第69回 駅前寄席
と き 平成13年2月18日 午後2時開演
ところ JR高槻駅前 グリーンプラザたかつき1号館
4階 多目的ホール
主 催 グリーンプラザたかつき1号館
協 賛 グリーンプラザたかつき1号館 5階飲食店街
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会場の内外の設営もようやく終わり、 「さあ、開場や!」 不安と期待で緊張気味のメンバーです。
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「お客さんの入りは・・・?」 ちょっと心配でしたが、トップバッター の文々亭小輔さんが高座に上がる頃に は、客席はほぼ満席状態でした。 |
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小輔さんの今日のネタは、大阪の冬の 風物詩「初天神」の一席です。 |
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子供にせがまれた父親は、みたらし 団子を買ってやるのですが・・・ 見ていて、ほのぼのとする場面です。 |
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二番手は仁六家拾八さん。演目は、こ れも季節にピッタリの「ふぐ鍋」です。 写真は「池田の猪買い」のようですが、 「てっちり」の説明をするため、鉄砲を 構えてるところです。 |
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「この噺は、やっていて楽しいですわ」 と拾八さん。 ネタと演者の相性がいいんでしょうね。
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おいしそうに「てっちり」をほおばって ますな。客席を見たら、お客さんもつら れて思わず口を「もぐもぐ・・・」 |
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本日の中トリは、昨年「駅前寄席」に登 場してから毎回違うネタに挑戦している 喜怒家哀楽さんです。 |
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演目は、「子ほめ」です。 ただで酒を飲ませてもらおうと、一生 懸命に人を誉めますが、うまく行かず、 近所に赤ちゃんが生まれたと聞いたこ の男、張り切って誉めに行きますが、 ドジばかり。 |
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公演の直前に風邪をひいてしまって 声が出にくい哀楽さんも、会場の熱気 で体調不良もどこへやら。熱演で客席 をさらに盛り上げます。 |
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満員で立ち見のお客さんにはご迷惑を お掛けして申し訳ございませんでした。 何と前回の最高記録の122名を大幅に 上回る133名のお客さんにご来場いた だきました。 |
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中入り後は、潮吹亭くじらさん。 堂島の米相場師の商人気質がよく分か る「米揚げいかき」の一席です。 昔は大阪と東京で呼び方が違う物も多 かったようです。 この「いかき」は、 「ざる」のことですね。 |
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急いでいる人を見つけてわざわざ道を 訊ねます。この意地悪そうな目つき!! 熱の入った演技に、会場もどっと沸きま す。 |
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今日のサゲは、噺をちょっと手前で終 わる枝雀師匠流の演出やそうです。 公演当日のプログラムに好評連載中の くじらさんのコラムは、特集コーナーの 「くじらのひとりごと」 のNo.21 に収録しています。 |
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本日のトリは、寿亭司之助さん。 気合いの入った紋付きの羽織に袴姿で 登場です。と言っても、セットで ? 円の 通信販売の着物やそうです。 演目は、ネタおろしの「天狗裁き」。 |
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亭主がうたた寝の最中に見ていた夢 の話が原因で夫婦(めおと)喧嘩が 始まりますが、それが巡りに巡って 大変な騒ぎになってしまいます。 |
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今日は五席とも少し長めだったので、 終演までにたっぷり2時間かかってし まいましたが、ほとんどのお客さんが 最後まで残って公演を楽しんでいただ きました。誠にありがとうございます。 |
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小さな口喧嘩が元で裁判沙汰になり、 ついには大天狗が事件解決に登場して きました。噺のクライマックスです。 |
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公演も大盛況のうちにお開きとなり、 後片づけも無事終了。 今日の打上げは当会の楽屋兼事務局 の「吟醸酒蔵みゅ〜じあむ」でお約束 のボタン鍋です。 |
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「うっ、旨い!!」 今日はいい汗をかいたメンバーたち も思わず舌鼓。体も温まりました。 先日の「池田の猪買い体験の旅」で食 べられなかった猪の肉です。旅の模様 は、特集コーナーの「落語国探訪」の 「池田の猪買い」編を見てください。 |
第7回 高槻市民寄席
と き 平成13年3月11日 午後2時開演
ところ JR高槻駅前 高槻市総合市民交流センター 5階視聴覚室
共 催 (財)高槻市文化振興事業団 青少年センター /噺の会 じゅげむ
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「この案内板は、この辺にしとこか」 「いや、もうちょっと角度を変えた方が」 忙しそうに会場付近の準備をしている メンバー達です。
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本日は、高座の場所をこれまでと反対側 に設営してみました。より良く寄席を楽し んいただくために試行錯誤を繰り返して います。 また、今日は出演者全員がネタおろしに 挑戦しました。どうです、当会メンバー達 のこの前向きな姿…!? |
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今日の受付担当は最年長の仁六家拾八 さん(右)と5月に当寄席でデビュー することになった吉備家めじろさん (左)です。めじろさんのプロフィール は、「メンバー紹介」のコーナーにあ ります。 |
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本日のトップバッターは、前回の駅前寄 席でトリを務めた寿亭司之助さん。 当会では原則としてトリの次は前座を務 めて初心を忘れないようにしています。 今日は慈悲の心をテーマにした珍しい 落語「淀川」の一席です。ただ、珍しい だけという声も聞こえますが・・・ |
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二番手は文々亭小輔さん。今日の演目 は、馬方と子供たちの間の抜けたやり 取りが楽しい「馬の田楽」です。 小輔さんの演じる子供は、実にかわい かったと評判でした。 |
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本日の中トリは、毎回のネタおろしで ギネスブックの記録に挑戦中!? の 喜怒家哀楽さんです。今日は「阿弥陀 池」で会場を爆笑の渦に巻き込みます。 お客さんの中には、笑いすぎて死にそ うになってしまった人もいたそうです。 「よっ! 後家殺しー!!」 |
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珍しく高座の上から撮った客席の写真 です。お客さんのこの笑顔がすべてを 物語っていると思います。 今日は、ほぼ満員の77名のお客さん に来ていただきました。非通知(案内 状なし)での入場者記録を大幅に更新 しました。 |
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中入り後は、最近絶好調の仁六家拾八 さんで、ネタは「相撲場風景」です。 「しっかり取れー!」 握り飯を食べながら、酒を飲みながら という昔の時代の相撲観戦のスケッチ 的な落語です。聴いていてほのぼのと してきました。 |
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「師匠。出番ですよっ!」 初めてトリをとる潮吹亭くじらさんを リラックスさせるために肩をもむ出番 の終わった哀楽さん。 |
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いよいよ今日の真打ち登場です。満を 持して高座に上がった潮吹亭くじらさ ん。演目は「壺算」の一席です。 実際に瀬戸物町まで取材に行って来た という力の入れようで、水壺の説明で も実に説得力がありました。 |
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本当に計算が合っているような気がす る不思議な噺です。くじらさんは絶妙 な間で会場を沸かせてくれました。 公演当日のプログラムに好評連載中の くじらさんのコラムは、特集コーナーの 「くじらのひとりごと」 のNo.22 に収録しています。 |
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無事に公演が終了し、力仕事の会場の 後片づけも終了した後のミーティング 風景です。 今日の公演の反省と今後の運営につい て話し合います。 いずれも高座では見ることのできない 真剣な表情ばかりですな。 |
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ミーティングの後は、当会の事務局で もあるグリーンプラザたかつき1号館 の吟醸酒蔵みゅ〜じあむで気分転換の 打上げです。この時に飲むお酒のまぁ 旨いこと!! これまでの苦労が報われる一瞬です。 「さぁ、次回も頑張ろうぜぃ!!!」 |