過去の活動報告ファイル No.5 

 第16回 交遊亭      第62回 駅前寄席    

                         

第16回 交 遊 亭

と き  平成11年11月28日 午後2時開演

ところ  JR高槻駅前 高槻市総合市民交流センター 6階多目的スタジオ

共 催  (財)高槻市文化振興事業団 青少年センター /噺の会 じゅげむ

【お問い合わせ】 青少年センター TEL 0726-85-3724

さあ、開場!

 入口でお客さんをお迎えする拾八さんと

 司之助さんです。

 

 本日のトップは潮吹亭くじらさん。

 愛きょう者の狸が恩返しをしようとする

 「狸のさいころ」です。

 

 「天神さん、天神さん」

 ぱっと開けますと、狸が冠かぶって、

 しゃく持って……。

 人のためとは言え、いろんなものに化け

 ねばならない狸も大変です。

 

 二番手の文々亭小輔さん。今日のネタは

 「お玉牛」の一席です。これは、若い男が

 夜這いをするというちょっとエロチックな

 噺ですが……。

 

 お玉の部屋と思って忍び込んだところが、

 布団には牛が寝かされ、そうとも知らず、

 牛をお玉と間違えて、大騒動になります。

 

 本日の中トリ、雀家ぜい六さんです。

 年末の風物詩「餅つき」の一席。

 

 この噺は餅をつく代わりに女房のお尻を

 叩いて、その音で近所に餅をついている

 ようにしようと夫婦が努力します。

 その姿を想像すると、この「餅つき」も

 少しエロチックですね。

 

 中入り後は、最年長の仁六家拾八さん。

 「世帯念仏」の一席です。

 

 ただ、念仏をあげるだけの噺ですが、

 その合間に日常の生活が垣間見える

 ほのぼのとした噺です。

 念仏を唱える拾八さん。ほんまに、よう

 似おてます。

 

 楽屋で出番を待つ寿亭司之助さん。

 かなり緊張してますな。

 

 一方、出番の終わったぜい六さん。

 熱演で、力尽きたようです。

  

 本日のトリは、寿亭司之助さん。

 ネタ卸しの「試し斬り」の一席です。

 

 「実は、先頃、刀を一振買い求めましてな」

 

 刀の切れ味をみたいというだけで、人を

 簡単に切ろうという昔の武士の理不尽さが

 よくわかります。

 

 今日は、何と朝日新聞から取材もあり

 ました。終演後の取材のひとこまです。





第62回 駅前寄席 <吉例顔見世大興行>

と き  平成11年12月12日 午後2時開演

ところ  JR高槻駅前 グリーンプラザ1号館 4F多目的ホール

主 催  グリーンプラザたかつき1号館

協 賛  グリーンプラザたかつき1号館 5階飲食店街

【お問い合わせ】 吟醸酒蔵みゅ〜じあむ TEL 0726-85-8470

今日のトップは潮吹亭くじらさんです。

 「煮売屋」の一席で緊張した会場の雰囲

 気を和らげます。

 当日のプログラムの連載コラムは、

 お得意の替え歌でした。特集コーナーの

 「くじらの独り言」のNo.9に収録して

 います。

 

 「とせうけ、あかえけ、くしらけ……、  

 おっさん、あの『け、け』いうのはなん

 や」

 「あれは『け』じゃあらせん。汁という字

 や。ちょっとくずして書いたさかい『け』

 に見えるか知らんが、あら汁じゃ」

 

 二番手は成長著しい文々亭小輔さん。

 「池田の猪買い」の一席。

 冬の寒い日には、ぼたん鍋に日本酒で

 身体を暖めるのがよろしおまんな。

 

 山猟師の六太夫さんが、鉄砲で猪を

 狙っているところです。

 さて、うまく当たりますかどうか……。

 

 中トリは、寿亭司之助さん。先月の交遊

 亭と同じく「試し斬り」です。

 侍の小咄のオムニバスですが、小咄と

 は言え、侍が出てくると重みがあります

 な。

 

 「いずれ研ぎに出さねばなりませぬが、

 それまでに一度でよいから試し斬りが

 したいものでござる」

 昔の侍は、ええかげんなもので、人の

 命などなんとも思ってまへん。

 

 中入り後は、長老の仁六家拾八さん。

 ネタおろしの「看板のピン」です。

 『飲む・打つ・買う』は、男の道楽てな

 ことを言いますが、博打はのめり込む

 と怖いです。

 

 昔ちょっとならした博打打ちといわれる

 おやっさんの雰囲気を出すのに苦労し

 たそうです。

 緊張のせいかネタが飛んだりしました

 が、お客さんには十分楽しんでもらえま

 した。

 

 ずいぶんと寒さが厳しくなって来ました

 が、過去最高の121名のお客さんにご

 入場いただき、超満員になりました。

 

 そして、トリは当会の看板の雀家ぜい六

 さんです。「住吉駕籠」の一席です。

 住吉街道で客待ちをする駕籠かきの噺

 で、登場人物も多いんですが、さすがに

 ぜい六さん、小気味よいテンポで噺を

 進め、全く時間を感じさせませんでした。

 

 ぜい六さんの熱演に客席は大爆笑につ

 ぐ大爆笑で、一年の笑い納めができたと

 お客さんも満足して帰られました。

 

 最後は、久しぶりに福引きを行い、

 会場は大変に盛り上がりました。

 

 この調子で来年もがんばりたいと思い

 ます。

 より一層のご贔屓をよろしくお願い申

 し上げます。

●次の過去の活動報告ファイルへ    ◎過去の活動報告目次へ戻る










inserted by FC2 system