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会場設営は午前10時30分から始めますので
当日は、西武百貨店に集合します。
到着すると、お店の前にはすごい行列が・・・。
「駅前寄席」もすごい人気になったものです。
!(^^)!
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よく見ると、行列は地下の食料品街へ続いて
ました。お菓子の特価販売を待つ行列でした。
残念!! (>_<)
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設営の終わった高座では、めぞんさんがこの日
の演目をおさらい中です。
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配布用のプログラムやチラシを準備する一光さ
ん(左)と小てるさん(中)です。右は、ゲストの
新玄さん。
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志まねさんは、来月のネタを稽古中のようです。
本当に、皆、熱心です。
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今回から楽屋に設置している「噺の会じゅげむ・
定例会ネタ帳」です。中身は後ほど・・・。
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会場の受付です。開場を待ちかねたお客さんが
次々とご来場されています。この多目的ホール
は、レストラン街の奥の奥、うどん屋の「杵屋」
さんの隣です。
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さて、第123回「駅前寄席」の開演です。すで
に、客席はいっぱいになりつつあります。
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トップは、先月の「高槻市民寄席」でトリを務めた
潮吹亭くじらさん。演目は「鯉盗人」です。
このネタは、くじらさんが故・桂吉朝師匠を生で
見た最後の高座のネタだったとのことで、思い
入れもあるようです。
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川魚料理店に侵入した泥棒と店の主人が戦い
ます。と言っても腕力ではなく、プロの料理人と
プロの泥棒がそれぞれのプライドをかけて対決
します。小品ながら、料理の仕草もあり、二人
の心理の変化などが微妙で、趣のある噺です。
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先程ご紹介したネタ帳の中身です。平成7年の
8月からの定例会の演目を網羅しました。(残念
ながら、それ以前の記録は残っていません)
ページをめくるだけで、いろいろな思い出がよみ
がえります。会の貴重な資料となりそうです。
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二番手は、花乃家めぞんさん。ネタは、「じゅげ
む(バレインタイン・バージョン)」です。
落語の定番で、うちの会の名前にもなっている
「寿限無」なのですが、前日のバレンタインデー
にちなんで、古典落語を改作したようです。
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「じゅげむ(バレインタイン・バージョン)」は、
めぞんさんの妄想だそうです。主人公の男の子
は、女の子にもててもててしかたがありません。
バレンタインデーにチョコレートを一杯もらった
お礼の手紙を書いているうちに・・・。
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自分の高座を終え、今度は出囃子係を担当す
るくじらさんです。お囃子関係はタイミングが命
なので、高座を見る目も真剣です。
当日のプログラムに連載のくじらさんのコラム
は、特集の「くじらのひとりごと」のNo.95に掲載
しています。
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三番手は、洋酒家巧駆さん。演目は「ふぐ鍋」で
す。シチュエーション的は今の季節にピッタリの
ネタでしょう。たまに(毒に)当たるので、「鉄砲」
とも言われる「ふぐ」をこわごわと食べるまでの
物語です。
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鍋は出来ているのに、なかなか箸が出せない
二人の男。とりあえず、他人に食べさせて無事
だったら自分たちも食べようというずる賢い!?
計略を案ずるのですが・・・。「ふぐは食べたし、
命は惜しし」といった心情がよく表れています。
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会場の熱気も最高潮です。この日の会場には
朝から暖房を入れていなかったんですが、室温
はかなり高くなりましたので、巧駆さんの高座の
あとに窓を開けて換気しました。
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中トリは、毎年恒例になった太閤堂新玄さんの
講談です。「臆病の一番槍」の一席を読んでいた
だきました。
徳川家康の旗本の平松金次郎は、剣術はとに
かく強いのに、いざという時には臆病風に吹か
れてしまいます。
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金治郎は、自分の下僕が目の前で殺害されて
も逃げ帰ってしまうほどの臆病者。その男が、
小牧長久手の戦いに臨み、日頃温厚な家康か
らも厳しく叱咤され、死にものぐるいで単騎で敵
に突進し、大手柄をたてるという物語でした。
いやが上にも盛り上がる戦国の合戦ものです。
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熱演の高座を終え、楽屋に戻る新玄さんをお迎
えする、お茶子の天乃小てるさん(右)とくじらさ
ん。ここで、中入りの休憩です。
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おかげさまで、入場者178名の大入り満員でし
た。多くの方が立ち見になってしまい申し訳ござ
いません。これで、「駅前寄席」では連続57回
の大入り、定例会では70回連続の大入り記録
の更新です (^_^)v
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出番の直前まで、ポータブルDVDで仕草の研究
に余念のない志まねさんです。
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中入りも終了し、後半の部の始まりです。ライト
を調整するのは、今回はスタッフの阿遊亭弘遊
さんです。
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中入り後は、江戸落語の三流亭志まねさん。
演目は、「長短」の一席です。噺の内容は、タイ
トルそのまんまで、気の長〜い「長さん」と、
気の短い「短七」のちぐはぐな掛け合いが実に
楽しい落語です。
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この二人は、性格が正反対なのに、どういう訳
か仲がよく、傍目には喧嘩しているように見えて
いても、本人たちは楽しんでいるのかも知れま
せん。でも、短七が長さんに煙草の粋な吸い方
を教えているうちに大変なことになります。
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トリは、寿亭司之助さん。演題は「宿替え」の
一席です。 「宿替え」とは「引っ越し」のこと。
しっかりものの女房とちょっと間の抜けた亭主
が新しい長屋に引っ越しをするのですが、これ
が、失敗ばかりでドタバタと大騒ぎになります。
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上方の爆笑王と言われた故・桂枝雀師匠の「宿
替え」は有名。でも、この「宿替え」は、枝雀師匠
のと少し違います。というか、枝雀師匠が小米と
名乗っていた頃の「宿替え」に少しこだわってお
り、出囃子も小米時代の「さらしくずし」でした。
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司之助さんは、小米時代の「宿替え」が大好き
で、この世界に足を踏み入れました。それほど
思い入れのあるネタなので、知らず知らずのう
ちに力が入ります。それが客席にも伝わったの
か、大いに沸きました。司之助さん曰く、「もう、
思い残すことはありませんっ!!」 (*_*)
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今回の打ち上げも「阿國」さんを貸し切りで
やらせていただきました。ゲストの新玄さん、
フラダンスでお世話になっている花の家夢々さ
ん、じゅげむKOBEの竹馬亭志ん友さんに
新入会の西遊亭悟空さんを交えて、宴の最後
に「大阪三本締め」でお開きです。
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