過去の活動報告
No.38
噺の会じゅげむ定期公演 VOL.138
高槻市民寄席 vol.30
と き 6月5日(日)午後2時
ところ
共 催 高槻市生涯学習センター/噺の会じゅげむ
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高槻市生涯学習センターのある高槻市総合 センターの入口です。本来、今月(6月)は グリーンプラザ駅前寄席の順番なんですが、 会場の都合でここでの開催になりました。 来月(7月17日)も引き続きこちらで高槻市 |
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メンバーが一致協力して舞台設営をやってる ところです。こちらの高座も毎回試行錯誤を 重ねながら、よりよい高座を作ろうと努力して います。天井の照明関係の調整は 涯学習センターの所長さん自らお手伝いいた だきました。 |
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会場前の受付では、手書きの看板を設置し、 お客さんにお配りする当日のプログラム、次 回の高槻市民寄席のチラシ、7月10日に開 催の神戸の第2回みかげ寄席のチラシをワン セットにして、受け入れの態勢も万全。ズラッ と居並ぶスタッフの意気込みも十分です!! |
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会場で鳴り響いていた太鼓の音が終わると 開演です。今回は2階のホールで日本舞踊の 発表会が重なったので、いつも使わせていた だいている金屏風なしの舞台になりました。 でも、これはこれでシンプルな感覚で悪くは ないですね。 |
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今日のトップバッターは潮吹亭くじらさん。 ネタは「煮売屋」です。噺の途中で会場のお客 さんと言葉のキャッチボールがあったり、ほの ぼのとした雰囲気を醸し出していました。開口 一番としての役目はこれなんですね。まず、 会場の空気を暖めるのが大事なことです。 |
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二番手は喜怒家哀楽さん。演目はネタおろし の「つる」です。落語の基本的なネタですが、 奥が深い噺でもあります。「釣りはフナで始ま りフナに終わる」とよく言われますが、落語の 世界では、「つるに始まりつるに終わる!?」 と哀楽さんは強調していました。 |
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当会専属のお茶子さんの天乃小てるさんで す。お茶子さんという名称は、昔、劇場なんか に付属していたお茶屋さんで、幕間での食事 や休憩の世話係をしていた女性のことなんで すね。そういうところから、落語の世話役の 女性もお茶子さんと呼ばれるようです。 |
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三番手は洋酒家巧駆さん。ネタは「悋気の独 楽(りんきのこま)」です。艶っぽい噺で、最近 亡くなられた文枝師匠の得意ネタでもありまし た。おかみさんとお妾さんの紛争に巻き込ま れた丁稚の定吉の奮闘ぶりが楽しい噺です。 巧駆さんの女形もなかなか粋でした。 |
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中トリは旭堂南鱗師匠の講談道場に所属す る太閤堂新玄さんです。当寄席では2回目の ゲスト出演で、講談「角屋船の由来」をじっく りと読んでいただきました。会場のお客さんも 本格的な講談で、戦国時代の世に引き込ま れるような臨場感を味わっていました。 |
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本日も148名のお客さんにご来場いただき 大入満員となりました。いつもいつも本当に ありがとうございます。 当日のプログラムに掲載の喜怒家哀楽さん のコラムは、特集の「人生!喜怒哀楽!!」 コーナーにアップしています。 |
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中入り後は花乃家めぞんさん。ネタは得意 技!?の「桃えもん」の新バージョンです。 「桃太郎」の改作なんですが、さらに工夫を こらしてサゲを変えています。ちなみにめぞん さんは、6月12日にトリイホールで開催され る全日本社会人落語選手権に出場します。 |
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と言うところで、今日のトリ、寿亭司之助さん の登場です。演題は「天狗裁き」の一席。紋 付きの羽織に袴という出で立ちで、本人は、 「トリとは、実力・人気・人格の三拍子がそろ った人物である」などと曰ってましたが、実を 言うと、当会のトリは当番制なんです・・・。 |
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「天狗裁き」は、タイトルにもあるとおり空想上 の人物の天狗が登場する噺です。ことの発端 は、主人公の見た夢の話をその女房が無理 に聞き出そうとした単なる夫婦喧嘩ですが、 隣人や家主や奉行、そして、最後には鞍馬山 の天狗まで巻き込む大騒動になります。 |
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無事に寄席もお開きとなり、恒例の打上げは 当会事務局の吟醸酒蔵みゅ〜じあむです。 ゲストの新玄さんやお客さんで来ていただい た枚方の「渚の会」の渚家梅仁さん、 津市の「寝床の会」の隣乃玄張さんにも参加 していただき、大いに盛り上がりました。 |
噺の会じゅげむ定期公演 VOL.139
高槻市民寄席 vol.31
と き 7月17日(日)午後2時
ところ
共 催 高槻市生涯学習センター/噺の会じゅげむ
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物が、市民寄席の会場の センターのある そしてその前を意気揚々と闊歩する当会の メンバーたち。 |
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設営の終わった会場では今日のゲストの フラダンスのレフアニコ・フラクラブの皆さん が何度もリハーサルをされてました。 |
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高座では何やら怪しげな二人が・・・ 「お代官様、何とぞよろしくお願いします」 「花乃家、そちも悪じゃのう」 と言っている訳ではなくて、花乃家めぞんさん が落語の仕草の要領を仁六家拾八さんに 教わっているところのようです。 |
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この日は、ちょうど京都の祇園祭がありまし たので、「ひょっとして、お客さんをそちらの 方に取られるのでは・・・」と心配していました が、開場時間にはいつものように続々とお客 さんがご来場! ホッとしました。 |
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本日のトップバッターは先月の高槻市民寄席 でトリを勤めた寿亭司之助さん。「この会は、 下克上が激しいんですわ」と本人は曰ってま したが、実のところ、トリの次は前座というの が当会の決まりなんです。ネタは「花色木綿」 でした。 |
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何も盗られる物がない男(やもめ)の家へ泥 棒が入ってくれたのをいいことに、あれもこれ も盗られたとウソをつき、家賃不払いの責任 をすべて泥棒のせいにしてしまいます。ところ が、その泥棒は逃げそびれて押し入れの中 に隠れていたので、さあ大変!! |
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二番手は、仁六家拾八さんです。演目は「上 燗屋(じょうかんや)」。お酒を温めて飲むのを 燗をつけると言いますが、それも最高に旨い 温度を上燗といいます。拾八さんの十八番の 酒飲みの噺です。 |
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酔っぱらいの相手をまともにすると馬鹿をみ ます。でも、商売でお酒を出しているお店なん かは仕方がありません。また、酔っぱらいだと 思って甘く見ていると、変にまともなところが あったりして、本当に手が焼けます。 |
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お茶子さんは天乃小てるさんです。噺の会 じゅげむ大阪本店専属なんですが、このとこ ろ、じゅげむKOBEの「みかげ寄席」も掛け 持ちなので忙しい身の上です。 |
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三番手は、ゲストのTAKEZOさんです。何と 当会では初めての「一人芝居」を演っていた だきました。落語も一人芝居と言えますが、 TAKEZOさんは本来は役者さんですので、 面白さも落語とはひと味違います。 |
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不思議な出で立ち登場したTAKEZOさん。 一体何が始まるのかと思いましたが、宮沢 賢治の生い立ちを題材に一人芝居を進行し ます。実にほのぼのとさせてもらいました。 退場も会場の後ろへフェードアウトするとい う最後まで凝った演出でした。 |
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中トリは、学校関係の出前寄席なんかでも 忙しい喜怒家哀楽さん。演題は「持参金」の 一席です。 |
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ひょんなことから嫁をもらうことになった男で すが、この嫁さん、ちょっと訳ありで持参金が つきます。ちょうど借金の返済に困っていた ところなので、渡りに船とばかりに嫁取りに 承諾し、その借金を持参金で返そうとしてい ましたが・・・。ホント、世の中狭いもんです。 |
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お暑い中にもかかわらず、本日も124名の お客さんにご来場いただきました。まことに ありがとうございます。次回は、8月21日に 第99回「グリーンプラザ駅前寄席」の開催で す。またまた暑い日になるでしょうが、よろし くお願いします。 |
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中入り後は、潮吹亭くじらさん。ネタは「鯉盗 人(こいぬすっと)」。くじらさんは、翌日も天満 のフラワー亭さん主催の第3回「天神さん寄 席」の野外ライブに出演するというハードな スケジュールでした。 |
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川魚料理の店に入った強盗の頼みで店主が 鯉の活け造りを造らされるという噺です。盗人 は盗人として、料理人は料理人としての職人 の意地がぶつかり合います。さて、どちらに 軍配が上がりますでしょうか? 鯉をさばく 仕草も見どころです。 |
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さて、今日の二組目のゲスト出演、こちらも、 当会定例の寄席では初めてのフラダンスの レフアニコ・フラクラブさんたちの登場です。 |
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今回は、「赤いレイ」・「ヒイラベ」・「アロハウク レレ」・「ブルーハワイ」の四曲を踊っていただ きました。 |
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ハワイの空と海を想わせるさわやかなブルー の衣装でのフラダンスに会場のお客さんも、 日本にいながらにして「ハワイ」気分を満喫で す。 |
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艶やかなフラダンスで気分を変えた後は、本 日のトリ、阿遊亭弘遊さんの高座です。演題 は「代書屋」の一席。勉強家の弘遊さんは、 たそうです。 |
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昔は無筆の(字の読み書きが出来ない)人が 多かったので、代書屋さんと言う職業も忙し かったようです。今でいう行政書士に当たる のでしょうが、その頃は特に国家資格などは 要りませんでした。 |
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噺の中では、代書屋さんが履歴書を代書し てくれるんですが、履歴書が何たるかも知ら ない依頼者のトンチンカンな受け答えにいら だちながらも辛抱強く仕事を進める姿勢が 笑いを誘います。 |
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予定よりもちょっと時間がオーバーしました が、無事に今日の寄席もお開きとなり、会場 の外では、ゲストで出ていただいたフラダンス のレフアニコ・フラクラブの皆さんが整列して 「アロハ〜〜〜」とお見送り。 |
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という訳で、打上げは当会事務局でもある 吟醸酒蔵みゅ〜じあむです。店名が“博物 館“だけにお酒の種類は半端ではありませ ん。ここでの打上げは100回以上やってま すが、いつも銘柄の違うお酒が飲めるのも ひとつの楽しみです。 |