第104回 高槻市民寄席
と き 平成30年5月20日(日) 午後2時開演
ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール
共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ
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こちらは寄席の小道具、名ビラ立てを |
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ビデオ撮影の準備中。出演者があとで、 |
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トップは、洋酒家巧駆(ようしゅや・こーく) さん。巧駆さんはじゅげむ社中の三味線 担当なので、ご本人の出囃子は、残念なが ら録音テープになります。ネタは、落語の 定番「寿限無」です。
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笑福亭福笑師の創作。「村おこし」という テーマはあるものの、全編「だじゃれ」だら け。あるメンバーが一言、 「ふだんのおすしさんと変わらへんな・・・」 こちらも大受け。中トリばっちりです。 |
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中入りです。 |
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愛宕山登山のメンバー。 |
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台風5号が接近ということで、午前中は曇り 模様でしたが、午後からは雨が降り出しまし た。寄席などの興行ものに雨は天敵。まし てや、当会の寄席は入場無料なので、天候 の影響をもろに受けます。 |
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まずは、午前中に会場設営にかかります。 各メンバーが大車輪で動き回って、寄席の 会場を作り上げます。それぞれがあうんの 呼吸で無駄なく約1時間で完成です。 |
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出来上がった高座でネタ繰りを始める太陽 さん。ここは早い者勝ちです。 今回の活動報告も、くじらいだー@さんの ブログの「ミニ活動報告」を引用させていた だいています。(以下の青字の部分) |
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開場時の受付の模様です。天候のせいか お客さんのお越しも少し控えめで、「今日は あかんかな?」というメンバーの声も聞こえ てましたが・・・。 |
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開演時には、客席がほぼ埋まるくらいに ご来場いただきました。 この日の番組は、司之助さん曰く、「寄席の 見本のような構成」とのこと。なかなかこの ような番組編成にはならないものです。 |
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前説兼トップは、寿亭司之助さん。ネタは、 「桃太郎」です。父親が子供に寝物語を しますが、細部にわたって子供の質問攻め に。子供が父親に語る「桃太郎」の新解釈 は理路整然としていて説得力があります。 |
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前説を兼ねて早めの登場です。今回の 番組は、古典と創作ものとがバランスよく 並んでいます。「桃太郎」は古典では ありますが、なんとなく、寿亭父娘の ドキュメントに思えてなりません。 |
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二番手は、高月亭すばるさんです。演目は、 「湯屋番」。なまけ者の若旦那が働かなけ ればらなくなって、男の夢 !? の念願の風呂 屋の番台に上がります。意気揚々と番台に 上がるなり芝居がかりの妄想の世界に・・・ |
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代表的江戸落語。湯屋(風呂屋)の番台 での「妄想」が聞き物。普段は実直な すばるさんが演じる「妄想劇場」に何とも 言えない味わいが。今日は久々の「高月亭 父子競演」です。 |
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三番手は、歩鱈小酔さん。ネタは、「読書 の時間」です。読書は人生の糧であると 言われますが、子供にとって本を読むこと は大切な勉強です。でも、そこに、大人の 事情が関わってくると・・・。 |
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新しい「芸名」「出囃子」とも板についてき ました。六代文枝師の創作。スマホなどの 普及で確かに今の若者の活字離れはゆゆ しき問題。もっと活字を・・・。たとえ、 「未亡人日記」であっても!? |
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お茶子は志熨家かりん・寿亭さや豆の母娘 コンビ。この「寿亭さや豆」という芸名は、 かりんさんのお腹にいるときに「本名」より 先に決まったとのこと。もう、この世界から 逃げられない運命なり!? |
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中トリは、三流亭志まねさんです。演目は、 「夢の酒」。若旦那が昔なじみの女の所で いい雰囲気になる夢を見ます。その夢を 聞いた女房が嫉妬して大騒ぎに。そこに 大旦那が仲裁に入りますが・・・。 夢と現実が巧みに入れ違います。 |
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出だしは「おや?天狗裁き?」。 その後は「夢」と「現実」の出来事が つながって・・・。こういう噺は演じる側も 混乱しそうですが、そこは百戦錬磨の 志まねさん。見事な中トリ。 |
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当初、天気予報では、「梅雨と台風の合わ せ技で大雨の恐れあり」と言われてました が、雨は降ったものの、大雨にはなりま せんでした。それでも、足下のお悪い中、 107名ものお客様方・・・。ありがたい ことです。 |
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中入り休憩。 ここまで予定時間よりも若干早めに進んで います。なかなかいい感じです。 |
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中入り後は、高月亭太陽さんです。ネタは、 「オレオレ詐欺」。今、巷に増加している 特殊詐欺がテーマです。オレオレ詐欺等は、 実際に深刻な社会問題。是非とも、この 落語を真剣に? 楽しんで、防犯意識を 高めて欲しいものです。 |
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兵庫県警公式チャンネルで桂三若さんが 演じてます。まず、この目の付け所に脱帽 です。この高座から太陽くんが家族思いの 優しい青年であることがわかりました。何度 でも演じてほしいですね。 |
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トリは、潮吹亭くじらさん。演題は、ネタお ろしの「住吉駕籠」です。街道筋を行く 駕籠屋には、不埒な者もおり、そういう 駕籠は「くも駕籠」と呼ばれました。 でも、この噺の住吉街道の駕籠屋さんは、 そんな悪者ではなく、お人好し!? かも。 |
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メインは、かの「酔いたんぼ」。この 「くどさ」で笑いを誘うのですが、くど すぎるとダレる。やっぱり難しい噺です が・・・。ネタおろしのあと「もう二度と 演りたくない」と思う噺と「手応え有り、 また演りたい」と思うネタがありますが、 今回は後者。トリの重責を果たした、 と言うことでよろしいでしょうか? |
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どちらかというと、人が好すぎて、茶店の親 父、武士、酔っぱらい、堂島の相場師など、 次々と現れる変な客に振り回されるばかり です。くせのある登場人物を演じ分けての 見事なトリでした。 |
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おかげさまをもちまして、無事にお開きと なりました。番組もよかったですが、各演者 の時間配分も理想的で、ほぼ予定どおりに 進行することができました。(こんなことは 滅多にありません・・・!!) |
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打ち上げは、会場のある西武百貨店の レストラン街のお好み焼き「千房」さん です。寄席が成功した後に飲むお酒は、 実に甘露の味かもしれません。 |
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高校生でデビューした太陽さんも大学生。 乾杯の和に加われるようになりました。 次回の定例会は、7月15日(日)開催の 「高槻市民寄席」です。番組等詳細は、 「お知らせ」コーナーをご覧ください。 |