過去の活動報告ファイル No.6 

 

 第1回高槻市民寄席     第63回グリーンプラザ駅前寄席

 

 

第1回 高槻市民寄席

【第3回 噺の会じゅげむ 学習成果発表会】 

と き  平成12年1月15日 午後2時開演

ところ  JR高槻駅前 高槻市総合市民交流センター 8階イベントホール

共 催  (財)高槻市文化振興事業団 青少年センター /噺の会 じゅげむ

【お問い合わせ】 青少年センター TEL 0726-85-3724

 舞台の設営風景です。

 初めてのイベントホールなので、随分

 と苦労しました。

 

 受付の準備をするスタッフの笑吉さんと

 拾八さんです。

 さて、この大きなホールに何人のお客さ

 んが入ってくれますやら……。

 開場直前の緊張する時間です。

 

 今日は、お囃子で谷口公彦・典子夫妻

 に来ていただき、初春の寄席の雰囲気

 をいやが上にも盛り上げてもらいまし

 した。

 左端はご夫婦のお子さんの絵毬ちゃん

 ですが、出囃子が始まると高座に上が

 ろうとしたり、将来が楽しみです。

 

 開場してみると、案ずるより生むがや

 すしと言いますが、何と118人のお

 客さんにご来場いただきました。

 

 トップバッターは潮吹亭くじらさん。得意

 の「東の旅」のエピソードの一つ「煮売屋」

 の一席です。

 

 トップで出るのは、会場の雰囲気も堅

 いので、本当に緊張するものです。

 当寄席のプログラムのコラムもくじら

 さんが担当してます。特集コーナーの

 「くじらのひとりごと」No.10に

 収録しています。

 

 二番手は、文々亭小輔さん。今の寒い

 シーズンにぴったりの「池田の猪買い」

 です。

 猪の肉は薬食いと言って、身体を温める

 のに良いということを聞いた主人公の男

 が、雪の降る池田へ猪の肉を買いに行き

 ます。

 

 池田の山中で、猪を狙う山猟師の六太夫

 さんです。小輔さんは、鉄砲の構え方を

 先輩に教わって少し変えたようです。

 前回の駅前寄席(第62回)の時のと一度

 見比べてみてください。

 

 中トリは寿亭司之助さんの「鷺とり」です。

 年末にひいた風邪がまだ治っていないと

 いうことでしたが、高座に上がったら治っ

 てたらしいです。ひょっとすると、落語は

 風邪に良く効くのかも知れませんね。

 

 調子に乗って鷺を捕まえすぎた男が、

 鷺に逆襲され、空を飛ばされるとこ

 ろです。

 司之助さんは、この後、よほど気分

 が良かったのか、打ち上げでお酒を

 飲みすぎてダウンしてしまいました。

 

 中入り後は、仁六家拾八さんの「世帯

 念仏」です。別に阿波踊りを踊ってい

 るわけではありません。

 

 始めから終わりまで念仏を唱え続ける

 という噺ですが、その合間に出る小言が

 ユーモラスで、聞いてるうちに、家の中

 の間取りから家族の様子までが浮かん

 できます。

 さて、本日のトリは、当会の大看板の

 雀家ぜい六さんです。ネタは、十八番の

 「くっしゃみ講釈」です。

 

 講釈師の後藤一山にひどい目にあった

 男が、仕返しにとんがらしの粉を火に

 くべて、くしゃみで講釈ができないように

 するのですが、捨てぜりふが間が抜けて

 ます。

 「わいら、お前の講釈聴きにきたんちゃう

 ぞ。くっしゃみ聴きにきたんやぞ」

 話があっちゃこっちゃになってます。 

 

 公演終了後は、お客さんの幸福を祈念し

 て「吉例縁起物まき」をやりました。

 今年の干支の龍をあしらったグッズを

 出演者が会場にまかせてもらいました。

 当会としては、2000年を好調なスタート

 で飾れました。

 今年もよろしくお願いします。

 公演終了後の「吟醸酒蔵みゅ〜じあむ」

 での打ち上げ風景です。

 スタッフが全員集合。一仕事終えた後の

 お酒は本当においしいですね。

 みんなええ調子に酔うてます。

 ところで、手前に写ってる美女は誰!?

 

 

第63回 駅前寄席

と き  平成12年2月13日 午後2時開演

ところ  JR高槻駅前 グリーンプラザ1号館 4F多目的ホール

主 催  グリーンプラザたかつき1号館

協 賛  グリーンプラザたかつき1号館 5階飲食店街

【お問い合わせ】 吟醸酒蔵みゅ〜じあむ TEL 0726-85-8470

 開演前の楽屋風景です。

 今日のお客さんの大入りを願いながら、

 配り物のパンフレット等の準備に大忙し

 です。 

 3月開催の高槻市民寄席にゲスト出演の 

 予定の「すずめ家呑々」さん(左)も手伝

 ってくださいました。

 

 嘉門達夫さん!?

 いいえ違います。

 私服姿の雀家ぜい六さんです。

 いつもの古風な着物姿からは想像もで

 きませんね。

 

 トップバッターは潮吹亭くじらさん。

 今日は、「たけのこ」の一席です。

 当日のプログラムに連載中のコラムは、

 特集コーナーの「くじらの独り言」

 No.11に収録しています。

 

 昔の下級武士の生活がユーモアたっぷり

 に描かれた小品ながら味のある噺です。

 

 

 今回も満員御礼。101名のお客さんに

 ご来場いただきました。誠にありがとう

 ございます。

 

 珍しく二つ目で登場の当寄席の大看板

 雀家ぜい六さん。「牛ほめ」の一席です。

 アホが小遣い稼ぎに受け売りで人の家

 の普請と牛を誉めに行く噺です。

 

 誉め言葉を教えてもらったのに、覚えら

 れずに懐の紙を見ながら、一所懸命に

 誉めようとしますが……。

 やっぱりぜい六さんは、着物姿の方が

 一番似合てて、よろしおまっせ!

 

 中トリは、西武の松坂大輔似のヤング

 パワー文々亭小輔さん。ネタおろしで

 「初天神」に挑戦。子供が主役の結構

 難しい噺です。

 

 この噺の見せ場は、父親が子供にせが

 まれ、しぶしぶ『みたらし団子』を買って

 やるこの場面です。

 

 中入り後は、当会の長老の仁六家拾八

 さんです。前回の駅前寄席で肝心な所

 でちょっとしくじってしまった博打の噺

 「看板のピン」に再挑戦しました。

 

 ご隠居にいかさまで一杯食わされ「博打

 はよくない」と戒められたにもかかわら

 ず、若い奴が「これは、ええ手や」とご隠

 居の真似をしようとしますが……。

 

 本日のトリは、一応、当会の代表を務

 める寿亭司之助さん。

 演し物は、「紀州」の一席です。

 

 徳川家の世継ぎの問題をテーマにした

 小咄ながらスケールの大きな噺です。

 あまりギャグはありませんが、オチが

 言葉ではなく、物の音で終わるという

 余韻が、実に気持ちの良い噺です。

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