第60回 駅 前 寄 席 <枝雀さんを偲んで>

と き  平成11年8月22日 午後2時開演

ところ  JR高槻駅前 グリーンプラザ1号館 4F多目的ホール

主 催  グリーンプラザたかつき1号館

協 賛  グリーンプラザたかつき1号館 5階飲食店街

【お問い合わせ】 吟醸酒蔵みゅ〜じあむ TEL 0726-85-8470

開演前の舞台設営準備風景です。

マイクテスト中の洛京さん。テストとい

えども真剣な面持ちですな。

後ろは心配そうに見つめる司之助さん。

受付の準備をしている左が拾八さん、

右が小輔さん。うしろの屏風もなかな

かの評判です。

 

本日のトップバッターは、仁六家拾八

さんです。「酒の粕」の一席で、まず、

緊張した会場の雰囲気を和らげまし

た。

 

酒に酔ってるみたいに上機嫌でんな。

ほんまに呑んでたりして……!?

 

お次は京洛亭洛京さん。

お得意の「持参金」の一席です。

「ほんに、金は天下の回りもの

やなァ」

開演前は真剣そのものだった洛京さ

んも高座ではええ顔してはります。

 

中トリは、寿亭司之助さん。ネタは枝

雀師匠が十八番にしていた「宿替え」

です。 

 

釘を一所懸命に打っている所です。

この人は、枝雀師匠がまだ小米を名

乗ってた頃の「宿替え」を聴いてから、

いっぺんに上方落語にのめり込んで

しまったそうです。

 

今年亡くなられた桂枝雀師匠を追悼

するため、出演者全員による「クイズ

枝雀王選手権」を開催し、枝雀師匠に

まつわるカルトなクイズで、在りし日

の枝雀師匠を偲びました。師匠のお

かげか、97名のお客さんに入場して

いただき、大いに盛り上がりました。

 

中入り後は、潮吹亭くじらさん。

「猫」の一席です。これは、枝雀師匠

が演じておられた新作落語でした。

枝雀師匠への思い入れの強いくじら

さんは、師匠の使ってはった出囃子

「昼まま」で気分よく登場。

猫がしゃべっているところです。

猫と人間が日常の会話をするという

本当に不思議な噺でした。

さて本日の「枝雀師匠を偲ぶ会」でト

リを務めますのは、駅前寄席の看板、

雀家ぜい六さんの「くっしゃみ講釈」で

す。

 

 

アホが、試しにとんがらしの粉を火鉢

にくすべて、そしらぬ顔して、隣の連

れの男に煙を送ってるところです。

リアリズムを追求するぜい六さんは、

以前、本当にとんがらしの粉を火にく

すべてくしゃみが出るか実験したそう

です。

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