過去の活動報告 No.52

  
  ○ 第114回 駅前寄席 (19.11.4)

  ○ 第115回 駅前寄席 (19.12.16)













第166回 噺の会じゅげむ定期公演

 高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.114

と  き 平成19年11月4日(日) 午後2時開演

ところ  高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


準備作業が終わったところです。西武百貨店

での「駅前寄席」も今回で14回目になります。

高座や会場設営の形も試行錯誤の結果、こう

いう感じに納まってきました。


そして、今回は特別な会でもあります。実は、

「駅前寄席」の第1回が始まってから今月で

ちょうど15年なんです。準備にあたるスタッフ

も気合いの入り方が違います。


「駅前寄席(定例会)」の15周年を記念して、

お客さんには記念の粗品(記念ロゴ入りのクリ

アファイル)をお配りしました。こちらのスタッフ

は、その準備に大忙しです。


開場時間になると、有り難いことに待ちかねて

いたお客さんが次々とお越しになりました。

淡々と受け入れ準備を進めていた受付もにわ

かに賑やかになってきます。


今回の開演前の前説は、寿亭司之助さんが、

会を代表して、15周年の御礼とご挨拶を行い

ました。15年は通過点ですが、彼にはかなり

感慨深いものがあるようです。


とういうことで、開演時間となりました。この頃

には、会場はほぼ満員の状態です。

冬が近づき、気候も少し寒くなってきましたが、

会場内は熱気にあふれています。


トップバッターは、前回(先月)の「駅前寄席」で

トリ(爆笑でした)を務めた文々亭小輔さんです。

演目は「寄合酒」。若い男たちが、酒や肴を

それぞれ持参して宴会をします。


ところが、持ち寄った品物がどれもこれも入手

経路が怪しいものばかりです。皆、お金が無い

ので、店の人をだますのは序の口で、子供や

犬からもせしめてきます。


二番手は、潮吹亭くじらさん。今回のネタは、

年末の昔の風物詩でもある「餅つき」です。

貧乏な長屋の住人が「餅つき」の雰囲気だけ

でも味わおうと苦労をします。


餅をつく(ふりをする!?)仕草や音のリアルさ

にはお客さんも思わず感心してました。


プログラムで連載中のくじらさんのコラムは、

特集の
「くじらのひとりごと」に掲載中です。


楽屋での一コマ。メンバーの視線が集中して

いる先は・・・お菓子です! 最近は、あちらこ

ちらから差し入れのお菓子がたくさん届きます。

皆さん、食べ過ぎには注意しましょう!!


三番手は、当会の「じゅげむKOBE」に所属す

る浪華家久句さんです。演目は世の中のいろ

いろな疑問に的確? に答える「浮世根問」で

した。


久句さんは、当会メンバーの中では最年長の

65歳になりますが、若者に負けずに、頑張っ

ています。落語は老人大学でプロの落語家さん

から指導を受けました。


中トリは、本年4月に続いて2回目のゲスト出

演の和朗亭南坊(わろうてい・なんぼう)さんで

す。お爺さんの形見の紋付き羽織着用での登

場でした。演題は「寝床」の一席。


浄瑠璃が好きな大店の旦那さんが、町内や店

の使用人たちに無理矢理に自分の語る浄瑠璃

を聞かせます。うちの会もこの落語「寝床」と

同じようなものですが・・・。


おかげさまをもちまして、今回も134名の大入

満員となりました。毎回お越しいただく方も大勢

おられます。本当に有り難うございます。<(_ _)>


中入り後は、前説も担当した寿亭司之助さん。

ネタは「大安売り」です。司之助さんとスタッフ

の笑吉さんは、細々と活動していた会の初期の

頃からの生き残りでもあります。


「大安売り」は大相撲の噺です。最近の大相撲

は、横綱・朝青龍や時津風部屋の問題等で

大変なようですが、この落語に出てくる昔の

相撲取りは呑気なものです。


さて、本日の15周年記念公演のトリは、

当会の若者代表の花乃家めぞんさん。当会

の秘密兵器(別名、「噺の会じゅげむ」の

テポドン!?)が堂々の土俵入り?です。


いつもの出囃子ではなく、今回は大相撲の

ふれ太鼓で高座に上がりました。前の演者の

大相撲ネタの雰囲気をうまく利用して、得意の

行司の物まねで会場を盛り上げます。


演題は「饅頭こわい」。饅頭好きが饅頭が恐い

とウソを言い、皆から饅頭をせしめようとする

定番の噺です。世間を騒がせている食品偽装

問題をからめて大爆笑でした。






第167回 噺の会じゅげむ定期公演

 高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.115

と  き 平成19年12月16日(日) 午後2時開演

ところ  高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


当会の定例会も平成4年10月から数えること

168回目になりました。そして、今日は今年最

後の定例会です。寒風が吹く中を早くから大勢

の方にお越しいただきました。


開演前には、もうお馴染みになった飛び入り

出演の島凡太さんの漫談です。今回は方言の

小咄で会場を盛り上げていただきました。

 


さて、第115回「高槻オーロラシティ・駅前寄席」

の開演時間です。すでに、客席はほぼ満席に

なり熱気に包まれています。


この日のトップバッターは、先月の駅前寄席で

トリを務めた花乃家めぞんさんです。

演目は、「狸の札(さつ)」。「狸のサイコロ」の

柳家花緑師匠バージョンということでした。


「狸のサイコロ」では、子狸がサイコロに化けて

博打場で恩返しをするのですが、「狸の札」では

いきなりお金になって恩返しをすることになりま

す。ところが・・・


二番手は、阿遊亭弘遊さん。

ネタは「つる」です。釣りでは「鮒に始まり鮒に

終わる」と言いますが、落語では「つるに始まり

つるに終わる」というくらい基本のネタです。


昔、「鶴」は「首長鳥」と言われていた??そう

で、その鳥が何故に「鶴」と呼ばれるようになっ

たかというのが、この落語のテーマです。

知ったかぶりには注意しましょうね。


楽屋風景です。左(後ろ姿ですみません)は

待機中のお茶子・天乃小てるさん。右は今回

は出番が無く、出囃子係に専念の潮吹亭くじら

さん。プログラムのコラムは
「くじらのひとりごと」

にアップしてます。


ゲストの花の家夢々(むーむー)さんです。

毎年7月の高槻市民寄席でフラダンスを披露

していただいているレフアニコ・フラクラブの

リーダーです。芸名もそこからきてます。


演目は、「厩(うまや)火事」。愛馬より家臣の

身を案じた孔子の伝説を聞き、自分の夫の気

持ちを確かめようとする髪結いの女房をお色気

たっぷりに演じていただきました。


中トリは、当会の神戸の拠点「じゅげむKOBE」

所属の三流亭志まねさんです。演題は、東京

落語の「死神」の一席。タイトルだけ聞くと恐そう

な感じですが・・・


実は結構面白い噺なんです。死神に重病人を

回復させる技を教わった男が医者になって

金儲けをします。サゲは演者によって違った

演出がありますが、志まねさんのも粋でした。


お寒い中にもかかわらず、おかげさまをもちま

して、123名の大入満員でした。定例会では

55回連続、駅前寄席でも49回連続の大入り

です。


中入り後は、文々亭小輔さん。演目は十八番の

「時うどん」です。落語では定番のネタですが、

現代と時間やお金の数え方が違うので、マクラ

なんかで解説が必要になりました。


たった一文ごまかすために、人のマネをして

失敗する噺です。小輔さんのうどんを食べる

仕草には客席も大爆笑。会場の隣のうどん屋

さんの売り上げにも貢献したとか・・・!?

                      


本年最後の定例会のトリは、寿亭司之助さん。

演題はネタおろしの「鹿政談」です。奈良の鹿に

まつわるいわゆるお奉行さんのお裁きもの


人情ものの噺です。


昔、奈良の鹿は「神鹿」と呼ばれており、こ

れを殺害すると死罪になったと言います。実

際、奈良の菩提院には鹿を殺して「石子詰の

刑」に処された三作少年のお墓があります。


誤って鹿を殺してしまった豆腐屋の六兵衛さん、

捕らえられ奉行所で裁判にかけられます。

時の町奉行・曲淵(まがりぶち)甲斐守は、どの

ようなお裁きをしたのでしょうか・・・


              
● 風流落語旅(奈良編)

        初笑い 高槻市民寄席 吉例顔見世大興行

          
 1月20日(日)午後2時開演
          
 於 高槻市立生涯学習センター(市役所の隣)
                <入場無料
(お年玉付き)
        
         皆様のご来場をお待ち申し上げております!
        

 

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