回 高槻市民寄席
と き 平成12年3月12日 午後2時開演
ところ JR高槻駅前 高槻市総合市民交流センター 5階視聴覚室
共 催 (財)高槻市文化振興事業団 青少年センター /噺の会 じゅげむ
【お問い合わせ】 青少年センター TEL
0726-85-3724
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舞台の設営風景です。 今回からこの視聴覚室でやらせていた だくことになりました。 いつもながら、初めての場所での舞台設 営には苦労します。 |
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受付の準備をするぜい六さんとくじらさん と司之助さん。 開場直前のこの時は、期待と不安で緊張 する時間です。 |
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本日のトップバッターは文々亭小輔さん、 得意の「田楽喰い」の一席です。 「寄合酒」の後半部分で、「ん廻し」とも 言われます。 |
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この噺は、演者によって色々な工夫を して演じます。小輔さんも、ん廻しに クラシックのベートーベンを入れたり して独自の世界を作っていました。
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二番手は、河内長野でご活躍のゲストの すずめ家呑々さん。 根問いものの「つる」の一席です。 何か、ほんわかとしたムードをお持ちの 方でした。 |
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落語の基本とも言われる「つる」ですが、 落語は「つる」に始まり「つる」に終わると いうくらい意外とあなどれない噺です。
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中トリは寿亭司之助さんの「宿替え」です。 落語好きの方は、誰にでも好きになった きっかけの噺というのがありますが、 司之助さんにとっては、この「宿替え」や そうです。 |
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今日の司之助さんは、いつもと少しやり方 を変え、「粗忽の釘」とも言われる後半部 分をメインに演じました。でも、少し気合 いを入れ過ぎたのか、最後は声がかすれ 気味でしたな。 |
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前回のホールから少し小さめの視聴覚室 に場所を移動して、どれくらいのお客さん が来はるかと心配してましたが、客席が ほぼいっぱいになるくらいの60名の方に ご来場いただき、一安心。 これでも、以前の交遊亭に比べたら、大 前進やと思うんですが…。 |
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中入り後は、潮吹亭くじらさんの「たけ のこ」です。稽古をたっぷりして来たの か、今日のくじらさんはいつも以上に落 ちついた感じでした。 |
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当寄席のプログラムのコラム欄は、くじ らさんが担当してます。特集コーナーの 「くじらのひとりごと」No.12に 収録しています。 |
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さて、本日の大トリは、噺の会じゅげむの 大看板、雀家ぜい六さんです。 ネタは、「住吉駕籠」。客待ちしている 駕籠屋さんの噺ですが、この駕籠かきの 二人は、ほんまにかわいそうなほど運が 悪いですな。 |
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普段は余りお酒を飲まないぜい六さん ですが、酔っぱらいの演技には定評が あります。本人は、悪い酔っぱらいの 見本は周りにたくさんいますからてな ことを言ってはります。ところで、そ の見本というのは誰のことでっか!? |
と き 平成12年4月16日 午後2時開演
ところ JR高槻駅前 グリーンプラザたかつき1号館
4階 多目的ホール
主 催 グリーンプラザたかつき1号館
協 賛 グリーンプラザたかつき1号館 5階飲食店街
【お問い合わせ】 吟醸酒蔵みゅ〜じあむ 電話 0726-85-8470
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開演前のマイクテスト風景です。 |
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受付の準備に余念がないぜい六さんと |
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トップバッターは文々亭小輔さん。 今日は、「初舞台ネタ特集」ということで まずは「道具屋」です。 写真は、掛け軸を広げたところですな。
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彼としては一番演じた回数の多いネタ ということで、随所に工夫して安心して 聴ける噺になってきました。 |
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二番手は仁六家拾八さん。初舞台ネタの 「犬の目」です。 病で悪くなった目を犬の目と取り替えて しまうという奇想天外な噺ですが、拾八 さんも試行錯誤の末、今の形に収まりま した。 |
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患者さんが怪しげな目医者に両目を簡 単にくり抜かれてしまい、大いに不安を |
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中トリは、寿亭司之助さん。以前、この 駅前寄席が5階飲食店街の片隅で細々 とやっていた時に初舞台で演った思い 出のネタ「酒のかす」です。
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お酒を飲めない奴が、酒のかすを食べ て、お酒を飲んだフリをするというたわ いの無い噺です。司之助さんも手慣れた |
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今回も大入り満員。112名のお客様に ご来場いただきました。 |
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中入り後は、駅前寄席で初めての趣向 座付作家・なかにしみよし脚色による 「落語家養成高座・はなしか学園」です。 授業の進行役は、当学園の初代園長の 寿亭司之助左衛門さんです。 |
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先生役と生徒役は、ボケと突っ込みで 息もぴったし合った?ぜい六さんと拾八 さんです。 |
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今日の授業は、しぐさのお稽古です。 拾八さんのボケぶりはとても演技とは |
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ここのところ、この「たけのこ」と いうネタにご執心の潮吹亭くじらさん です。さすがに、こなれてきて余裕も
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当日のプログラムに連載中のコラムは、 特集コーナーの「くじらの独り言」の No.13に収録しています。
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本日のトリは、落語家養成高座の先生 張り扇と小拍子でリズミカルに進めま す。これがなかなか難しいのですが、 さすがぜい六さん、見事でした。 |
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「東の旅」の序盤は、名所案内の羅列 であまりくすぐりはないのですが、そ れでもお客さんを引きつけるぜい六さ んの底力は、大したものです。 同じネタをやるくじらさんなんかは、 舞台の袖で食い入るように見てはりま した。 |