過去の活動報告 No.106










第275回 噺の会じゅげむ定期公演 

 第96回 高槻市民寄席  


と  き  平成29年1月22日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


今年最初の定例会はあいにくの雨模様と

なりました。


開場前の入口です。閉まった扉には、

「準備中」の表示が掲げられています。

その扉の中では・・・。


会場設営に大忙し。外は寒く、中は暖房が

利いているので、カメラのレンズも曇ってま

す。 今回の活動報告も、くじらいだー@さん

ブログの「ミニ活動報告」を引用させてい

ただいています。(以下の
青字の部分)


ご案内のとおり、1月公演ではありますが、

「顔見世興行」ではなく通常公演です。

ただし「お年玉」はございます。



例年どおり「大入袋」を・・・。この「予定数」

を読むのが結構難しいですね。この日は、

天気が下り坂ゆえにどううだろう?

それでも168名のお客様が・・・。

ほぼ、読み通りでした。




今回はスタッフの真琴家笑吉さん(右)か

ら他のスタッフへお年玉がありました。

それは・・・


  


縁起物の一合升です。


お酒も差し入れてもらいましたので、

さっそく、この升で、景気づけに一杯!


全ての準備を終え、控え室から皆で

昼食に出掛けます。



開場です。

次々とお客さんがご来場されます。




報道陣が殺到!?

左から、ビデオ担当の三流亭志まねさん、

記録者心担当の真琴家笑吉さん、そして、

何と、ケーブルテレビの取材のカメラです。

(放映の内容は、司之助さんのブログを参照)。


開演時間のちょっと前。

前説は、潮吹亭くじらさんです。



2017年最初の定例会。

さりとて、もう「正月」ではない。

こういう時の挨拶って難しいですね。

とにかく、今年も「噺の会じゅげむ」を

よろしくお願いします。



プログラムや大入り袋の配布の準備を

するざくろさんとさや豆ちゃんの年の差

還暦以上のコンビです。


というところで、開演です。この時点で、

入場者は100名を超えました。


トップは、南茶亭おすしさん。ネタは、「時

うどん」です。東京では「時そば」ですが、

いずれも落語の代表とも言える噺です。

主人公の男は、人のマネをして儲けよう

としますが、これが大失敗します。


耳にやさしい語り口で、2017年のトップ

を飾ります。16文のうちの1文をごまかす

ために奮闘・・・落語らしい落語ですね。


二番手は、三流亭志まねさん。演目は、

「バールのようなもの」です。ニュースの

事件報道でよく使われる「犯人は、バール

のようなもので…」と いうフレーズに疑問を

持つことからふくらんだ噺ですね。



今年も定例会には新幹線で駆けつけま

す。この噺は、立川志の輔師の創作です

が、この理屈の組み立てに「ガッテン!」



お茶子は「志熨家かりん・寿亭さや豆」の

母娘コンビ。

今年も演者以上の拍手が・・・


三番手は、文々亭小輔さん。ネタは、

「へっつい盗人」です。友人の引っ越し祝い

に道具屋の「へっつい」を盗もうという

悪巧みをする喜六・清八のデコボココンビ

が大騒動を起こします。



もはや「若手」ではなく「中堅」。でも小輔さ

んならではの「明朗快活」さは健在。今回は

泥棒ネタ。これは「お客様の心を盗り込む」

ということで、験(げん)がいいんですね。


中トリは、寿亭司之助さんの「鹿政談」。奈

良の鹿は、春日大社の神鹿(しんろく)と呼

ばれ、殺傷すると重罪に処せられるほどで

したが、その鹿を豆腐屋の六兵衛さんが、

誤って殺してしまい、裁判にかけられます。


司之助代表の「思い入れ」の深いネタです。

高座にかけるのが今回で12回目。ご本人

によると、今回初めて「間違いがなく」演じ

られたとのこと。素人とはいえ、やはり「自

分への厳しさ」は必要かも知れません。


寒さとお足元がお悪い中、おかげさまを

もちまして、入場者168名の大入満員と

なりました。
まことに有り難うございます。


中入りです。

最近は、さや豆ちゃんも一人でお茶子の

仕事をこなせるようになってきました。


生涯学習情報誌「学びのひろば」の表紙

を当会メンバーが飾りました。



控え室には、それぞれのメンバーが持ち

寄った差し入れのお菓子やお酒にあふれ

てます。


中トリ後は、びい亭るうずさん。ネタは、「山

のあなた」です。都会の喧噪を離れて山奥

に来た男が、茶店のおばあさんの身の上話

を聞くという摩訶不思議な展開になっていま

す。


桂枝雀師の創作もので、今やるうずさんの

十八番。「爆笑ネタ」ではありませんが、

こころがほっこりする噺ですね。



さや豆ちゃんはお茶子の仕事が一人で

こなせるようになりましたと書きましたが、

ちょっと重い見台と膝隠しの持ち運びは、

母親のかりんさんがお手伝い。


トリは、洋酒家巧駆さん。演題は、「初天神」

です。1月の25日に天神さんの初祭りに出

掛ける親子の噺で、
正月ネタの定番でもあ

ります。


今年も忙しいお仕事の合間を縫っての出

演です。この「寅ちゃん」は落語の世界なら

ではのこましゃくれ。何かと大人のマネを

したがる憎めない奴。見事にトリの重責を

果たしました。


初天神なので、参道には露店が色々な物を

売っています。当然のこと、子供は欲しがっ

て父親にねだり、父親は何とか理由を付け

て買わないようにするという、どこにでもあ

りそうな親子の風景が楽しい落語です。


今回は、メンバーが全員そろいましたので、

恒例の記念写真を撮影しました。

 (写真をクリックすると拡大します)


今回の打ち上げは、会の新年会も兼ねて

の宴でした。

「今年もがんばるぞー、エイエイオー!」と

いった感じです。



さて、お客様をお見送りして会場の撤収作業、

そしてミーティング。小輔さんから「重大発表」

がありました。その内容は追っておしらせしま

す。なお「引退」とかそういうことではありませ

んので、ファンの皆様どうぞご安心を。







第276回 噺の会じゅげむ定期公演

 
高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.170
   
と き 平成29年3月5日(日) 午後2時開演

ところ  
高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


本年最初の「駅前寄席」です。

おかげさまで、170回目の開催となりました。

天候は落語日和の晴れですが、まだまだ

寒いといった感じでしたね。


店内のPOPです。


会場設営は、まず、会場内に並べられた

椅子と机を一旦、片づけることから始まり

ます。


受付のディスプレイは完了しました。


会場内の設営も完了です。


お客さんにお配りするプログラムとチラシを

準備します。

  


今回のプログラムと次回の定例会(高槻

市民寄席)のチラシです。


開場です。


今回の活動報告も、
くじらいだー@さんの

ブログの「ミニ活動報告」を引用させていた

だいています。(以下の
青字の部分)


前説は、出番のない三流亭志まねさん。


本来二月開催の「駅前寄席」が、都合に

より三月にずれ込みました。二週間後には

「高槻市民寄席」が皆さん、油断しては

いけません!?


その間もお客さんが次々とお越しに・・・。


開演です。ほぼ満員になってます。


で、今回の番組は「創作落語」と「古典落

語」のジグザグ打線となりました。各メン

バーの「持ちネタ」がそれだけ豊富になって

きたということでしょうか?


トップは、洋酒家巧駆さん。演目は、「マキシ

ム・ド・ゼンザイ」です。「改良善哉−ぜんざ

い公社」をグルメブームへの皮肉たっぷりの

筋に改作した落語です。


巧駆さん唯一の「創作もの」の持ちネタだ

そうな。作者は落語作家の小佐田定雄氏。

「辛党」の人が聞けば胸焼けしそうな

メニューのオンパレードです。


二番手は、寿亭司之助さん。演目は、「日和

ちがい」です。主人公の男が、日和(天気)を

八卦見(占い師)に聞いたところ、「降るよう

な日和ではない」との答え。それなら、晴れ

だろうと傘を持たずに出かけて、大変な目に

遇うことになる。


最近、プロの会でも余りかからないネタで

す。「小米時代の枝雀師」ファンである

司之助代表の思い入れいっぱいの高座で

す。


三番手は、高月亭すばるさん。ネタは、「花

見でいっぱい」。女性ばかりの職場で、若手

の男性社員が花見の場所取りをやらされ、

女性社員のご機嫌を窺いながら計算どおり

うまく進んでいたのだが、隣の場所には・・・。


六代文枝師(桂三枝名義)作。「花見の場所

取り」を題材にした「季節ネタ」です。最近は

ご子息の太陽くんとプロの落語会にも出か

けるとのこと。いろいろと「発見」が多いよう

です。


中トリは、潮吹亭くじらさん。演目は、「米揚

いかき」です。「いかき」を行商で売ることに

なった主人公、思うように売れません。ところ

が、堂島の米の相場師の主人に気に入られ、

商売がとんとん拍子に進んで行きます。


体調が万全ではなく、途中咳き込んだりして

お聞き苦しかったようで申し訳なかったです。

でも、そこそこ受けていたようで一安心です。



おかげさまをもちまして、今回の寄席も

入場者134名の大入満員となりました。

お寒い中、ご来場いただき、有り難うご

ざいました。


お茶子は「志熨家かりん・寿亭さや豆」の母

娘コンビ。さや豆嬢は、見るたびに「女の子」

らしくなってきてるように思えますね。

最近は、見台の出し入れ以外は、一人で

お茶子の仕事ができるようになりました。



出番を待つ後半の出演者たちです。

結構、リラックスしているようで・・・。


今回も楽屋にはメンバーからいろんな

お菓子の差し入れがありました。


中入り後は、悠々亭一光さん。ネタは、「踊る

ファックス」です。ある薬局に男女関係の恨み

辛みがこもった女性の宛先間違いファックス

が届きます。それに返信するうちに、とんでも

ないファックス合戦にエスカレートして・・・。


こちらは立川志の輔師作。江戸弁・上方弁

と自由にあやつれる一光さんは「江戸落語」

として演じました。「ファックス」とは何かわか

らなくても充分に楽しめるネタです。


トリは、六弦亭ざくろさん。演題は、「天神山」

です。ヘンチキの源助という変わり者が花見

ではなく墓見に出かけて、がい骨を持ち帰る

と、そのがい骨の美人の幽霊が出て来て、

源助と夫婦になるという奇想天外な展開です。


枝雀師や五代目文枝師が得意とした大ネタ。

七本の「ハメ」のテープを用意して、堂々の

高座でした。終演後も多くのお客様から「ざく

ろさん最高」というお声がかかりました。まさ

に「大トリ」です。


その「ハメ」を合わせるため、楽屋で台本を

見なが機器を操作する潮吹亭くじらさんです。


噺の方は、源助と幽霊の顛末を目撃した隣家

安兵衛もがい骨を探しに墓地に行きます。


結局、安兵衛は天神山で狐を助けてやること

になり、その狐が女性に化けて女房に収まり

ます。その後、狐であることがばれて、子供を

残して天神山に帰って行くというドラマチックな

展開で、結構、難しいネタでもあります。


無事にお開きとなり、お客さんをお見送りす

るメンバーです。熱演のざくろさんはお客さ

んからお花をいただいたようです。




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