過去の活動報告ファイル NO.12

 

第69回 グリーンプラザ駅前寄席

 

第7回 高槻市民寄席

 

 

 

第69回 駅前寄席

と き  平成13年2月18日 午後2時開演

ところ JR高槻駅前 グリーンプラザたかつき1号館 4階 多目的ホール

主 催 グリーンプラザたかつき1号館

協 賛 グリーンプラザたかつき1号館 5階飲食店街

 会場の内外の設営もようやく終わり、

 「さあ、開場や!」

 不安と期待で緊張気味のメンバーです。

 

 「お客さんの入りは・・・?」

 ちょっと心配でしたが、トップバッター

 の文々亭小輔さんが高座に上がる頃に

 は、客席はほぼ満席状態でした。

 

 小輔さんの今日のネタは、大阪の冬の

 風物詩「初天神」の一席です。

 

 子供にせがまれた父親は、みたらし

 団子を買ってやるのですが・・・

 見ていて、ほのぼのとする場面です。

 

 二番手は仁六家拾八さん。演目は、こ

 れも季節にピッタリの「ふぐ鍋」です。

 写真は「池田の猪買い」のようですが、

 「てっちり」の説明をするため、鉄砲を

 構えてるところです。

 

 「この噺は、やっていて楽しいですわ」

 と拾八さん。

 ネタと演者の相性がいいんでしょうね。

 

 

 おいしそうに「てっちり」をほおばって

 ますな。客席を見たら、お客さんもつら

 れて思わず口を「もぐもぐ・・・」

 

 本日の中トリは、昨年「駅前寄席」に登

 場してから毎回違うネタに挑戦している

 喜怒家哀楽さんです。

 

 演目は、「子ほめ」です。

 ただで酒を飲ませてもらおうと、一生

 懸命に人を誉めますが、うまく行かず、

 近所に赤ちゃんが生まれたと聞いたこ

 の男、張り切って誉めに行きますが、

 ドジばかり。

 

 公演の直前に風邪をひいてしまって

 声が出にくい哀楽さんも、会場の熱気

 で体調不良もどこへやら。熱演で客席

 をさらに盛り上げます。

 

 満員で立ち見のお客さんにはご迷惑を

 お掛けして申し訳ございませんでした。

 何と前回の最高記録の122名を大幅に

 上回る133名のお客さんにご来場いた

 だきました。

 

 中入り後は、潮吹亭くじらさん。

 堂島の米相場師の商人気質がよく分か

 る「米揚げいかき」の一席です。

 昔は大阪と東京で呼び方が違う物も多

 かったようです。 この「いかき」は、

 「ざる」のことですね。

 

 急いでいる人を見つけてわざわざ道を

 訊ねます。この意地悪そうな目つき!!

 熱の入った演技に、会場もどっと沸きま

 す。

 

 今日のサゲは、噺をちょっと手前で終

 わる枝雀師匠流の演出やそうです。

 

 公演当日のプログラムに好評連載中の

 くじらさんのコラムは、特集コーナーの

 「くじらのひとりごと」 のNo.21

 に収録しています。

 

 本日のトリは、寿亭司之助さん。

 気合いの入った紋付きの羽織に袴姿で

 登場です。と言っても、セットで ? 円の

 通信販売の着物やそうです。

 演目は、ネタおろしの「天狗裁き」。

 

 亭主がうたた寝の最中に見ていた夢

 の話が原因で夫婦(めおと)喧嘩が

 始まりますが、それが巡りに巡って

 大変な騒ぎになってしまいます。

 

 今日は五席とも少し長めだったので、

 終演までにたっぷり2時間かかってし

 まいましたが、ほとんどのお客さんが

 最後まで残って公演を楽しんでいただ

 きました。誠にありがとうございます。

 

 小さな口喧嘩が元で裁判沙汰になり、

 ついには大天狗が事件解決に登場して

 きました。噺のクライマックスです。

 

 公演も大盛況のうちにお開きとなり、

 後片づけも無事終了。

 今日の打上げは当会の楽屋兼事務局

 の「吟醸酒蔵みゅ〜じあむ」でお約束

 のボタン鍋です。

 

 「うっ、旨い!!」  

 今日はいい汗をかいたメンバーたち

 も思わず舌鼓。体も温まりました。

 先日の「池田の猪買い体験の旅」で食

 べられなかった猪の肉です。旅の模様

 は、特集コーナーの「落語国探訪」

 「池田の猪買い」編を見てください。

 

第7回 高槻市民寄席

と き  平成13年3月11日 午後2時開演

ところ  JR高槻駅前 高槻市総合市民交流センター 5階視聴覚室

共 催  (財)高槻市文化振興事業団 青少年センター /噺の会 じゅげむ

 「この案内板は、この辺にしとこか」

 「いや、もうちょっと角度を変えた方が」

 忙しそうに会場付近の準備をしている

 メンバー達です。

 

 本日は、高座の場所をこれまでと反対側

 に設営してみました。より良く寄席を楽し

 んいただくために試行錯誤を繰り返して

 います。

 また、今日は出演者全員がネタおろしに

 挑戦しました。どうです、当会メンバー達

 のこの前向きな姿…!?

 今日の受付担当は最年長の仁六家拾八

 さん(右)と5月に当寄席でデビュー

 することになった吉備家めじろさん

(左)です。めじろさんのプロフィール

 は、「メンバー紹介」のコーナーにあ

 ります。

 本日のトップバッターは、前回の駅前寄

 席でトリを務めた寿亭司之助さん。

 当会では原則としてトリの次は前座を務

 めて初心を忘れないようにしています。

 今日は慈悲の心をテーマにした珍しい

 落語「淀川」の一席です。ただ、珍しい

 だけという声も聞こえますが・・・

 二番手は文々亭小輔さん。今日の演目

 は、馬方と子供たちの間の抜けたやり

 取りが楽しい「馬の田楽」です。

 小輔さんの演じる子供は、実にかわい

 かったと評判でした。

 本日の中トリは、毎回のネタおろしで

 ギネスブックの記録に挑戦中!? の

 喜怒家哀楽さんです。今日は「阿弥陀

 池」で会場を爆笑の渦に巻き込みます。

 お客さんの中には、笑いすぎて死にそ

 うになってしまった人もいたそうです。

 「よっ! 後家殺しー!!」

 珍しく高座の上から撮った客席の写真

 です。お客さんのこの笑顔がすべてを

 物語っていると思います。

 今日は、ほぼ満員の77名のお客さん

 に来ていただきました。非通知(案内

 状なし)での入場者記録を大幅に更新

 しました。

 中入り後は、最近絶好調の仁六家拾八

 さんで、ネタは「相撲場風景」です。

 「しっかり取れー!」

 握り飯を食べながら、酒を飲みながら

 という昔の時代の相撲観戦のスケッチ

 的な落語です。聴いていてほのぼのと

 してきました。

 「師匠。出番ですよっ!」

 初めてトリをとる潮吹亭くじらさんを

 リラックスさせるために肩をもむ出番

 の終わった哀楽さん。

 いよいよ今日の真打ち登場です。満を

 持して高座に上がった潮吹亭くじらさ

 ん。演目は「壺算」の一席です。

 実際に瀬戸物町まで取材に行って来た

 という力の入れようで、水壺の説明で

 も実に説得力がありました。

 本当に計算が合っているような気がす

 る不思議な噺です。くじらさんは絶妙

 な間で会場を沸かせてくれました。 

 公演当日のプログラムに好評連載中の

 くじらさんのコラムは、特集コーナーの

 「くじらのひとりごと」 のNo.22

 に収録しています。

 無事に公演が終了し、力仕事の会場の

 後片づけも終了した後のミーティング

 風景です。

 今日の公演の反省と今後の運営につい

 て話し合います。

 いずれも高座では見ることのできない

 真剣な表情ばかりですな。

 ミーティングの後は、当会の事務局で

 もあるグリーンプラザたかつき1号館

 の吟醸酒蔵みゅ〜じあむで気分転換の

 打上げです。この時に飲むお酒のまぁ

 旨いこと!! 

 これまでの苦労が報われる一瞬です。

 「さぁ、次回も頑張ろうぜぃ!!!」


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