第61回グリーンプラザ駅前寄席 第14回たかつき演芸市場交遊亭
第14回 交 遊 亭
と き 平成11年9月26日 午後2時開演
ところ JR高槻駅前 高槻市総合市民交流センター 6階多目的スタジオ
共 催 高槻青少年センター /噺の会 じゅげむ
【お問い合わせ】高槻市青少年センター TEL
0726-85-3724
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ここの多目的スタジオは、部屋の形が 変わっているので、舞台を作るのに いつも苦労をします。 |
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本日のトップは潮吹亭くじらさん。 上方落語の旅ネタ「東の旅(伊勢参宮神 乃賑)」の中の「煮売屋」です。 |
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「ほな、一番しまいに書いてあるやつ、 あれ二人前たのむわ」 「一番しまいちゅうなさると?」 「元方現金に付貸売お断りちゅうやつ、 これなんか具が多うて旨そうな……」 無理なことばかり言って煮売屋の主人 を困らせます。 |
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二番手の文々亭小輔さん。今日のネタ は「鉄砲勇助」の一席です。東京では、 「うそつき弥次郎」と呼ばれる噺だけに、 とんでもない『うそ』の連発です。 |
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「もう田んぼの中に、こう足が二本ずつ ニュッ、ニュッと稲の刈りあとみたい にな……」 寒い北海道の鴨狩り(刈り?)のくだ りです。 当の本人は、うそのつけない真面目な 青年です。 |
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本日の中トリ、雀家ぜい六さんです。 十八番の「天王寺詣り」の一席。 初トリの拾八さんを盛り上げようと 奮闘しました。 |
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お彼岸で賑わう四天王寺さんの風景描 写が、この噺の見もの聞きものです。 お客さんもぜい六さんの演技に思わず 引き込まれ、昔懐かしい風情にタイム スリップしたかのようでした。
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中入り後は、寿亭司之助さん。桂三枝 さんの創作落語「お忘れ物承り所」の 一席です。
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相変わらず、電車の中の忘れ物は多い そうです。大事なものには、名前を書く ようにしましょう。名前があれば、もし 忘れたときでも探しやすいそうです。 特に、雨上がりの傘には要注意。 |
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本日のトリは、仁六家拾八さん。 50の手習いで落語を始めて三年目に して初めてトリをとりましたが、堂々と 「替り目」を演じました。 |
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俥夫が人力車を曳いているところです。 |
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酔っぱらいの男とその女房との掛け合 いが何とも言えず滑稽ですが、夫婦の 情愛あふれるほのぼのとした噺です。 この落語は、拾八さんのキャラクター に合うてるような気がします。 |
第61回 駅前寄席 <紺染・ぜい六 二人会>
と き 平成11年10月17日 午後2時開演
ところ JR高槻駅前 グリーンプラザ1号館 4F多目的ホール
主 催 グリーンプラザたかつき1号館
協 賛 グリーンプラザたかつき1号館 5階飲食店街
【お問い合わせ】 吟醸酒蔵みゅ〜じあむ TEL
0726-85-8470
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舞台設営が終わり、ほっと一息ついて いるところです。力仕事で大変ですが、 この駅前寄席の高座は、よく出来ている となかなかの評判です。
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今日は特別に、三味線のお師匠さんの 石川裕美子さんにおいでいただきまし た。おかげさまで、気持ちよく高座に 上がることができました。 やっぱり、テープの出囃子とは、くらべも のになりませんね。 |
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ゲストの味付亭紺染さんですが、人手不 足で鳴り物を手伝っていただきました。 それにしても器用な方です。 |
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今日は出番がないので、受付を務める 潮吹亭くじらさんです。 いつも、当会のプログラムのコラムを 書いてもらってます。 今回のプログラムのコラムは、「特集」 コーナーの「くじらの独り言」のNo.8 に収録しています。 |
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トップバッターは、若手ナンバーワンの 文々亭小輔さん。「道具屋」の一席です。 |
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「なんで、こんなに固いねん」 「木刀です」 木刀を刀と間違えて無理矢理引き抜こう とするお客さんに手助けをする喜六です。
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二番手は、寿亭司之助さん。ネタおろし の「浮世床」です。 ひょうたん型のやかんに映った歪んだ 顔を何とか元に戻そうと努力してます。 |
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昔の床屋さんは、待ち時間が非常に長か ったんですが、庶民はその待ち時間を 結構楽しんでいたそうです。待合室で 皆とわいわいがやがやと過ごして、 コミュニケーションを図っていたんで しょうか。 |
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大分と過ごしやすくなってきた秋晴れの 日曜日。93名のお客様に楽しんでいた だきました。 |
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そして、駅前寄席では初めての登場、 指笛音楽の山本邦男さんです。わざわざ 駅前寄席のために広島から来ていただ きました。 |
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指笛は、思ったよりずっと迫力があり、 驚きました。でも、実際に音を出すのは かなり難しいようです。 山本さんとは、このホームページが 縁でお知り合いになりました。
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全部で5つの曲目を演奏していただき ましたが、最後の曲「ここに幸あり」 では、お客様も指笛に合わせて一緒に 歌い出す場面もあり、大変盛り上がり ました。
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さて、本日のタイトル「紺染・ぜい六二人 会」の主役の一人、味付亭紺染さんの 登場です。ネタは、お得意の「三十石」 です。
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紺染さんの話芸には、知らず知らずの うちに引き込まれてしまいます。 このおばあさんも、ええ雰囲気出てまっ しゃろ…! |
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「や、うんとしょう」 三十石船の船頭さんが櫓を漕いでいる ところです。粋な舟歌が、古き良き時代 の旅を彷彿とさせます。 |
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京洛亭洛京さんも今日は出番がありませ んでしたが、デジカメ撮影や鳴り物のお 手伝い等で大忙しでした。
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本日のトリは、「二人会」の一方の主役、 当駅前寄席の大看板、雀家ぜい六さん。 ネタは、久々に演じる「口入屋」です。
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「今晩、うち来て見なはれ。 夜中、ごちゃごちゃごちゃごちゃして、 おもろおまっせ……」 丁稚の定吉が、お向かいの丁稚仲間に 掃除しながら、しゃべってるところです。 ぜい六さんの演ずる子供は、定評があり ます。 |
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ふらちな考えを起こした番頭さん。つい に、膳棚を担ぐはめにおちいりました。 噺のクライマックスです。 |