過去の活動報告ファイル No.24

噺の会じゅげむ定期公演 VOL.110

第82回 グリーンプラザ 駅前寄席 

と  き  平成15年2月23日 午後2時開演

ところ JR高槻駅前 グリーンプラザたかつき1号館 4階 多目的ホール

主 催 グリーンプラザたかつき1号館

 

2003年最初の「駅前寄席」。今回は寿亭

司之助代表が仕事の都合で欠席のため、

私、潮吹亭くじらが寄席の模様をご紹介さ

せていただきます。

開演前の受付風景。早くから常連さんが

お越しです。

トップは「煮売屋」潮吹亭くじら。

当会に入会した頃、何度も手がけたネタ

だけに、てなれたものです。

上方落語のレギュラー「喜六」・「清八」が大

活躍の噺。今回のプログラムに連載中の私

のコラムは、「くじらのひとりごと」

のbS4をどうぞ。

お次は「看板の一(ピン)」仁六家拾八。

「本当のばくちはこんな風に…」

と、若い者にレクチャーするおやじさん。

きっと、拾八さんのような人なんでしょう。

会場のある方が「中もピン」とサゲを先に

言ってしまいました。が、それにも動じず

噺を締めた拾八さん。さすが…。

中トリ「持参金」喜怒家哀楽。

「一月は往ぬ。二月は逃げる。三月は去る。

四月はチンパンジー!」哀楽さんならではの

ウイットに富んだマクラで、つかみはOK!

金物屋の佐助さんの紹介でもらった臨月の

お嫁さんの正体はいかに…

見事なストーリー展開と哀楽さんの話術に

お客さんは釘付け…

今回は何と171名ものお客さんにお越しい

ただきました。こんな多くの方々にご支援い

ただき、本当にありがたいかぎりです。

中入り後「時うどん」文々亭小輔。

いつもながらのはつらつとした高座。

うどんを食べる仕草で拍手がおこるなど

今日も絶好調!

パントマイム的要素を取り入れるなど、随所

に工夫も見られます。今年もこの男から目が

はなせない…。

ゲスト「マジック」吉田謙介さん。

高槻市などでボランティアでマジックを披露

されている吉田さん。見事な手さばきで「駅

前寄席」を盛り上げてくださいました。

お何も入っていない紙袋から、大きな花かご

が三つも! 舞台袖から見ていても全くタネ

がわかりませんでした。

お茶子さんの小雪さん。今回は番組編成上、

見台の出し入れが多く大忙しでした。でも、

今回は「お茶子の特権」?で、吉田さんから

マジックのタネを教えていただいたとか…。

トリ「くしゃみ講釈」洋酒家巧駆。

かつては大学の落研部長として百戦錬磨の

巧駆さんも「噺の会じゅげむ」のメンバーと

しては初めてのトリ。あまりの緊張から、出

だしでちょっとハプニング…。

でも、噺に入るとさすが。「からくり」・「講釈」

など、覚えねばならない箇所の多いこのネタ

を見事料理。

「へっくしょん!!」

とんがらしが効いてます。

上方落語の大ネタでしたが、トリの重責、

立派に果たしてくれました。小輔さんと並ぶ

「若手のホープ」今後も頼んまっせ!

今日も無事にお開き。打上げはいつもの

吟醸酒蔵みゅ〜じあむです。ゲストの吉田

さん、そして巧駆さんの大学の先輩方にも

参加していただきました。「失恋亭ケロリン」

さんがこの場でアナウンサーの物まねを披

露。大うけでした。

 

噺の会じゅげむ定期公演 VOL.111

第19回 高槻市民寄席 

と き  平成15年3月23日 午後2時開演

ところ  JR高槻駅前 高槻市総合市民交流センター 5階視聴覚室

共 催  (財)高槻市文化振興事業団 青少年センター /噺の会 じゅげむ

高槻市民のみならず、周辺の方にもご贔屓い

ただいています高槻市民寄席も当会場での最

後の公演となりました。次回(6月1日)からは、

新しい会場である高槻市立生涯学習センター

に移ります。

写真は、開場前の談笑風景です。

 今日は最後の交流センターでの落語会という

他に、もう一つ大事なお知らせがありました。

当会で唯一の東京落語担当の山椒家小粒さ

んと奥さんでお茶子さんのみちのく小雪さんが、

転勤で九州へ行くことになり、お二人のお別れ

公演となりました。

開演前ですが、前説がわりに、この日に出

番のなかった洋酒家巧駆さんが得意の三味

線を持ち出し、いろいろな出囃子の演奏を

サービス。おかげで、寄席の雰囲気も盛り

上がりました

この日のトップバッターは、文々亭小輔さん。

ネタは「寄合酒」です。経費節約のため、皆が

食べ物を持ち寄って宴会を始めようというので

すが、食べ物の入手方法がとんでもないもの

ばかり、中には子供をだまして鬼ごっこしなが

ら大きな鰹節を二本ふところに…。

二番手は潮吹亭くじらさんです。演目はネタ

おろしの「京の茶漬け」。京都の昔ながら

の風習? を逆手に取ってやろうとあの手

この手と考えますが…。当日のプログラム

(かわら版)に好評連載中のくじらさんのコラ

ムは、「くじらのひとりごと」bS5です。

三番手はゲスト出演のすずめ家呑々さん。

演題は、ほめてほめて小遣い稼ぎをしよう

と一生懸命になる「池田の牛ほめ」です。

一度おじさんの家をほめるつもりが、逆に

相手を怒らせて失敗しているので、今度は

いろいろと勉強して(といってもカンニン

グですが)、順調に進みます。ところが、

最後に牛が出て来て…。

 中トリは当会岡山支店からの出張組、讃岐

家かずのこさんです。演目は故・枝雀師匠

の得意ネタだった「貧乏神」。気のよすぎ

る貧乏神が、とりついた男の生活の面倒を

みてやるはめになるという何とも馬鹿げた

噺です。でもちょっと貧乏神に同情・・・

気候も朝方急に冷え込んだりして寒い一日

でしたが、81名のお客さんにご来場いた

だきました。しつこいようですが、次回の

高槻市民寄席(6月1日)からは、会場が

生涯学習センターに変わりますのでお間違

えのないように願います。

中入り後は、喜怒家哀楽さんです。各施設に

掲示されていた演目は、「お楽しみ」でしたが、

今日の哀楽さんのネタは「天災」になりました。

意外と「お楽しみ」というのも何が出るか

本当にお客さんも楽しみのようです。男と

神学の先生とのやりとりが面白いです。

一年間、当会の定期公演のお茶子さんとし

て、毎回、手際よく演者交替の段取りをし

ていただいていたみちのく小雪さんです。

当会での最後の仕事は、今日のトリである

ご主人の小粒さんの高座の準備と名ビラ返

しでした。

ということで、本日の主役でもある大トリ

の山椒家小粒さんの登場です。今日の演題

は、艶笑落語の「風呂敷」ですが、特別に

高槻市民寄席バージョンでした。あちらこ

ちらに当会メンバーが登場したり、ギャグ

もいろいろと工夫されてました。

非常にやきもち焼きの亭主なんですが、こ

のかみさんもなかなかのしたたか者です。

浮気がばれそうになった女房、間男を押入

に隠したまま、兄貴分のところに助けを求

めにきます。その兄貴分は、一計を講じて

風呂敷を使って間男を救出しようと…。

いたるところに小粒さんの新しいギャグが

ちりばめられた新しい感覚の古典江戸落語

にお客さんも大笑いする人、うつむいて笑

いを必死でこらえる人等々会場も盛り上が

りました。会場だけでなく、メンバーの名

が次々と飛び出し、裏の楽屋も抱腹絶倒!

少々季節おくれのひな飾り!?

無事、大役を果たした山椒家小粒さんと

奥さんのみちのく小雪さんに当会と客席

から花束が贈呈されました。今後は、お

二人に「噺の会じゅげむ・北九州支店」と

して活動していただく予定です。

会場の後方のスクリーンには、大阪ドーム

のなんとかビジョンのように(規模はだい

ぶんと違いますが)、次の会場(生涯学習

センター)の映像や文字情報を映し出して

いました。もっと早くにこの装置の使い方

に気づいていたらよかった!(残念)

小粒・小雪さんのさよなら公演も無事にお

開きとなり、当会の楽屋兼事務局になって

いる居酒屋吟醸酒蔵みゅ〜じあむで恒例の

打ち上げです。再会を祈念して乾杯!!

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