過去の活動報告 No.128


 第117回 高槻市民寄席  

と  き  令和3年7月25日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


3回目の緊急事態宣言が解除となり、

3か月ぶりの定例寄席となります。

天気は晴れですが、自粛疲れで

なかなか気は晴れません。


午前中は会場設営。手慣れているはず

ですが、間が空きすぎると、細かい所を

忘れてしまい、「あれっ、どうやった?」

などと言いながら、設営完了するまでに

ちょっと時間がかかってしまいました。


可動式のウォールを動かして楽屋の

仕切りを作りますが、この作業も

パズルのようにウォールを動かす

必要があります。また、力も必要です。


寄席再開とは言え、コロナの蔓延防止

のため、客席同士の間隔を空け、

定員はいつもの半分の100人という

ことになっています。



高座も机を3脚結びつけて固定します。

でないと、動きの激しい演技をした際、

机がずれて崩壊する恐れがあります。

(過去に一度公演中に崩壊しました)

落語とはいえ、演者が落ちては困ります。


楽屋では、当日お客さんにお配りする

プログラムに通し番号を入れたり、

来月のチラシなどを組み合わせる

作業に追われています。

  


とりあえず、椅子がきれいに100席

ならぶ寄席の会場の設営が終わり

今回の活動報告も、くじらいだー@さん

ブログの「ミニ活動報告」を引用させて

いただいてます。(以下の
青字
の部分)



念には念を入れて、感染予防のために

客席の消毒を徹底しています。




自粛明けの再開時には、いつもより早く

お客さんが来られることもあるので、

開演の1時間以上前から受付で

スタッフが待機しています。


「待ち兼ねてたよ」と、やはり早い目

に大勢の方がご来場くださいました。

受付では、手指の消毒や体温の計測、

そして、連絡先の記載と大忙しです。


そこそこのお客さんがお越しいただき、

開演前の前説が始まりました。

今回の活動報告も、くじらいだー@さん


ブログの「ミニ活動報告」を引用させて

いただいてます。(以下の
青字
の部分)



前説は、潮吹亭くじらさん。




トップは、前回トリの三流亭志まねさん。

演目は、「子ほめ」です。

タイトルどおり、子供をほめる噺ですが、

隠居さんにいろいろと教わってきた口上

をことごとく言い間違えてしまいます。


この4連休、3日間は「山男」。最後の1日を

「素人落語家」。理想的な休日の過ごし

方!? 「子ほめ」は国語の教科書も

載っているスタンダードですが、「江戸

落語」として聴く機会があまりないので

ある意味新鮮です。


お茶子は「志熨家かりん・寿亭さや豆」

の母娘コンビ。

さや豆ちゃんも随分「お姉さん」になりま

した。いつまで「お茶子」をしてくれる

のか、一抹の不安が!?


二番手は、悠々亭一光さん。演目は、

「湯屋番」です。道楽者の若旦那が、

風呂屋で働くことになり、是非とも

番台に上がりたいと自ら志願したのは

よかったのですが・・・。


今や「死語」になりつつある「居候」が

大活躍。その居候に仕事を世話するも、

そのとんでもない妄想ぶりが大うけ。


三番手は、歩鱈小酔さん。演目は、

「がまの油」です。今でいうところの

実演販売なのですが、この男は

酒好きで、少し儲かると大酒を呑み、

ついに酔っぱらってしまい、口上も

ボロボロになってしまします。


こういう「立て弁」で聴かせるネタは

小酔さんの独壇場と言いたいが、

この日はやや噛み気味? でも、いつも

ながらのさわやかな語り口でファンを

くぎ付け。


本日の中トリは、寿亭司之助さん。

演目は、「餅屋問答」です。何も

知らない男が、ひょんなことから

寺の住職に収まりますが、本職

の雲水が禅問答を挑んできて・・・。


急ごしらえの和尚。実はこの寺、修行の

厳しい「禅寺」。小難しい「禅問答」の

はずが何とも落語らしいスカタンの応酬。

代表らしい安定感抜群の中トリ。


おかげさまをもちまして、再々々開の

高槻市民寄席は78名の方にお越し

いただきました。お暑い中、まことに

ありがたく御礼申し上げます。


ここで、中入りの休憩(10分)です。


中入り後は、潮吹亭くじらさん。演目は、

「煮売屋」です。「東の旅」シリーズの

ひとつ。惣菜とお酒などを飲食させる

今の居酒屋ですね。主人と客のとぼけた

会話が楽しい、古典落語です。

私が入会したころから取り組んでる

ネタではありますが、最近改めてこの

ネタ「よくできてるな。」と思えるように

なりました。今日の出来はともかく、

楽しめました。



トリは、六弦亭ざくろさん。演目は、

大ネタの「ねずみ」です。江戸時代

において、彫刻職人として有名な

左甚五郎が登場する落語です。

かつて「役者」をされていただけあって、

「人情噺」がよく似合います。ざくろさん

ならではの説得力。かの「左甚五郎」と

本当に知り合いのように思える??

お店こそ畳んでしまったけど、

まだまだ元気印!



老舗の旅籠「虎屋」を使用人に

乗っ取られ、「ねずみ屋」という

貧乏な旅籠を営んでいるところに

甚五郎が宿泊することになり、

その旅籠の運命が変わります。


コロナウィルスの収束への道筋が、

まだまだ見えない中、お越しくださいまし

た78名のお客様をお見送り。

今後も許される範囲で寄席を続けて

まいります!


お茶子さんの子供用のハッピが小さく

なってきたので、今回は大人用を。

その右のチラシは、くじらさんが前説で

告知した、露の瑞さんの勉強会のもの。

動楽亭で10/24(日)14時開演です。





第319回
 噺の会じゅげむ定期公演 

 第118回 高槻市民寄席  

と  き  令和3年9月26日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


高槻市民寄席としてはコロナの影響も

なく、前回(7月)に引き続きの開催で

すが、先月(8月)の駅前寄席は中止に

なったので、2か月ぶりの定例会です。

天候は、曇り時々雨でした。


開催するとはいえ、緊急事態宣言下

ですので、定員は半分の100人という

ことになります。高座と客席、客席と

客席の間は間隔を空けて配置します。



その間、お客さんにお配りするプログ

ラムの通し番号入れと次回のチラシの

準備に追われます。


会場設営を終えた後は、2か月ぶりの

再会ということで、近況報告や落語談議

に花が咲きます。



今回も早め(開演1時間前)に開場し

ましたが、待ち兼ねているお客さんが

多数おられました。改めて御礼申し

上げます。


コロナウイルス感染対策として、その日、

入場されたお客さんの連絡先を記載して

いただいてます。予め住所を登録して

案内ハガキをお持ちの方は、用紙の

記載を省略してご入場いただけます。

  


雨が降ったりやんだりという天気でした

が、順調に客席も埋まってきて、スタッフ

一同、一安心といったところです。

今回の活動報告も、くじらいだー@さん

ブログの「ミニ活動報告」を引用させて

いただいてます。(以下の
青字
の部分)



前説は、今回出番の無い寿亭司之助

(ことぶきてい・しのすけ)さん。次回

の定例会の告知などです。コロナ禍の

おかげで、通勤バスの中でちょっとした

トラブルがあったそうです。


開演時には、ほぼ客席が埋まって

きました。有難いことです。


トップは、六弦亭ざくろ(ろくげんてい・

ざくろ)さん。演目は、「月並丁稚」です。

物忘れのひどい丁稚さんが、旦那の

お使いに行きます。ところが、大事な

口上をすっかり忘れてしまいます。


尻をつねれば思い出すというので、

皆でつねって大騒ぎになります。


落語の世界の丁稚さんは、物覚えが

悪くて・・・。ざくろ落語の丁稚さんは、

とにかく元気いっぱい!


二番手は、びい亭るうず(びいてい・

るうず)さん。演目は、「いたりきたり」

です。本来出演予定だったメンバーが

仕事の都合で来られなくなり、急きょの

代演でした。


元々は洋酒家巧駆さんの「道具屋」

の予定でした。スタンダードな古典から、

なんとも不思議な桂枝雀師の創作もの。

ホワンとした噺かと思いきや、

結構「人生訓」が。


お茶子は、毎度おなじみの寿亭さや豆

(ことぶきてい・さやまめ)ちゃんです。

以前から、しっかりファンがいて、毎回

個人的にお菓子の差し入れをもらって

いるようです。


もう一人のお茶子は、さや豆ちゃんの

母・志熨家(しのすや)かりんさん

です。他の落語会の高座で、演者同士

がコロナに感染したということがあり、

演者が交代するたびに消毒します。


三番手は、悠々亭一光(ゆうゆうてい

・いっこう)さん。演目は、「宗論」です。

いわゆる宗教論争をネタにした噺にな

ります。自分の信じる宗教以外の宗教

は、なかなか理解しがたいようです。


よその素人落語団体に「悠々亭」を

名乗る人がおられるらしい。ライバルと

いうわけでもないが、俄然モチベーション

がアップしたそうで・・・。一風変わった

演目をさわやかにまとめました。


中トリは、潮吹亭(しおふくてい)くじら

さん。演目は、「米揚げいかき」です。

「いかき」を行商で売る仕事を始めた

のはいいのですが、なかなか思うよう

には売れません。


元々は江戸で「ざる」上方で「いかき」。

そんな東西の呼び名の違いをまとめれ

ば、それだけで一席の噺になりそうです。

入会当時から取り組んでるネタですが、

今日は結構手ごたえがあったような・・・


おかげさまをもちまして、コロナ禍と

天候不良にもかかわらず、89人の

方にご来場いただきました。

まことに有難うございました。



ここで、中入りです。

通常は10分間の休憩なのですが、

この日はちょっと時間が押していた

ので、3分ほど短縮させていただき

ました。


中入り後は、三流亭志まね(さんりゅう

てい・しまね)さん。演目は、「宮戸川」

です。夜中に家を締め出された男女が

出会い、それを察しがよすぎる男の

伯父さんが勘違いして騒動になります。


元はかなりの長編落語らしいです。

そのクライマックス部分を演じたとの

ことですが・・・「お時間でございます」

って、その先が気になるんですよ!


トリは、高月亭すばる(たかつきてい・

すばる)さん。
まず報告。ご子息の

太陽くん、笑福亭鶴二師匠のもとでの

弟子修業、結局1年間で「廃業」と

なってしまいました。

やはり、プロ芸人の世界になじめな

かったようで、
お父様のすばるさん、

自分がこの会で落語を続けるかどうか

悩んだが、やはり続けることに。

その時、客席から今日1番の拍手が。

当会のお客様は本当に暖かい。

私自身も、胸のつかえがとれました。


で「始末の極意」ですが、全編きっちり

演じました。トリの重責を果たしました。

今後も頼みますよ!


演目は、文字通りケチに徹する方法を

伝授してもらうという噺です。


無事お開きになり、お客さんのお見送り

です。「久しぶりに楽しかった」等々の

お言葉をいただき、お見送りする方も

「やっててよかった」と努力が報われた

思いを強くしました。


閉演後の撤収作業です。時間に限りが

ありますので、大忙しの作業になります。

次回定例会は、10月17日(日)の

高槻阪急百貨店での「駅前寄席」

です。よろしくお願いします。

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