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メンバーの集合時間は午前10時30分。
「高槻市民寄席」の場合、生涯学習センター
1階ロビーでくつろぎながらメンバーと待ち
合わせのはずが、今回、そのロビーが「大阪
北部地震」における罹災証明書発行手続き
の待ち合わせ場所となっておりました。
そうです。高槻は「被災地」なのです。
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ロビーと壁1枚隔てて、こちら側は笑いの世界。
準備も着々と進んでいます。
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設営完了。
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今回は「じゅげむ社中」によるお囃子。ただし、
太鼓のみですが。その太鼓が大活躍です。
太鼓担当は、志熨家かりんさん。まずは、
一番太鼓です。
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受付は、罹災証明の手続きの横で、いつも
より控えめになっています。
今回の活動報告も、くじらいだー@さんの
ブログの「ミニ活動報告」を引用させていた
だいています。(青字の部分)
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前説は、今回出番のない寿亭司之助さん。
地震の直後ですが、あえて、地震の小咄を
披露しました。実は司之助代表も「被災者」
です。ただし通勤電車に「缶詰」になった、
ということですが・・・。
今日は「猛暑」にもお気をつけください。
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さて、開演です。地震と大雨の被害も何の
その。開演時にはほぼ満席になっています。
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トップは、潮吹亭くじらさん。ネタは、旅ネタの
「兵庫船」です。正式には「兵庫船鱶の魅入
れ」と言います。播州巡りを終え、兵庫の鍛冶
屋の浜から乗る船の中でのエピソードです。
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前座ながら「生の太鼓」+「テープのハメ」
が入る豪華版です。肝心のセリフがやや
ふらつき気味で申し訳なかったです。この噺、
いづれ「鱶の魅入れ」までやってみたいです。
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二番手は、洋酒家巧駆さん。演目は、「二人
癖(ぐせ)」です。全く癖がないように見える
人でも、何かしら少しは癖があるものです。
癖を直すために、その癖が出たら、罰金を
払うことにします。
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何とか相手にその言葉を言わせようと、しま
すが、思わぬ逆襲を受けてしまいます。
今回も忙しい仕事の合間を縫っての高座で
す。最近は語り口に「貫禄」が加わってきた
ように思います。
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お茶子は、寿亭さや豆ちゃん。
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三番手は、三流亭志まねさん。ネタは、
江戸落語の「大師の杵」です。弘法大師が、
武蔵の国で娘に惚れられますが、大師は
すぐに立ち去ります。娘は失恋に耐えられ
入水してしまうことになります。会話が比較
的少ない地噺でした。
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大きなリュックを背負ってきた
「落語の出来る山男」。この噺の舞台
「六郷の渡し」・・・くわしくは当会HP
「三流亭志まねの東海道Walk」を
ご覧下さい。
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中トリは、六弦亭ざくろさん。演目は、「宇治
の柴舟」です。絵に描かれた美人に恋煩い
の若旦那は熊五郎に勧められ、気分転換に
京都の宇治へやってきますが、そこで、絵の
美人にそっくりな女性を発見します。
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この噺には「太鼓」のハメがふんだんに
入ります。太鼓担当・志熨家かりんさんとの
綿密な打ち合わせの甲斐あって、見事な中
トリ。この噺を演るにあたって「宇治」まで
足を運んできたそうです・・・
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お茶子は基本的に寿亭さや豆嬢がひとりで
こなすのですが、時に「もぐもぐタイム」の
最中・・・。このときはお母様のかりんさんが。
今回は「太鼓」と「お茶子」の二刀流です。
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地震と大雨の影響で、お客さんの激減を
覚悟していましたが、おかげさまをもちまして、
入場者149名の大入満員となりました。
ご来場いただき、まことに有り難うござい
ます。
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約10分間の中入り休憩です。
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楽屋には、出演者の志まねさんから尾瀬と
福井のお土産、巧駆さんから姫路のお土産
が並んでました。ごちそうさまです <(_ _)>
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中入り後は、歩鱈小酔さん。ネタは、「看板
の一(ピン)」 |