過去の活動報告 No.53


 ○ 第43回 高槻市民寄席 (20.1.20)

 ○ 第116回 駅前寄席 (20.2.11)











第168回  噺の会じゅげむ定期公演 

 第43回 高槻市民寄席    

と  き  平成20年1月20日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール

共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


本年最初の定例会(正月公演)は、毎年恒例の「吉例・顔見世大興行」です。今回は、大阪本店とじゅげむKOBEのメンバーのうちから9名が出演しました。人数が多い関係上、一席あたり制限時間10分!!というルール付きで・・・.。というところで、「噺の会じゅげむ」の初笑いの模様をご笑覧の程、よろしくお願い申し上げます。



最近は財政難なので、メンバーが集まる時は

袋貼りの内職をやることになっています・・・

ウソです。お客さんにお配りする恒例の

「お年玉」の大入袋を作っているところ!


いつもどおりに午後2時開演なので、

通常は30分前の午後1時30分が開場時間

なんですが、もう12時過ぎにはお客さんが

続々とお見えになられましたので、早めに

開場させていただきました。


かなり早く開場したので、お客さんの退屈しのぎ

にKOBEの三流亭志まねさんが、休演になった

蜜柑さんのネタ「顔の寸法」を前説代わりに

演らせてもらいました。


その頃には雨模様になり、寒さも強くなってきま

した。これでは、この先のお客さんの入りに影響

するかもと思いましたが・・・


そんな不安もどこ吹く風。開演時間には会場は

ほぼ満席状態になっています。


トップバッターは、大阪の寿亭司之助さんです。

まずは定例会の初席なので、新年のご挨拶を

させていただきました。演目は、正月らしいネタ

の「七福神」です。


昔は正月の2日の晩に見る夢を初夢としていま

した。人々はいい夢を見るために、宝船に七福

神が乗った絵を買い求め、枕の下に敷いて寝る

風習があったそうです。その絵を売る船屋さんと

呉服屋さんの噺です。


二番手は、KOBEの浪華家久句さんです。

演題は「矢切の私は法善寺」。

何のことかと思っていると、高座から飛び出して

の歌謡ショーが始まりました。


「いっぺんやってみたかった!」という久句さん。

後半は高座に戻って、セリフやジェスチャーを

交えながら、気持ちよく歌っておられます。

声もなかなかのものでした。


三番手は、大阪の文々亭小輔さん。演目は、

これも季節ネタの「みかん屋」です。日頃ブラブラ

と仕事もしていなかった男が親戚のみかん屋を

手伝うことになります。で、教えられたことを律儀

に守りますが、それが、とんでもないことに・・・


儲け損なったこの男、同じ長屋で再チャレンジ。

同じみかんでも値が違うので文句が出そうなと

ころですが、人情に厚い人達に救われます。

左の画像は、一席終わって高座を下りてきたと

ころの小輔さん。


大阪のお茶子さんの天乃小てるさんです。


出番待ちは、大阪の花乃家めぞんさん。

今日の演目は「お笑い外国語教室」です。

さてさて、今回は何が飛び出すやら…


世間ではなかなか取っつきにくい英会話を、

お得意の紙芝居を使って笑いながら勉強しよう

というめぞんさんならではの企画です。
これで

あなたも英語と落語のバイリンガル!?


一方、舞台そでにある楽屋の方では、今日の

中トリを務めるKOBEの竹馬亭志ん友さんが

精神集中のご様子・・・


でも、高座に上がれば、一転明るく雰囲気も

変わります。昨年還暦落語会の為に新調した

赤色の着物で登場です。演題は「一目上がり」。

根問い物ですが、会話の内容が順々に上がって

行くめでたい落語です。


おかげさまで、うちの定例会では過去最高の

285名の方にご来場いただきました。

雨模様で本当にお寒い中をお越しいただき

感謝しております。


中入り後は、大阪の潮吹亭くじらさんです。

いつも出囃子係を担当してくれていますので、

今回は自分の出囃子「砂ほり」を自らスタート

させます。


演目は、昨年にネタおろしした「世帯念仏」。

今回は、ご本人が実際に引っ越しをした直後と

いうこともあって、くじらさんオリジナルの「引っ越

しバージョンの世帯念仏」になっていました。


今日の七番手は、大阪の阿遊亭弘遊さん。

お茶子さんが高座返しをしている間、昨年に

亡くなった当会の仁六家拾八さんの提灯に

笑売繁盛の祈願をしています。


ネタは「目薬」です。どちらかというと、

弘遊さん得意の艶笑噺ですな。お医者さんに

もらった目薬を説明書を読みながら使おうとす

るのですが、それを勘違いして大騒動になって

しまいます。


会場の外はかなり寒いんですが、客席の方は

一番後ろの席までも熱気で一杯でした。


八番手は、KOBE所属の三流亭志まねさん。

画像は楽屋で出番待ちをしているところです。

この日は、前説に続いて二回目の高座になりま

した。


演目は「宴会の花道」です。よくある感じの、

会社での宴会の様子を描写している落語です。

私たちにとっても身近なことばかりなので、

笑ってられないようなこともありますけど・・・


楽屋では、本日のトリの喜怒家哀楽さんが

出番直前まで真剣にマクラを考え中です。

プログラムに好評連載中の哀楽さんのコラムは


特集コーナーの
「人生!喜怒哀楽!!」に掲載

しています。


会場の後方では、裏方の真琴家笑吉さんが

写真撮影に余念がありません。

「じゅげむベスト」がよくお似合いで・・・


いよいよ、本日の大トリの登場です。大阪本店

喜怒家哀楽さんの演題は十八番の「子ほめ」。

今回は「顔見世興行」なので一人あたり10分の

制限があるのですが、トリだけは別枠です。


人をほめるのも、相手によってほめ方を変えな

いと逆効果になってしまうことがあったりして、

なかなか難しいものです。

その苦悩する男を演じる哀楽さんに会場は爆笑

のうちにお開きになりました。


今回の打上げは、会場近くの飲み屋「阿国」

(みゅ〜じあむの元スタッフが経営)を貸し切り

で開催です。宴は、当会の新年会を兼ねて大い

に盛り上がりました。次回(今月)の定例会は、

2月11日(月・祝日)の「駅前寄席」です。

よろしくお願いします!





第169回 噺の会じゅげむ定期公演

 高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.116

と  き 平成20年2月11日(月・祝) 午後2時開演

ところ  
高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


JR高槻駅とつながっている連絡通路から見た

「駅前寄席」の会場の高槻西武百貨店2階入口

です。


当会では通算169回目の定例会。「駅前寄席」

としては、116回目になります。

 
会場設営作業準備も終え、談笑するスタッフ。

右端の花乃家めぞんさんは啓蒙活動中!?

彼は、理論家なので、色々な理論を伝導(押し

つけ!?)するのが生きがいです・・・。


そういった喧噪の中、楽屋でひとり反省して

いる三流亭志まねさん・・・。

(実は、ネタ繰りの真っ最中!)


開演時間前には、飛び入り出演の常連(という

か、レギュラー出演!?)の島ぼん太さんの漫

談です。小咄のオンパレードで会場の雰囲気も

温もってます。


会場である多目的ホール前に設置している受付

です。先月に引き続き、早くから多くの方にお越

しいただいています。


というところで、午後2時の開演時間となりまし

た。ご覧のとおり、もうすでに満員の状態です。


今日のトップバッターは、花乃家めぞんさん。

得意(といっても、似てるかどうかは疑問!?)

の動物の物まねからスタートです。


ネタは「平林」です。読み方も演者によって「ひら

ばやし」だったり「たいらばやし」だったりします。

というか、この名前の様々な読み方(読み違い)

がこの落語のテーマになっています。


その頃の楽屋風景。

今回は出番のない阿遊亭弘遊さんが、のんび

りと遅めの食事中・・・。

研究によると、落語を聴きながら摂る食事は、

消化の効率が58%よくなるそうです (^_^;)


二番手は、文々亭小輔さん。 演目は、18歳未

満視聴禁止? の落語「お玉牛」です。というほ

ど、露骨な描写はありませんが、村の若い男が

若い女性の所へ「夜ばい」に行くという噺です。


村のマドンナ「お玉ちゃん」は、皆の憧れの的。

そんな中、一人の若い男が腕力で強引に自分

のものしようとして、お玉ちゃんの部屋に忍んで

行きますが、布団の中には何と牛が寝かされて

いて、それと気づかず・・・


お茶子さんは、おなじみの天乃小てるさんです。


三番手は、寿亭司之助さん。ネタは、小輔さん

の18歳未満お断りの艶笑ネタ「お玉牛」に対抗

して、文部科学省推薦!? のよい子のための

「桃太郎」の一席です。


父親が子供に、昔話の「桃太郎」を寝物語に聞

かせるのですが、その解釈についてやり合って

いるうちに、立場が逆転してしまって、父が子に

教わることになってしまいます。


楽屋では・・・、志まねさんがまだネタ繰りをして

います!! 

この姿勢は見習わねばなりませんね。

左は、高座の様子を確認しながら出囃子係を務

める潮吹亭くじらさん。


中トリは、年に1回のこの月に講談でゲスト出演

していただいている太閤堂新玄さんです。新玄さ

んは旭堂南鱗師匠の講談道場で熱心に勉強さ

れています。


今回の演題は、「赤穂義士銘々伝・横川勘平」。

横川勘平宗利は、
討ち入りをした四十七士の

ひとりです。当日に吉良の屋敷で茶会が催され

ることを調べた人物と言われています。今回は

勘平のお酒にまつわるエピソードでした。


今回出番のない喜怒家哀楽さんは、写真係と

して撮影に大忙しのようです。


おかげさまをもちまして、今回も入場者170名と

いう大入満員となりました。

立ち見の方、どうもすみません。次回はちょっと

早めに来て席を確保してくださいね。


有り難いことに、最近は楽屋への食べ物の差し

入れが結構あります。これは、新玄さんが差し入

れてくださった小饅頭。之助さんは、「饅頭が

恐い・・・」と言いながら、ひとりで10個食べてま

した。


中入り後は、楽屋でずっと一人ネタ繰りをして

いた当会KOBE所属の三流亭志まねさん。

ネタ繰りは万全!! の体制で臨む演目は、

「替り目」でした。


酔っぱらって帰ってきた亭主が、まだ酒が飲み

たいと無理を言い、女房は文句を言いながらも

酒の肴を買いに外へ出ます。その間、亭主は

無理を聞いてくれる女房に思わず感謝するとい

う人情噺です。


この日の大トリは、潮吹亭くじらさん。演題は、

相撲ネタの「花筏(はないかだ)」です。当日の

プログラムに連載中のくじらさんのコラムは、

特集の「くじらのひとりごと」に掲載しています。


大阪相撲の大関・花筏関が病気になり、高砂の

巡業に行けなくなりました。そこで、代役に抜擢

されたのが、容姿が似ている提灯屋の徳さんで

す。とりあえず、土俵入りだけという約束で承知

するのですが・・・


舞台そでにある提灯は、昨年亡くなった当会の

仁六家拾八さんの提灯です。拾八さんも相撲ネ

タが大好きで「相撲場風景」なんかをよく演って

はりました。


大関としてもて囃され、いい気になった徳さん、

ついつい羽目を外してしまい、そんなに元気なら

と、千秋楽にそれまで全勝の千鳥ヶ浜と取り組

まされます。負けを承知で土俵に上がりますが、

ひょんなことから勝ち名乗りを受けることに・・・


これはちょっと珍しい写真。終演直後の客席の

様子です。打ち出し太鼓が響く中、会場を後にさ

れる
お客さんから「楽しかったよ」などと声を

かけていただき、充実感にあふれる瞬間でもあ

ります。


次回の定例会は、

3月23日(日)の 第44回「高槻市民寄席」です。

京都の老舗「楽笑会」さんから3名の噺家さんをお迎えして「京都・大阪交流落語会」を

開催いたします。詳細は
「お知らせ」コーナーをご覧ください!!

 

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