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緊急事態宣言により4月以来半年ぶり
の開催となった高槻阪急百貨店での
「駅前寄席」です。
天候は秋晴れでした。
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店内は、ハロウィンの飾りつけが目を
引きます。
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会場の多目的ホールは、いろんなイベント
や団体の会合に利用されるため、寄席会場
の設営は、放置された机などの後片付け
から始まります。
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およそ1時間をかけて会場設営が完了。
客席の間隔を広く開けて、今回も定員を
50名限定ということで開催します。
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高座から見た客席の状況。まばらなよう
ですが、満員になれば、結構、盛り上がり
ます。心配なのは、この定員数をオーバー
して、入場をお断りすることです。そのた
めに、ひとつの対策を講じました。
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その対策とは、毎回送付している案内
ハガキを常連さんで近辺居住の方と先月
の定例会の入場者で案内を希望された方
に絞って、名簿の半数の54名の方に
のみ送付させていただいたことです。
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開演の1時間前からそのハガキを持って
ぼちぼちとお客さんが来られました。
もちろん、案内状のない新規のお客さんも
おられますが、先着順で入場はOKです。
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お客さんからは、お菓子の差し入れも
いただきました。まことに有難いことです。
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開演前には、50席の客席がほぼ埋まって
きました。今の時期、お客さんは多くても
少なくても不安材料になります。
今回の活動報告も、くじらいだー@さん
のブログの「ミニ活動報告」を引用させて
いただいてます。(以下の青字の部分)
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前説は、潮吹亭くじらさん。
どちらかといえば「前説」は苦手なんです
が、今回は先日亡くならた柳家小三治師
への追悼コメントなどなど、結構手ごたえ
ありました。
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演者が使用する見台や膝隠しや小拍子も
感染拡大の温床になるので、その都度、
アルコールで丁寧に消毒します。
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トップは、高月亭すばるさん。演目は、
「天狗さし」です。すき焼きの肉を、
普通の肉ではなく、天狗の肉にしたいと
思い、天狗を捕まえるために京都の
鞍馬山に登るという奇想天外な噺。
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奇妙な飲食店を開こうとする主人公。
ある意味、「商売根問part2」ともいえる
ネタですね。サゲは現代風に変えてます。
これが衆議院解散直後のタイムリーな
時事ネタとなりました。
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二番手は、南茶亭おすしさん。演目は、
「ハンカチ」です。ハンカチ1枚をめぐり
夫婦げんかになりますが、ひょんなこと
から夫は商店街のイベントで「妻に愛を
叫ぶコンテスト」に出場します。新しい
趣向の人情噺とも言えます。
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早いもので、おすしさんやざくろさんが入会
されてちょうど10年になるんですね。お二方
とも、今、当会になくてはならないメンバー
です。夫婦愛とはなにか、まさに現代風
「替り目」です。
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お茶子は、志熨家かりん・寿亭さや豆の
母娘コンビで、テキパキと次の高座の
準備を整えます。
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三番手は、洋酒家巧駆さん。演目は、
「まめだ」です。いたずら好きな小狸は、
懲らしめられた時にケガをしてしまい、
そのケガを治すために、膏薬を買うの
ですが・・・。郷愁を誘う人情噺です。
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諸般の事情で、今年3月以来の高座と
なりました。小品ながら、もの悲しくもあり
じっくり聴かせる噺。独特の存在感を示し
ました。
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中トリは、三流亭志まねさん。演目は、
江戸落語の「金明竹」です。名器と
言われる道具類などが次々と登場します
が、すべて実際にあるものばかりだそうで、
落語と言えども嘘ばかりではありません。
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膝を痛めて「正座」がおぼつかない・・・
落語の演者としては致命的。それでも懸命
に高座を守り続けました。「金明竹」なら
ではの立て弁も乗り越えてまさに必死の
中トリでした。
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おかげさまで、定員50名満員となりました。
お断りした方はありません。お客さんの入れ
替わりがあったので実質の入場者は54名。
何と、送付した案内ハガキの数と入場者数
がドンピシャリでした。悩んだ甲斐あり!?
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