過去の活動報告 No.101





第265回

噺の会じゅげむ定期公演 

 第91回 高槻市民寄席  


と  き  平成28年3月21日(月・祝) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


今月は、6日の駅前寄席に続いて、二回目の

定例会となりました高槻市民寄席です。

天気は快晴!!


スタッフ総出の会場設営です。


受付の準備は、ざくろさんの担当になってきて

ます。さや豆ちゃんもお手伝い。

今回の活動報告も、例によって、

くじらいだー@さんのブログの「ミニ活動

報告」も引用させていただいています。

(以下の
青字の部分です)



いつものように朝10時半に集合して、会場設営

もすませて、一息ついたところで、突然、会場の

電気が一斉に消えまして、玄関の非常灯が「非

常出口はこちらです」と叫んでいます。何かのシ

ステム上の誤作動でしょうか? 


無事復旧して、事なきを得ましたが、これがもし、

開演中だったら・・・怖いですね。


ということで、どうなることかと心配していました

が、復旧していただき、時間どおりの開場と相成

りました。

  


前説は、今回、出番のない三流亭志まねさん。

まずは前述の「事故紹介」。


今回も、開演前から多くのお客様が詰めかけ

ます。


開演時には、100名を超えていました。


トップは、びい亭るうずさん。ネタは、十八番の

「有馬小便」です。有馬は、日本最古の温泉と

して有名です。その温泉街でひと儲けしようと

知恵を絞ります。


トリを務めた次の会は前座。どちらも寄席では

重要なポジションですが、見事です。ナンセンス

で少々「汚い」ネタをきれいにまとめました。


法被(はっぴ)とは、日本の伝統衣装で、祭など

の際に着用し、また、職人などが着用する印半

纏(しるしばんてん)のことである。半被とも表記

する。
  【ウィキペディアより】


二番手は、寿亭司之助さん、演目は、泥棒の噺

の「花色木綿」です。泥棒は「悪」ですが、その被

害者がここぞとばかり、盗られていない物を盗ら

れたと騒ぎ出すと、さすがの泥棒も我慢できなく

なって・・・。


「体調がすぐれない」とは聞いてましたが、後で

知りました。実は「インフルエンザ」だったのです。

代表としての「責任感」と「落語愛」で乗り切りま

した。無理をさせて「すまんの〜!」


ダブルお茶子の一人、志熨家かりんさん。最

近は娘の寿亭さや豆ちゃんにお茶子の仕事を

任せられるようになってきましたが、そのさや豆

ちゃんは、時々、どこかに行ってしまうので、

そんな時はかりんさん一人のお茶子です。


三番手は、悠々亭一光さん、ネタは「めざせ

甲子園」です。この言葉は全国の高校野球の

球児たちの合い言葉になっていますね。さて、

この落語に登場する野球部は、甲子園に行け

ますでしょうか?


今日から「センバツ」が開幕。まさに「季節ネタ」。

この噺は笑福亭仁智師の創作ですが、かの

「PL学園」が甲子園常連校だったころの作品

ですね。


中トリは、ゲストの講談の太閤堂新玄さんです。

大相撲で話題になっている琴奨菊関の「琴バウ

ワー」で登場です。


新玄さん、ゲストといっても今回で13回目の

出演になります。


大相撲春場所の真っ最中。今場所の主役・琴

奨菊の「琴バウワー」炸裂。今年は「力士ネタ」

で、例年にも増して、お客様の受けがよかった

ように思います。(残念ながら、琴奨菊の綱とり

はお預けとなりました)


おかげさまをもちまして、今回も入場者188名

の大入満員となりました。ご来場いただきまこと

に有り難うございます。


中入りとは、「寄席・相撲などの興行物で、途中

でしばらく休憩すること。また、その休憩時間」。

                   【デジタル大辞泉より

なお、寄席文字では、お客さんがたくさん入って

いただけるよう、「中」に「にんべん」をつけます。


中入り後は、高月亭太陽さん、ネタは、「くもん

もん式学習塾」です。いろんな企業も多角経営

しなければ、生き残れない現代、ヤクザの世界

もついに学習塾経営に乗り出します。


4月から「大学生」となる太陽くん。

マクラは大学生活にむけての「決意表明」。

ちょっと固くないか?

ヤクザネタ。ある意味「時事ネタ」ですね。


もう一人のお茶子は、寿亭さや豆ちゃん。

さや豆嬢のお茶子ぶりもかなり板についてきま

して、お客様の「拍手」をもらう快感を覚えたよう

です。


今日のトリは、潮吹亭くじらさん。演題は十八番

の人情ものの創作落語「一文笛」です。この噺の

主人公は、昔は上方で「チボ」と呼ばれた「スリ」

です。「チボ」の語源は分かりません。 (^_^;)


定例会でこのネタをかけるのは5回目。

常連のお客様にはおなじみの噺のようです。

出来不出来はともかく、私が最も「気持ちが入

る」ネタです。これからも大切に演じます!


切れ者のスリの秀は、通りがかりに見かけた

貧しい子供が、皆にいじめられてるのを不憫に

思い、駄菓子屋の一文笛を盗み、子供の懐へ

そっと入れてやります。これが元で子供の命が

左右される大騒動に発展してしまいます。


トリの一席も大団円を迎え、無事、お開きとなり

お客さんは笑顔でお帰りになります。会場設営

と同様に、スタッフ総出でお見送りします。


最年少スタッフのさや豆ちゃんは落語はしませ

んが、人気者になってます。




終演後の控え室でのミーティングの模様です。

といっても、高座の反省会などは一切やりま

せんので・・・。


打ち上げは、市内の居酒屋に集合です。

個性豊かな「噺の会じゅげむ」のメンバー。

打ち上げも盛り上がって、お酒が進む・・・


このあと、私にちょっとしたアクシデントが!


帰りのJR新快速の車内に「衣装カバン」を忘れ

てしまいました・・・
(中略)結局、姫路駅のお忘

れ物センターに届いてました。その姫路駅から

着払いで送ってもらいまして、昨日無事届きま

した。何にしても、気をつけましょう。

特に、飲んだ帰りは・・・







第265回 噺の会じゅげむ定期公演

 
高槻オーロラシティ 駅前寄席 vol.164
   
と き 平成28年4月24日(日) 午後2時開演

ところ  
高槻西武百貨店(高槻オーロラシティ)6階多目的ホール 


この日の天気は晴れです。


今回の活動報告も、例によって、くじらいだー@

さんのブログの「ミニ活動報告」も引用させてい

ただいています。(以下の
青字の部分です)


今から5年前「東日本大震災」直後に開催を予定

していた「第136回・駅前寄席」は、会場である

西武百貨店側の判断で中止(結果的には6月に

延期)となりました。


今回「第165回・駅前寄席」は「熊本大震災」の

直後となりましたが、予定通り開催です。


着々と会場設営は進みます。


会場設営が完了しました。


引き続き、配布用のプログラムやチラシの準備

に取り掛かります。

  


こちらでは、お茶子の特訓中。


西武百貨店では、ちょうど、物産展の王道と

いわれる北海道物産展が開催されていました。


店内の随所に案内のPOPを置いていただいて

ます。


受付の準備も万端です。


前説は、出番のない寿亭司之助さん。

ご自身も奥様である志熨家かりんさんもご親類

が九州ということで、この震災は他人事でないよ

うです。


で、もう一つ心配が・・・

本日中トリの「三流亭志まね」さん。仕事上の

都合で、10時半の段階で新幹線品川駅に・・・

間に合うのか?

といううちに、開場時間がきました。


開演のお囃子に柝(き)を入れます。


開演です。客席は、ほぼ満員。


トップは、潮吹亭くじらさん。ネタは、「猫」です。

飼っている猫がいきなり人間の言葉をしゃべり

出すという、なんとも摩訶不思議な落語です。

でも、それは・・・


小佐田定雄先生作ではありますが、桂枝雀師

の「SR」がベースになってます。枝雀師の心の

叫びのようなネタですが、今回は、私自身の

思うところも混ぜさせてもらいました。


二番手は、六弦亭ざくろさん。演目は、「不運」で

す。人間は、運と不運で人生が大きく変わってし

まうことがあります。また、運が付きまくる人もあ

れば、その逆の人も・・・。


笑福亭仁智師作で、原題は「ハードラック」。

ざくろさんがあえて日本語に改題しました。

ありえないような「運」に翻弄される、なんとも

スリリングな展開の噺です。


お茶子は「志熨家かりん・寿亭さや豆」母娘コン

ビ。今回もさや豆嬢の「めくり」に拍手が・・・


特訓の成果があったようですね。


三番手は、文々亭小輔さんです。ネタは、「京の

茶漬」。京都の有名な風習として、お客さんが

帰ろうとすると、「ちょっと茶漬でも」と愛想言葉

を言っていたそうです。あくまで、言葉だけなの

ですが・・・。


現在、京都在住の小輔さんが語る「京都人

気質」。もちろん、落語ならではの誇張では

ありますが、茶漬食べたさに足を運ぶ

「大阪人」も落語ならではのえげつなさです。


中トリは、三流亭志まねさん。演目は、「そば

清」です。遅刻するかもと思われましたが・・・。


無事出番には間に合いました。ただしご本人が

楽しみにしていた「北海道物産展」恒例のラーメ

ンは食べられず・・・


上方の「蛇含草」ではむきになって餅を食べる

のに、こちら「そば清」は、淡々と涼しい顔して

大量の蕎麦を・・・ここらが江戸落語ですね。


おかげさまをもちまして、今回も入場者110名

の大入満員となりました。毎度、ご来場いただき

まして有り難うございます。


というところで、中入りです。


今回の楽屋への差し入れです。メンバーから

ちょっとしたお菓子と、お客さんから手作りの

イチゴ大福をいただきました。


中入り後は、南茶亭おすしさん。ネタは、「せん

たく」です。育ての親が、自分が実の親でないこ

とを子供に告げるべきかどうか大いに悩むとい

うストーリー展開です。テレビではよくあるシチュ

エーションですが、現実なら切実な問題です。


桂三風さんの創作。「洗濯」と「選択」がかかって

るので、タイトルがひらがなになってます。途中で

「ここがサゲ」と思える箇所があります。事前に

サゲは聞いていたのに、思わず勘違で「サゲ囃

子」を入れそうになりました。


楽屋で、出囃子のタイミングを計るくじらさん。


大トリは、悠々亭一光さん。演題は、「井戸の茶

碗」です。講談の「細川候茶碗屋敷の由来」を

春風亭柳枝(幕末の落語家)が人情噺に仕立

て直したものだそうです。


正直で欲のない浪人と侍との間で右往左往す

る屑屋さん。後味さわやかな筋立て。一光さん

の人柄とマッチしてます。見事な「トリ」お客様も

大いに納得です。


裏長屋の浪人から安く買い受けた仏像を細川

家の家来に安く売りますが、その仏像の中から

小判が五十両出て来て、そのお金を巡って屑屋

さんが大変な目に遭います。でも、どちらの侍も

頑固ですが、いい人です。


無事お開きとなり、スタッフ全員でお客さんを

お見送りします。この時に声を掛けていただくこ

とも多く、それがまた励みになります。


最年長のざくろさんと最年少のさや豆ちゃんが

仲良くPOPの撤収作業をやってます。


打ち上げは、会場の近所の「串家物語」です。

会場設営が完了しました。


串揚げ食べ放題でビールも進みます。


さや豆ちゃんの好物はウインナーです。揚げる

前のウインナーをばくばく食べてました。


今回、トリを務めた一光さん(中央)は、次回の

定例会(高槻市民寄席)ではトップを務めること

になっています。


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